漢字として
- 意味
- 机、肘掛け、神への供え物の台、神の依代という意味がある。
- 字形
- 両側に足のある台の象形で、机の初文。〔説文解字〕には、「踞几なり。象形」とあり、ひじかけとしている。また〔説文〕は、〔周礼〕の「五几は、玉几、雕几、彤几、䰍几、素几なり」を引用している。
- 音訓
- 音読みはキ、訓読みは、つくえ、ひじかけ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第2水準。
- 部首
- 几は部首几部を作る。几に従う字の他に、𠘨(風の外側)など形として几を含む字が属する。机の意味では主に脚に使われ、きにょうなどと呼ばれる。冠にあるのは、かぜんかんむりと呼ばれる。
- 声符
- 几を声符とする漢字に、㞦、䢳、机、肌、飢などがある。
- 異体字
- 幾の簡体字でもある。
- 互換文字
- ⼏はUnicodeにおいて几と互換とされる字で、部首としての几を表す。
- 語彙
- 几案・几几・几席・几帳・几帳面
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