乳(ちち、にゅう)とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- おっぱい、乳汁、乳を飲ます、子を産む、育てる、養う。
- 〔説文解字・巻十二〕には「人及び鳥は子生むを乳と曰ひ、獸は産と曰ふ」とあり、人と鳥について子供を産むことを表すとしている。
- 字形
- 爪+孔の会意。孔は乳児。甲骨文の形は、母が子に授乳している象形字で、現在の字形はそこから変化したもの。
- ちなみに、おっぱいの象形は𦣝。
- 〔説文〕には「孚に從ひ乚に從ふ。乚は玄鳥なり」と、孚+乚の会意とある。乚(𠃉)はツバメ。解釈として〔礼記・明堂月令〕を引いて「玄鳥至るの日、高禖に祠りて以って子を請ふ」と、ツバメが来る頃に子を授かるように祈った風俗を紹介し、「故えに乳は乚に從ふ」としている。
- 音訓
- 音読みはジュ(漢音)、ニュウ(呉音)、訓読みは、ちち、ち、やしなう。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 乳を声符とする漢字には、㳶などがある。
- 語彙
- 乳暈・乳液・乳化・乳牛・乳首・乳香・乳歯・乳児・乳首・乳清・乳濁・乳頭・乳白色・乳母・乳房・乳養・乳輪
異体字
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乳の一覧
サイズ
器官
状態
特定用語
関連項目
脚注
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