エディタ・ノイマン(Edytha Neumann)とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
※記述が複数あるものは
「1942年末(『ケイズ・リポート』) / 1945年(『ストライクウィッチーズO.V.A.』)」
の順に並んでいる。
モデルはドイツ第三帝国空軍のエース・パイロット、エドゥアルト・ノイマン。スペイン内戦などでの戦闘参加後、第27戦闘航空団の指揮官としてアフリカの空を守った。とりわけ部下であったハンス・ヨアヒム・マルセイユに自由な戦闘を許し、この不良エースの稀有な才能を引き出したことで知られる。
撃墜数は13。地上指揮が多かったこともあり戦死を免れ、2004年没。戦後はエジプトで戦死したマルセイユの墓碑の建立に尽力したという。
濃いオレンジ色の長い髪に眼鏡を掛け、理知的で大人びた雰囲気を持つウィッチ。スカートベルトのように見える部分はマルセイユ同様シャツの裾とのこと。
JG27の司令として、ウィッチが少ない割りに強大なネウロイの多いアフリカの空を守る指揮官。麾下の部隊が大きくなるほど高い統率能力を発揮するという大部隊の指揮に向いた能力を持ち、厄介者の多いアフリカ方面のウィッチたちの士気の維持にも手腕を振るった。本来地上からの指揮を得意とするが、アフリカの戦力の少なさゆえ時には最前線に身をおいて毅然として指揮を執る。
良きカールスラント軍人らしく論理的で真面目、やや融通の効かないところもあるが、(あまり笑えない)冗談を言うような所も持ちあわせており、ネウロイの想定外の動きに「シャイセ!」と罵倒を漏らす姿も見せている。
生まれはオストマルク東部のブゴビナだが、幼少期に両親を喪ったため、弟とともに祖父を頼ってカールスラントに移る。もともとグライダークラブで空を飛んでいたが、魔法力の発現でウィッチとなり第132戦闘航空団第II航空隊へ配属、ヒスパニア戦役で初陣を飾った。その後中尉に昇進し、JG26で中隊長、次いでJG27へ異動し副官を務める。
カールスラント撤退戦中にJG27第I飛行隊の飛行隊長職を引き継ぎ、オストマルクからアルプスへ撤退。当時の階級は大尉。さらに1939年、部隊ごと北アフリカのキュレナイカに移動するとともに、少佐昇進・JG27司令へ昇格して東地中海一帯の航空指揮を任されるようになった。この間、大尉・飛行隊長時代にはハンナ・ユスティーナ・マルセイユを部下とし、後に「アフリカの星」と呼ばれることになる稀代のエース・ウィッチへと育て上げている。
少佐昇進後の1942年当時にはマトルー基地で戦闘を指揮。アラメインへのネウロイの攻勢時には統合戦闘飛行隊「アフリカ」と共同し、これを撃退。この時「アフリカ」司令である加東圭子の知己を得る。その後はマルタ島がネウロイの封鎖により孤立したことを受けてブリタニア・扶桑・リベリオン三カ国の海軍が共同で行ったマルタへの強行補給部隊を護衛し、マルタ島を救うことに成功。さらにマルタ島の防衛に奮戦した。アフリカ戦線に戻ってからは想定外のネウロイの大攻勢を「アフリカ」らとともに迎撃した。
その後、大佐に昇進し、カールスラント空軍における北アフリカウィッチ隊総司令となる。1945年には、カールスラントアフリカ軍団を率いるエルンスト・ロンメル将軍の指揮下で、デロス島を占領したネウロイの攻略を指揮している。
アドルフィーネ・ガランド、ヴェーラ・メルダースといったカールスラント空軍の幹部級ウィッチとはヒスパニア以来の交友があり、ガランドにはウィッチ総監部附きの参謀にと要請されたこともある。ただしこれはガランドが地上仕事を押し付けて戦闘に出たかっただけというのがエディタ本人の談。
かつてエディタがJG27で一流のウィッチに育てたハンナ・ユスティーナ・マルセイユからは恩人として尊敬されており、いかな自由奔放なマルセイユもエディタの前では常時緊張、直立不動の体勢を取るほど。謹厳なカールスラントウィッチであるエディタ自身は自由奔放で素行不良、命令違反上等なマルセイユを個人として気に入りはしなかったものの、一流のウィッチに育てると約束して部隊に受け入れている。
ちなみにマルセイユを育てた結果、アフリカ戦線にはマルセイユ同様の一匹狼タイプが集中して送られるようになったらしく、エディタの方もそれぞれに戦域ひとつをすべて任せることで戦果を競わせている。一匹狼慣れしているのは、ヒスパニア戦役以来ガランドのような同様のタイプのウィッチが周りに多く、扱いに慣れていたのだという。
その他、部下にヴェンデリーン・シュレーア、アフリカで出会った加東圭子、マルタで共に戦ったフェデリカ・N・ドッリオ、エンリーカ・タラントラ、パトリシア・シェイド、エリザベス・F・ビューリングなどと交友を持つほか、1945年のデロス島作戦ではマルセイユ達とともにシャーロット・E・イェーガー、フランチェスカ・ルッキーニを指揮下に置いた。立場上、任地での戦線指揮官であるカールスラントアフリカ軍団司令官エルンスト・ロンメル将軍とも知り合いである。
初登場は限定販売ドラマCD「秘め録CD」の付録内、マルセイユの紹介文の中にわずかに記載されたのみで、情報は極めて少なかった。
「ストライクウィッチーズ」において書籍・付録類に名前のみ登場した(ビジュアルのない)ウィッチというのはかなり多く、特に彼女のように統合戦闘航空団・統合戦闘航空隊に所属していないウィッチにはそれが顕著であるが、彼女はその中でも、アニメ以外のメディアに主要キャラとして登場した上にキャラ絵を得た、非常に稀有な例の一つである。原作者島田フミカネの手による彼女の絵は長らく発表されておらず、ノベルの挿絵、口絵として飯沼俊規のものがあるだけだったが、後述する『O.V.A.』登場に合わせた「ワールドウィッチーズ」登場でようやく発表となった。
さて、そんな彼女が実質的な初登場を果たしたのはライトノベル『アフリカの魔女 ケイズ・リポート』2巻において。この時の挿絵が彼女のキャラクターデザインの初公開である。その後3巻でも登場し、今度は口絵でもフェデリカ・N・ドッリオらと写っている。お風呂入ってる挿絵も有るよ!
そして2014年9月。『ストライクウィッチーズO.V.A.』Vol.1の劇場先行公開と同時に公開されたVol.2「エーゲ海の女神」のキャプチャ画像で彼女の姿が確認され、一週間後のPV第一弾で名前テロップが入って登場が確定。2015年1月に劇場先行公開された本編では、作戦指揮官としてただのゲストウィッチに留まらない堂々の登場を果たした。そしておケイさんはまた出してもらえなかった。
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最終更新:2025/04/02(水) 05:00
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