オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルクとは、19世紀に活躍したオーストリア・ハンガリー帝国の経済学者である。オーストリア学派。
カール・メンガーの創設したオーストリア学派を広く世に知らしめた経済学者。ベーム=バヴェルクはオーストリア学派独特の経済問題へのアプローチの普及宣伝にだれよりも尽力した。
しかし彼自身は独自に「資本集約的生産の『迂回性』に基づいた資本ならぶに利子の理論」を持っていて、その理論はすぐに外国の研究者にとってオーストリア学派経済学の典型となった。この理論はメンガーも含んで広く論争を起こすこととなる。
初期の代表作「資本および資本利子」では100名以上の利子に関する著者は五つのタイプにコツコツと分類し、彼らが皆、利子の本質を理解していないことを示した。こちらも利子に関しての大論争を引き起こす。
ベーム=バヴェルクは、「なぜ利子は発生するか?(why)」と「どうやって利子率は決まるか?(how)」との間に明確な線を引いている。なぜ? に関しては、利子は「お金を借りることによって、将来お金が得られることを想定すること」から発生する。問題は、
「なぜ利子は常に正なのか?」
ということにあった。ベーム=バヴェルクはこの理由を3つ示している。それは、
これは資本(借りた金)が単に物を買うだけではなく、新たな価値を生むことができるということを意味する。投資にぶっ込まれた金は常に純利益を発生させると言える。よって借りたお金の持つ新たな価値創造能力が利子を生じさせる、とベーム=バヴェルクは主張しているのだ。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/25(水) 22:00
最終更新:2024/12/25(水) 22:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。