SCP-056-JP
殺人温水便座
SCP-056-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
SCP-056-JP | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Safe |
収容場所 | エリア-8142 |
著者 | mary0228 |
作成日 | 2014年7月25日 |
タグ | 外部エントロピー 家電 強制力 |
リンク | SCP-056-JP |
SCPテンプレート |
SCP-056-JPは東京都の廃棄物処理場に設置されていた天井の無い簡易トイレ内部に存在する温水洗浄便座。メーカー不明、設置者不明、設置時期不明、電源も水道管も接続されていないのにどうして動作するかも不明、となにもかもが不明だがとりあえず正常に動作する。
普通の陶器製の便座にも関わらず、汚染、破壊に対して耐性を持ち、泥や染色スプレーはすぐに剥離し、2000t以上の圧力をかけても変形しない。近くを通りかかった人は、その人の健康状態に関係なく副交感神経が刺激されてトイレにいきたくなり、結果SCP-056-JPを利用したくなってしまう。この効果はこのSCP-056-JPから離れることで回避できるが、SCP-056-JPの効果を知っている必要があるため初見殺しとしては非常に有用な特性といえよう。
そしてコトが済むと、人々は気付く。「紙がない」と。そこで操作パネルの洗浄ボタンを押下すると、水の勢いで、弱なら上空にふっ飛ばされ、強なら破砕されてしまう。噴出される水量と噴出時間には一貫性は存在せず、水量弱の場合は便座上の物体を上空に飛ばす水量、水量強の場合は便座上の物体を破壊する水量を出すような性質を持つようだ。なので上に1tの一般車両を乗せた場合も15tの大型車両を乗せた場合もほぼ変わらない高度まで飛ばしている。また、逆さまにして下に金属塊を設置した場合は当然自分が飛ばされている。噴出口を避けて便座型の錘を用意すればウォーターカッターとしても使用可能。
なお操作パネルには洗浄以外にも他のボタンが存在するが、音楽機能では激しいハードコアやスラッシュメタルが流れ、脱臭機能では便器内が1857℃に加熱、擬音機能では46パターンの笑い声が聞こえてくる。温風機能では風速約20mの温風が便器内から30秒間吹き付けてくる。何一つまともでないように見えるが、排泄機能のみ、正常に排水音とともに便器内の物質が吸い込まれて消失する。なんでこれだけまともなんだ。
このオブジェクトはある日、墜落死事故事件の調査中に警察に発見された。無論このオブジェクトが原因なのだが、そうとは知らない警察官はSCP-056-JPの効果により腹痛を催してSCP-056-JPを使用。警察官は上空に射出され、直腸部の破裂と頚椎損傷により即死した。
財団はこの殺人温水便座の有効活用を目論んで実験を繰り返したが、ある日そのエリアの周辺で地下水の大量揚水が原因と見られる地盤沈下を観測する。このエリア周辺に揚水施設はなかったため、SCP-056-JPの放出した水の成分を調査したところ、地下水の成分と一致した。この報告後、財団はSCP-056-JPの実験を全て凍結した。
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最終更新:2024/05/26(日) 23:00
最終更新:2024/05/26(日) 23:00
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