湿とは、湿り気という意味の漢字である。
漢字として
濕
- Unicode
- U+6FD5
- JIS X 0213
- 1-63-28
- 部首
- 氵部
- 画数
- 17画
- 意味
- 旧字体は濕。
- 溼と濕は〔説文解字〕に分かれて載っているが、古くから混用された。濕の〔説文解字〕の本字は𤂽で、〔説文・巻十一〕に「水なり。東郡東武陽を出でて海に入る。水に从ひ㬎聲。桑欽云はく平原高唐を出づ」と、川の名とある。また溼は〔説文・巻十一〕に「幽溼なり」とある。
- 字形
- 溼は水+絲の会意。甲骨文などでは水+絲の形で、止が加えられている形もある。生糸を水で洗う、もしくは染料に染める意味とされる。止は踏み洗いするということかもしれない。のちに土が加えられて𤃁の形となった。湿地という意味である。溼はそれが変じた字。〔説文〕に「水に从ふ。一、覆ふ所以なり。覆ひて土あり。故えに溼なり。㬎の省聲」とあって土を覆うので湿気の意があるとするが、甲骨文の形から正しくない。
- 濕は、溼が変じたとする説、㬎を声符とする形声説などがある。漯は㬎が累に訛したもので、曹魏のころには混用の例がある。
- 音訓
- 音読みは1.の場合、シュウ(漢音、呉音)、シツ(慣用音)、2.の場合、トウ(漢音)。訓読みは、しめる、しめす、うるおう。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 湿気・湿潤・湿疹・湿度
異体字
- 濕は、旧字体で人名用漢字である。常用漢字表に参考字体として載っており、2004年に人名用漢字に格上げされた。JIS X 0213第二水準。
- 𤂽は、濕の〔説文〕の本字。
- 𣺯は、〔正字通〕に「濕、俗に𣺯に作る」とある異体字。
- 𦒣は、〔字彙補〕に「古文の濕字。廣川書跋に見ゆ」とある異体字。
- 溼は、本字の一つ。
- 𤃁は、〔正字通〕に溼と同じとある異体字。
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