マリンジャンボとは全日本空輸(全日空、以下ANA)が運航した旅客機の愛称である。
ANAの乗客数累計5億人突破を記念して1992年12月から2ヶ月に渡り全国からイラストを募集し、その中から選ばれたイラストを当時新規に受領した機体(ボーイング747−400D)にペイントし運航された。海の生き物をあしらっていた事から「マリンジャンボ」の名称が決定、使用される事となった。
1993年9月12日の羽田〜札幌を皮切りに1年半の期間限定ながら各地を1ヶ月サイクルで運航する形を取り、時刻表にもマリンジャンボと分かるように工夫が施された。
しかしながら、使用されていた機体では離着陸可能な空港が限定される事からANAは急遽利用者の要望に答える形でボーイング767を1機マリンジャンボに準じた塗装とし、「マリンジャンボJr.」として親機「マリンジャンボ」が離着陸出来ないローカル空港へ訪問して行った。
当初は1995年1月末に通常の塗装へ変更される予定であったが、阪神・淡路大震災による山陽新幹線の一部不通などの影響からフル稼働を余儀なくされた為、空飛ぶクジラの親子は5月末までこの塗装であった。但し、当初の運航予定が完了していた事や、震災直後という事もあり2月以降は時刻表における注記は消滅していた。
海をイメージした機体という事もあり、座席の色やカバーもマリンブルーで統一された。また、ドリンクサービスに使用されるカップも対象機限定のクジラのイラスト入りであった他、搭乗記念に機体写真入り絵はがきを配布するなどのサービスも合わせて展開した。その他、客室乗務員も機内サービスの際「マリンジャンボ」のデザインをあしらった特製のエプロンを着用するなど、徹底されていた。
この「マリンジャンボ」が後にANAが運航する「スヌーピー号」や「ポケモンジェット」にも影響している。
なお、同時期に日本航空(JAL)はディズニーのキャラクターをあしらった「JAL ドリームエクスプレス」を就航させていた。
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最終更新:2024/05/03(金) 08:00
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