クラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)とは、ルネサンス期からバロック時代にかけて活躍した作曲家で、初期バロック音楽最大の音楽家といわれる存在ある。
聖地クレモナの聖歌隊員になり、楽長インジェニェーリに音楽を学ぶ。マントヴァ公国のゴンザーガ家に仕え楽長になり、1613年にはヴェネツィアの教会音楽の代名詞ともいえるサン・マルコ大聖堂の楽長に迎えられた。
最初に記した通りルネサンス期の多声音楽が主体だった初期から、モノディとコンチェルタート様式、つまりメロディーと伴奏という今の音楽に通じる音楽形式に転換し、オペラ、教会音楽、世俗声楽曲においてバロック時代の基礎を築いた存在なのだ。
曲としては「オルフェオ」、「ウリッセの帰郷」、「ポッペアの戴冠」といったオペラ作品が有名で、彼の作曲様式によるこれらのオペラ群が現在のオペラだけでなく、オーケストラという音楽形式の成立にもつながったのである。
またこのような大作のみならず、世俗曲であるマドリガーレも多く作っている
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最終更新:2024/04/19(金) 08:00
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