SCP-1422-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『ぜったいに ころばない by dado』。
概要
| SCP-1422-JP | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Euclid |
| 収容場所 | サイト-8124 |
| 著者 | Musibu-wakaru |
| 作成日 | 2022年05月07日 |
| タグ | dado わかばコンテスト 人工 科学 医療 |
| リンク | SCP-1422-JP
|
| SCPテンプレート | |
SCP-1422-JPは“dado”なる人物が販売している乳白色のクリーム。このdadoは超常薬理学者で、さまざまな異常効果を示す薬品を販売することで知られている。今回は『"ぜったいに ころばない by dado”』という薬で、塗ると転びそうになっても塗布した面が地面に吸い付くように吸着し、絶対に転倒しない(何かを履いている場合は、その履物が吸着する)。この効果は塗布した人物がしっかり直立するまで続く。もともと、前段階として『ころんでもいたくないおくすり』をdadoは販売していたが、そのときはダメージをすべて軽減する代わりに韓国のアイドルグループBTSの『dynamite』が爆音で流れるもので、不評だったらしい。そりゃそうじゃ。
……とまあ、一見有用そうに見えるがいろいろ難儀な部分もある。まず、効果は半永久的。このため、『転ぶ』仕事をその人物が行っている場合(俳優やフィギュアスケーター)なんかは塗布すると仕事にならなくなる。また、これはdadoも警告しているが手に塗ってはいけない。ブリッジの体勢で背骨を折る羽目になる。だがまあ、それでも大概の人にとっては不都合はないと思われたのだが――。
事故
これを財団が発見したのは、とある事故において財団職員が防犯カメラ映像を不審に思ったからであった。ヨセフ・ローガン氏はdadoからこの薬を購入し、息子のジョー・ローガン氏の足にこれを塗布。自転車の転倒に怯えるジョー氏を安心させようとしたのだ。
しかし、あくまで『転倒しないように地面に吸着』するのは、当のジョー氏本人である。自転車はバランスを崩し横転。ジョー氏は自転車の下敷きになり、髪がタイヤに巻き込まれてしまう。ジョー氏は起き上がろうともがくが、今のジョー氏が吸着する『地面』とはペダルのこと。結果、ジョー氏は自転車を漕ぐことになり、タイヤはジョー氏の髪を巻き込んでいるため、最終的にジョー氏の首が折れジョー氏は亡くなってしまう。あとには悲鳴を上げるヨセフ氏と、ペダルを漕ぐのをやめたジョー氏の遺体だけが残されたのだった。
dadoはこの事故を何らかの方法で知ったらしく、ヨセフ氏の口座に返金を行っている。……金は返ってきても命はかえってこないのだが。
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関連リンク
関連項目
- SCP Foundation
- 転ばぬ先の杖
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