KICK THE CAN CREWとは、日本のラップ音楽グループである。通称はキック。
概要
1997年頃に結成。
もともと個別に活動していたKREVA、MCU、LITTLEの3人が、コンピレーションアルバムに向けて「カンケリ」という曲を共作したのがきっかけで意気投合。「カンケリ」という曲を作った「仲間たち」という意味でこのグループ名になった。
ライヴステージではDJ SHOHOがサポートとして加わり、曲中で自分たちを大中小MC+でっかいDJと称したこともあるが、遅刻が多いために正式なメンバーにはカウントされないらしい。
2001年5月にシングル「スーパーオリジナル」でメジャーデビュー。その年の11月に、クリスマスソングの定番となった山下達郎の「クリスマス・イブ」をサンプリングした「クリスマス・イブRap」をリリースして話題を集める。
続く2002年1月のシングル「マルシェ」が、ナインティナインの岡村隆史主演映画「無問題2」の主題歌としてヒット。この曲で年末のNHK紅白歌合戦に出場し、以後紅白では定期的にラップ枠が置かれることとなる。
2003年8月からは5ヶ月連続でのシングル発売、ヒップホップの世界的な賞「The Sourse Awards」へのノミネートなど精力的に活躍するが、2004年3月にグループとしての活動休止を表明。
現在は各人ともソロで活動しながら、ライヴフェスなどでごくたまに集まる程度である。
一方で、2011年からMCUとLITTLEが「UL」なるユニットで活動を開始、2014年3月に、KREVAをプロデューサーに迎えたアルバムCDをリリース予定と発表された。もうキックを復活させちまえよと思ったかつてのファンも少なくないだろう。
特にアルバム曲では自己紹介ネタを多用することが多いのも特徴。各人の休日の様子、引越の体験などを基にして作られた曲もある。
完全復活
2017年6月18日、KREVAのソロツアー「TOTAL 908」のファイナル公演のアンコールで、MCU、LITTLEがステージに登場。実に14年ぶりとなるKICK THE CAN CREWとしてのニューアルバム発売、そして武道館ライブと全国ツアーの開催を発表し、遂に完全復活を果たした。
同日、新曲「千%」のMVがYouTubeにて公開されると、わずか約5日で100万再生を突破。大勢のファンが彼らの新作を待ち望んでいたことがうかがえる。
また始まる 3人の挑戦が!
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