ハリケーンカマイタチ(Hurricane Kamaitachi)とは、ヨーヨージャムが販売していたヨーヨーの名である。
概要
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https://twitter.com/STURM_PANZER/status/824391504495931392
2003年発売。
名称は当初「カマイタチ」の予定だったが、すでに商標登録されていたため、「ヨーヨージャム・ハリケーン」から名を取って「ハリケーンカマイタチ」としている。
史上唯一の外付け金属リム搭載ルーピングヨーヨー。
外側のキャップ外周部に、アルミリムが組み込んである。
軸周りはBサイズベアリング+Oリング。これにより、無改造で十分戻りのよいセッティングとなっている。
サイドキャップには着脱式のドームキャップが採用されている。
金属リムにより、従来のルーピングヨーヨーとは比べものにならないスリープ力を誇る。
そのため、スリープ系トリックを多用したロングコンボに向く。
その代わり、回転速度が遅い。
2A部門は速度が命なのでこれは致命的だが、ラップやタングラーの練習には適している。
実戦でも、スリープ系を主体とし、1トリックで大量得点を狙うフリースタイルであれば戦える。
江幡究はまさにそのようなスタイルのプレイヤーだったため、本機の愛用者として有名だった。
彼以外では中級者に愛用者が多かったヨーヨーである。
しかし、金属リムの傾きにくいという性質は、ルーピングヨーヨーには邪魔だった。
ループでは、手元で一度ヨーヨーが反転するためである。
そのため、プレイヤーが上達して行くにつれ、「ナイスペレイダー」か「サンセットトラジェクトリー」でいいという結論にならざるを得ず、生産終了となった。
後継機は、ヘヴィグラヴィティになった「ヨーヨージャム・レリック」だが、これもまた別の理由で短命に終わった。
メンテナンス
愛用者だった江幡究より、「ストリングの先端にロウを塗ることで、当たりを柔らかくする」というメンテが提案された。
木製軸ヨーヨーではよく行われているものだが、ボールベアリング機でもある程度有効であることが示された。
独特な構造のためかキャップの組み付けが悪く、ヨーヨー同士ぶつかると外れることがあるので注意。
公式戦では、キャップが外れると5点(切断・分解)という痛い減点を取られる。
関連動画
関連項目
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