アナクシマンドロス(紀元前610年頃~紀元前546年)とは、古代ギリシアの自然哲学者・天文学者である。
ミレトスに住み、タレスやアナクシメネスとともにミレトス学派を構成した。
彼の著作のほとんどは現存しないが、わずかに残ったものから彼の思想を窺うことができる。
「哲学者の祖」タレスに続いて、「万物の根源(アルケー)」について思考した。
彼は、アルケーとは「アペイロン(無限なるもの)」だと考えた。アペイロンとはギリシア語で「限定されないもの」という意味で、不生不滅の存在であり、一切のものがアペイロンから生じ、アペイロンに帰るのだという。新プラトン主義の「流出説」に近い考え方である。
アナクシマンドロスは天文学にも精通し、
などの業績が残されている。
ただ、彼が発明したとされる天球儀は現存せず、現存する最古の天球儀は、紀元前255年頃にエラストテネスが発明したものである。
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最終更新:2024/12/03(火) 05:00
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