石橋良太とは (イシバシリョウタとは) [単語記事]

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石橋良太（いしばしりょうた、1991年 6月6日-）とは、大阪府出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
石橋良太
基本情報
国籍	日本
出身地	大阪府堺市
生年月日	1991年 6月6日
身長体重	175 cm 77kg
選手情報
投球･打撃	右投左打
守備位置	投手
プロ入り	2015年ドラフト5位
引退	2023年
経歴
明徳義塾高等学校拓殖大学 Honda 東北楽天ゴールデンイーグルス(2016年-2023年)
プロ野球選手テンプレート

小学1年から野球を始め、長曽根ストロングスで投手として5・6年時に全国2連覇。中学でも浜寺ボーイズで遊撃手兼投手として2・3年時に全国大会に出場した。

高知の明徳義塾高校に進み、1年秋から二塁手のレギュラーとなって2年春のセンバツに出場。本人は野手志望だったが監督の意向で2年夏からは投手に転向し、3年春の四国大会で優勝。3年夏は公文克彦・木下拓哉バッテリーを擁した高知高校に決勝で敗れ甲子園出場はならなかった。

拓殖大学に進学後も野手志望だったが、打撃で結果が出ず1年秋から投手に専念。先発とリリーフを兼任して大学通算16勝を挙げ、最速149km/hの本格派右腕としてプロからも注目されたが、プロ志望届を出さず社会人のHondaに進む。

Hondaでは1年目から主力投手として活躍し、1年目には九州大会MVPを獲得している。

2015年ドラフト5位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した。背番号は28。ドラフト後に行われた社会人日本選手権ではエースとしてチームを準優勝に導き、敢闘賞を受賞した。

楽天時代

2016年は開幕一軍入りし、開幕2戦目の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初登板。しかし翌日の試合で打たれて二軍落ちし、その後はたまに一軍昇格してはすぐ落とされるのを繰り返して、6試合の登板で防御率13.50という成績に終わった。二軍ではリリーフとして防御率2点台の数字を残す。

2017年は二軍でも防御率6点台と結果を出せず、一軍登板なし。オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約した。背番号028。

2018年は二軍で再び防御率2点台と結果を出して、7月27日に支配下登録への復帰を果たした。背番号94。しかし一軍昇格の機会はないままシーズンを終える。本人はクビを覚悟していたというが残留となった。

2019年はオープン戦で結果を残してリリーフとして開幕一軍入り。千葉ロッテマリーンズとの開幕戦ではブランドン・レアードに逆転3ランを浴びて敗戦投手になったが、3戦目は3回途中で降板した先発の藤平尚真の後を受けて5回まで投げプロ初勝利を挙げた。4月中はロングリリーフを務め、5月5日の埼玉西武ライオンズ戦から先発に転向しローテーション入り。4試合目の先発となった5月26日のオリックス・バファローズ戦で先発初勝利を挙げると、そのまま閉幕まで先発ローテを守った。規定投球回数には届かなかったが、8勝7敗、防御率3.82の好成績を挙げた。オフに背番号を60に変更。

2020年は開幕から先発ローテーション入りしたが、与四球率が前年の2.47から3.98に悪化するなど四球でランナーを溜めることが多く、炎上続きで7月末に二軍落ち。9月にローテーションに復帰し、抹消前よりは安定したが、3回まで完全に抑えていた試合が降雨ノーゲームになるなどの不運もあって勝ち星は挙げられず、13試合で1勝6敗、防御率6.11に終わった。

2021年は3月末に右ふくらはぎの肉離れで離脱したため、開幕を二軍で迎えた。8月29日のロッテ戦では6回無失点と好投したが勝利投手になれなかった。3試合の登板で1敗だった。

2022年は開幕を二軍で迎えたが、4月5日に特例2022で一軍に昇格。4月9日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初ホールドを記録した。26試合に登板し、2勝3ホールドだった。

2023年は2試合の登板で防御率18.90に終わり、戦力外通告を受けて現役を引退した。

プレースタイル

直球の最速は151km/h。変化球は打者の内角に投げ込むカットボールとシュートを軸に、スライダー、フォーク、カーブを投げる。

高校時代は内野手としてドラフト候補に挙げられたこともあるため、投手としては走塁が上手い。2019年の交流戦・阪神タイガース戦では二塁から好走塁でホームに帰り、平石洋介監督を驚かせた。

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2016年	楽天	6	0	0	0	0	.---	5.1	4	4	8	8	13.50
2019年		28	19	8	7	0	.533	127.1	35	71	60	54	3.82
2020年		13	13	1	6	0	.143	63.1	28	46	43	43	6.11
2021年		3	3	0	1	0	.000	13.0	6	4	5	5	3.46
2022年		26	0	2	0	3	1.000	32.1	12	18	22	22	6.12
2023年		2	0	0	0	0	.---	3.1	1	2	7	7	18.90
NPB：6年		78	35	11	14	3	.440	244.2	86	145	145	139	5.11