勅使発遣の儀

勅使発遣の儀とは、皇室儀礼の1つ。

概要

皇位継承に関する儀式が執り行われる期日を、皇室の氏神・天照坐皇大御神を祀る神宮（伊勢神宮）や初代天皇・神武天皇の山陵などに報告するため、天皇が勅使に御祭文を授ける儀式。

即位の礼

天皇が皇位を継承したことを内外に宣明する「即位の礼」において、「即位礼正殿の儀」ならびに「大嘗祭」の期日を神宮、神武天皇山陵、さかのぼって4代の天皇山陵の計6か所に報告するため、天皇が勅使に御祭文を授ける。

立皇嗣の礼

秋篠宮文仁親王殿下が皇嗣（皇位継承順位第1位）になられたことを内外に宣明する「立皇嗣の礼」（令和2年11月8日）に際して、同月5日にその期日を神宮、神武天皇山陵、昭和天皇山陵の3か所に報告するため、天皇が勅使に御祭文を授けた。

関連項目

• 天皇・皇室
• 国事行為
  • 即位の礼
    • 即位礼正殿の儀
  • 立皇嗣の礼