ハイデマリー・W・シュナウファー(Heidemarie W. Schnaufer)とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
ドイツのエースパイロット、「サン・トロンの幽霊」ことハインツ=ヴォルフガング・シュナウファー。
夜戦だけの戦果では史上最多の121機を撃墜した。うち114機はイギリスの重爆撃機であることからイギリス空軍に最も多くの人的被害を与えたドイツ空軍パイロットとされ、1945年の誕生日にはイギリスの対独プロパガンダ・ラジオ局が特別に彼の異名にちなんだ曲「Das Nachtgespenst」を流して戦績に敬意を評した。1950年死去。
白銀の長い髪、真っ赤な瞳に度の強い眼鏡をかけた儚げな雰囲気の少女。軍装は黒地に赤いアクセントの入ったカールスラントのナイトウィッチに共通の制服。
帝政カールスラント最強のナイトウィッチで、夜間戦闘のみで100機を超える撃墜数を誇る。作中での4強(通常戦闘のエーリカ・ハルトマンとハンナ・ユスティーナ・マルセイユ、爆撃のハンナ・U・ルーデル、そして夜戦のハイデマリー)の一人。指揮能力も意外に高い。
幼少期の夜間視能力の暴発で目を傷めて以降、地下のワイン蔵で過ごしていたために同世代の友人がおらず、人付き合いが苦手で内向的な性格。同時にナイトウィッチ教育のために自己に抑制的な傾向も持っている。しかし近づきがたい雰囲気や一生懸命さ、いつも浮かべている困り顔から、当人は知らぬ間に周囲から高い人気を得ているようだ。
南カールスラント、カルフのワイン商の家に生まれる。幼い頃から夜間視の能力を獲得しナイトウィッチとして有望視されおり、10歳からウィッチ養成校で航空ウィッチとして訓練を受ける。1941年5月、少尉任官後とともに第1夜間戦闘航空団(NJG1)に配属されてナイトウィッチとしての経験を積み、成績優良により改めて同航空団第2飛行隊で飛行隊本部付き小隊戦技将校に任じられる。
その後、中尉昇進して第4飛行隊第12中隊中隊長(ただし構成員はハイデマリーのみ)。1943年初秋にはヘルミーナ・ヨハンナ・ジークリンデ・レント中佐のもとで擬似魔導針技術開発の協力にあたる。大尉昇進とともに同第4飛行隊司令に就任し、1944年秋のガリア解放を受けてベルギカのサン・トロン基地に駐留する。この頃に「サン・トロンの幻影」の異名を受けるようになった。
1945年初頭には夜間戦闘での撃墜数100機を記録。同年夏の501JFWによるヴェネツィア解放後、一時的にミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐の指揮する第1独立特殊作戦航空団の指揮下に入り少佐昇進。同年秋にはベルギカとカールスラントとの国境付近に出現した母艦型ネウロイ群を迎撃した。
ヘルミーナ・ヨハンナ・ジークリンデ・レントをはじめ、同じナイトウィッチとの交友が多い。ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタインはなにかとハイデマリーのことを気にかけていたものの、当人の気位の高さから辛く当たり気味であったが、のちにだんだんと親しくなっている様子。他国では501JFWのサーニャ・V・リトヴャクとも、魔導波を介して交信した事がある。
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ、ゲルトルート・バルクホルン、エーリカ・ハルトマンともガリア解放後からの知己で、ヴェネツィア解放後の一時期には同じ基地の同僚となっている。
ストーリーでの初登場はコミック『キミとつながる空』。当時からサン・トロン基地に所属し、ミーナらの知己を得る。『ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲』でもヘルミーナ・ヨハンナ・ジークリンデ・レント回にハインリーケと揃って登場し、重要な役割を担う。
アニメでは『ストライクウィッチーズ劇場版』の全編にわたって登場。北欧組より出番多い 「ラインの護り」の鼻歌を披露したほか、『劇場版』の主敵となった大型の変形ネウロイと最も早く交戦し、難なく叩き落としてその優秀さを示した。時間軸をやや遡るOVA『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』ではVol.1「サン・トロンの雷鳴」で登場。ミーナらのサン・トロン基地への移転に伴いその指揮下に入っている。
その他、アニメ『ルミナスウィッチーズ』でもヴァージニア・ロバートソンの発信を受けた世界のナイトウィッチのひとりとしてゲスト登場している。
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最終更新:2025/03/21(金) 17:00
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