リゲル

リゲルとは、銀河系の恒星のひとつである。語源は「巨人の左足」より。和名は源氏星。

概要

オリオン座β星（β Orionis）であり、オリオン座で最も明るく輝く。
可視光光度は太陽の40000倍、輻射光度は60000倍ある。
青色超巨星に分類されるが、スペクトルタイプBの恒星としては表面温度が低く、かなり白色に近い。
今後も巨大化し、更に白色化が進むものと思われる。

はくちょう座α型変光星に分類される変光星であり、22日から25日かけて明るさを変化させる。

リゲルは3重連星であり、伴星とは実視連星（望遠鏡で別れて見える）であるが 、伴星のリゲルBとリゲルCは分光連星（望遠鏡でも分かれて見えない）である。
リゲルBとリゲルCは両方ともB型主系列星という白色の主系列星である。

データ

名称	リゲルA	リゲルB
距離（光年）	770	770
スペクトルタイプ	B8I-a	A1V
視等級	0.12	8.44
絶対等級	-6.9	1.7
半径（太陽比）	70	1.6
質量（太陽比）	17	2
光度（太陽比）	60000	20
表面温度（K）	11500	10000

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関連項目

• 宇宙
• 恒星
• 天体の一覧
• ベテルギウス(平家星)