SCP-807とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
概要
SCP-807は、白い文字で『Last Chance Diner』と端に書かれた、直径20cmのサーモンピンクの陶器のディナープレートである。Dの部分が小さくかけており、メーカーの刻印はない。財団はこの『Last Chance Diner』をレストランであると推定し探したものの見つかることはなかった。『Last Chance』とは『最後の賭け』を意味する単語であることからして大分危険そうな代物と推定されよう。
実際その通りで、SCP-807に乗せられたどんな食品も、それがとっていた元の形より、脂質、塩分、コレステロールを高めたものに変化させ、並外れたレベルで味と香りも増強される。これにより、見た者に食べたいという欲求を抱かせる。しかし食べたが最後、この食品を摂取した人は悉く主要動脈への突然の脂質の蓄積によって食事終了から5分以内に心停止を経験する。一応、即時のバイパス手術を受ければ死なずに済むらしいが……。
材料もよりこってりしたものになってしまう。キューカンバーサンドイッチを乗せれば胡瓜は消失し、代わりに目玉焼きサンドイッチになるし、野菜パティ、ケチャップ、マスタード、スライスピクルスを添えた全麦のパンは、クリスピー・クリーム・ドーナツに牛肉パティを3つ挟んでその他の材料そのままにルーサーバーガーになってしまった。じゃあ件のルーサーバーガーを最初から用意して乗せたらどうなるのか、財団は実験を行ったが、結果は [データ削除済] 。犠牲者が多かったらしく、SCP-807に最初から高脂肪の食品を乗せることは以後中止された。これがドカ食い気絶部ちゃんですか。
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