残り湯くださいとは、お願いである。
概要
そりゃねぇ、だれだってほしいっすよ。
用途はいくつかに分類される。
その他に、瓶詰めして手元においておいたり(鑑賞派)、目隠しして繊細な香り(アロマ)を嗅ぎ分けたり(ブラインドティスティング派)する通人もいる。
香りについては、新鮮で華やかな芳香(時に”まだぬくもりが残る”と形容される)を楽しむ場合と、熟成を重ねた芳醇でふくよかな香りを楽しむ場合がある。前者の場合は「シングル・カスク」(単一の入浴者・風呂桶からの採取)、後者については「ヴァッテッド」(単一の風呂桶、複数の入浴者)あるいは「ブレンデッド」(複数の風呂桶からの採取)が好まれる傾向がある。
経験をつんだブレンダーが複数の残り湯をブレンドすることで、新たに複雑なアロマと味わいが立ち上がってくることがある(マリアージュ)が、逆に相性のよくない組み合わせでブレンドしてしまうと互いの持ち味を殺してしまったり、雑味が出てしまうことがある。
また、いい加減なブレンド品では、出所不明の粗悪な残り湯を用いていることがあり、時には他の愛好者が楽しんだあとのものが混入していることすらある。こうした粗悪品をそれと知らないまま上記2、3を実行してしまった場合、回復不能なダメージを被ることも多い。
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関連項目
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