かすがのみち | |||
春日野道 Kasuganomichi |
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こうべさんのみや Kobe-Sannomiya | Iwaya いわや |
春日野道駅とは、兵庫県神戸市中央区吾妻通にある阪神本線の駅である。
概要
相対式ホーム2面2線の地下駅。阪神電鉄6両が停車可能となっている(現在は当駅に6両は停車しない)。近鉄6両は停車できない。普通車しか停車しない。
当駅は1905年に阪神本線開通と同時に設置されたが、1933年の地下線化によって一旦廃止され、1934年に現在の位置に開業した。しかし、この時完成したホームは島式ホーム1面2線なのに、幅がたったの2.6mしかなく、とても狭いホームとなった。さらにホームには地下トンネル特有の太いコンクリート柱があり、柱からホームの柱の間は子ども1人が手を広げた程度しか無かった。こうなってしまった理由として、一般的な説としては当初は当駅は地下線に設置予定はなかったが、反対運動によって地下化直前に当駅設置が決定したとされている。しかし、実際は最初から当駅の設置は考えられていたようで、単に建設費削減のためだと思われる。当初は幅3mとして建設されたが(1986年公布の鉄道事業法ではホームの幅は3m以上とされている)、車体拡幅により上下線各0.2mが削られ、2.6mと言う狭いホームとなった。
2.6mと狭い上に通過列車が通ると列車風が強いと言う有様であったため、阪神電鉄では待合室を改札横に設置したり、接近放送は「電車がまいります。ホームへお越しください。」と独特のものに差し替えられていた。また、当駅通過時の速度を75km/hから45km/hに落とし、警笛を鳴らすようにした。この結果、当駅では事故が起きることはなかった。
その後、危険・ダイヤ上のネック回避およびバリアフリー化のために、駅の改良工事が必要となり、最終的には相対式ホームに改良されることになった。工事は営業運転を行った状態で、コンクリート壁を開削して拡幅し、線路の位置はそのままに新ホームを設置するものであった。そして、2004年9月25日に5両対応の新ホームが完成し、幅2.6mしかなかった旧ホームは廃止された。
ちなみにこの時点で5両しか完成していないが、これは大阪側1両分がアーチ構造となっており、撤去するには改札口を移設しなければならなくなったためである(2005年8月7日完成)。
なお、新ホームに切り替えられた現在は春日野道駅(阪急)のほうがホームが狭くなっている。
隣の駅
隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
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岩屋駅 | 春日野道駅 | 神戸三宮駅 |
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関連項目
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