淫とは、付けるだけいやらしい雰囲気が出せる字である。
漢字として
- 意味
- 乱す、いやらしい、みだら、浸す、溢れる、はびこる、長雨、沈む、程度が甚だしい、耽る、貪る、よこしま、という意味がある。〔説文解字・巻十一〕に「侵淫して理に隨ふなり」とあり、地面に水が浸透していくこととある。また「一に曰く久雨を淫と爲す」とある。
- 性的な意味では婬と通用する。
- 字形
- 形声で声符は㸒。㸒は過度、節度を越えるという意味がある。
- 音訓
- 音読みは、イン(漢音、呉音)、訓読みは、ひたす、みだら、はびこる、ふける、ほしいまま。
- 規格・区分
- 常用漢字である。2010年に常用漢字に採用された。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 淫を声符とする漢字には、霪などがある。
- 語彙
- 淫液・淫具・淫語・淫行・淫祠・淫獣・淫汁・淫水・淫蕩・淫靡・淫夢・淫乱・淫猥
異体字
- 1
- 0pt
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