JX-3Pとはローランド社謹製の、今で言う所のヴィンテージ・シンセサイザーの一つである。
概要
1983年発売。最大同時発音数は6。プリセット音色は32種類。
PG200という別売りの専用コントローラーを使用する事によって、シンセサイジングの幅が劇的に向上すると共に、直感的な音色作成が可能となる。
大きく分類するならば、FM音源方式であり、クロスモジュレーションによって豊富な高調波を含んだ波形を生成する事が可能である。また、オシレーターシンクも可能である。
本体にコーラスエフェクトのON/OFFスイッチがあり、ややもすると常時コーラスエフェクトONで運用する事が前提であるかの様にも受け取れる。尚、このコーラスエフェクトはステレオである。
当時の価格は¥178,000円。然し同時期に出たヤマハ社のDX7の驚異的なサウンドの人気の影に隠れて仕舞う形となり、事実上殆ど注目されず、結果、脚光を浴びる事はなかった。
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