SPIRAL LIFEとは、車谷浩司と石田小吉(現:石田ショーキチ)によるユニットである。
概要
バンドブーム期に活躍したバンド「BAKU」のギター・ボーカルの車谷がバンドの解散後、以前から交流のあった石田と結成し、1993年にポリスターよりデビュー。
二人で作った曲の初出はBAKU解散間際にメンバー各々が作詞作曲ボーカルを担当した「BAKU」というシングル3枚組のコンピレーションにて車谷と石田が「Freaks of go go」名義で制作した「Love Frower」と「Brind」の2曲で、この頃からSpiral Lifeのサウンドを思わせる曲になっていた。
特徴としては、車谷の透き通るような歌声に、当時流行していた渋谷系やオルタナティブロックの要素、60~70年代のロックンロールのフレーズや石田の得意とするエレクトロサウンドを盛り込んだ独自の世界観を持った音作りを主体に活躍していた。
シングル7枚、アルバム3枚、コンピレーション盤2枚をリリースし、ブレイク寸前と言われていたが1996年に活動を休止。その後、車谷はバンドサウンドに主体を置いたソロプロジェクト「AIR」、石田はエレクトロユニットの「Scudelia Electro」を結成し活動していく。
彼らの曲は90年代中期に演劇集団キャラメルボックスで劇中歌やエンディングテーマで利用されていた。
キャラメルボックスのプロデューサーである加藤昌史氏がラジオで偶然聴いた曲(「RASPBERRY BELLE」らしい)に衝撃を受け、すぐにラジオ局に曲名とアーティスト名を確認し、彼らの曲を使う事を決めたとの事。
目指す音楽性の違いもあり、活動再開の可能性は低いものの、お互いに親交は続いているようで、石田が笑っていいともに出演する際、車谷から大きな花が送られたり、雑誌で対談していたりする。
2013年には1stアルバム「Further Along」の発売20周年記念のリミックス版を石田監修の元で製作。
当時のテープから音源のデータをデジタル処理するために取り出した際、車谷のギターソロのデータが消えていた為、車谷に相談したところ「僕は過去に拘らない人間だし、石田君なら素晴らしい作品になると思うから好きに作りたまえ。」と言われたそうで、欠損した車谷のギター部分を石田が改めて弾く事となった。
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