赤単語

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赤とは、色名の一つ、また赤い色の総称である。

概要

赤はJIS規格における基本色名の一つで波長700nmで規定される色。光の三原色(RGB)の一つでもある。厳密にはredとは異なる。一般的には橙色に近いものから紫色に近いものまで幅広く「赤」と称される。「朱」「紅」とも。「朱」と書いた場合はやや黄色を帯びた赤色を指す。

補色は青緑、中差色相は黄色・青紫。

人を高揚させる効果を持ち、血液や炎の色でもある赤色は、文化の中でも赤色は重要な色の一つとして常に扱われてきた。精神的には感情が熱く高ぶっている様子を指す。警戒色でもあるため人に注意を促す必要のあるものには赤色が用いられることが多い。

目立つ色であるため服装や装飾などにも映え、ワンポイントやラインを入れた程度でも目を引きやすい。

緑色→黄色→オレンジ→赤色というように、状態悪化や危険レベルが変化して表示されるものや、警報と共に警告灯や色彩表示そのものが赤色になる場合もある。

赤字など、損失を示す比喩として使われる場合もあるが特記事項・強調として特別に着色する場合もあるなど書類や表示対象によって差異がある。

味方を青色・緑色、敵側／脅威を赤色で示すといった演出もゲームあるあるだが、実際にも軍事演習などで仮想敵役を示す目印に装着する場合もある。

スーパー戦隊シリーズなどでは熱血系キャラクターといったら赤色である。また炎を武器にするキャラクターは赤いことが多い。厳密には炎色反応によっても炎も色が変わる点に留意。

赤色は時間の流れがゆっくりと感じる効果もある。（ほか、橙・黄と暖色系が続く）

血液表現としてダイイングメッセージとして書き残されたり、飛び散ったり一面赤色の血の海など恐ろしい、惨状・惨劇・暴力的といった印象を観客に与える演出としても定番。

余談だが赤外線は肉眼では見えない。（デジタルカメラや暗視装置越しには見える）

暗所においては目への刺激が最も少なく、赤色の照明や懐中電灯などは夜間の暗闇に慣れた目（暗順応^[1]）を妨害しないため、灯火管制下の軍事作戦（夜戦）やその前準備として用いる場合もある。

船舶・航空機など、正面から見て左側が緑色／右側が赤色の航行灯^[2]となっており、夜間に遠方からでも対象の進行方向を速やかに把握しやすくなっている。…ちなみに後方は白色。

赤

意味: 赤色、赤い、赤いもの、赤らめる、血を流す、滅ぼす、裸、ありのまま、真実の、という意味がある。〔説文解字〕に「南方の色なり」と、五行説に従った説明がある。
字形: 大＋火の会意。解釈については諸説ある。〔段注〕は火行は南方で、したがって赤は南方の色であり、大を加えて火が大いに明るいことを表すとする。白川静は大は人で、これに火を加えて修祓する儀礼のことを表すとする。
音訓: 音読みはセキ、シャク、訓読みは、あか、あかい、あからめる、あきらか。名のりに、か・はに・わに、がある。
規格・区分: 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
部首: 赤は部首赤部を作る。赤に関連する字が属する。
声符: 青を声符とする漢字に、郝、捇、赦、などがある。
語彙: 赤衣・赤外線・赤褐色・赤軍・赤県神州・赤子・赤児・赤日・赤十字・赤縄・赤色・赤心・赤土・赤銅・赤道・赤熱・赤飯・赤貧・赤奮若・赤面・赤痢・赤裸々