概要
Unicodeは「U+1F637」。Unicodeの公式名称は「face with medical mask」[1]で、これは「医療用のマスクを付けた顔」という意味である。。
2014年に、それまで存在していた携帯キャリア各社の絵文字に追加するものとして新たに提供が開始された「docomo/au共通絵文字」内に含まれていたのが最初の登場か[2]。
パソコンやスマートフォンのOS、あるいはウェブサイトやアプリなど、表示されるプラットフォームによってその形は様々である。
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https://twitter.com/Emojipedia/status/1237704288446676992
マスクを付け、病気で苦しそうにしている顔が多い……かと思いきや、意外と「特に辛そうでも楽しそうでもない中間的な表情」のものや、あるいは「にっこりと笑っている表情」のものもある。
なお、上記の引用ツイートは2020年3月のものだが、ここに表示されている絵文字のうちいくつかは、2021年現在では既に別の新しい表示になっているものもある(後述)。
COVID-19の影響
2019年末に中華人民共和国で発見され、2020年中に全世界的なパンデミック(通称「コロナ禍」)を起こしたウイルス感染症「COVID-19」(新型コロナウイルス感染症)に対するマスクの使用が広まったためか、以後はこの絵文字が使用される機会も格段に増えている。
そのためか、この絵文字自体について調べたくなる人も増えたようだ。絵文字に関するサイト「Emojipedia」が公開した同サイトへのアクセスを解析したデータによれば、2020年にこの絵文字へのアクセスが増加していた。ちなみに、同様にアクセスが増加している「🦠」は「microbe」(微生物)の絵文字。
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また、このコロナ禍のために「マスクを着用する状況」が変化したことに伴ってか、Apple社はiOS 14.2からこの絵文字の表示を変更した。以前のバージョンでは目を細めており少し辛そうに見えなくもないが、新しいバージョンではにっこりと笑っており、すこし頬も赤らんでいる。
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以前のバージョンのものは「病気にかかっていて調子が悪い人が付けるもの。ネガティブなもの」という含意のあるものととれなくもなかった。しかし新しいものは逆に、「誰でも予防衛生のために日常的に付けるもの。ポジティブなもの」という含意を持たせているようだ。
関連項目
脚注
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