十二音技法とは、20世紀初頭に体系化された作曲技法である。伝統的な調性感のある音楽に対して、基音・属音などの概念がない無調音楽を構築する。
1オクターヴを12等分した伝統的な音律「十二平均律」を基礎として、その12の音は全て平等な地位を与えられる。これを実現するため、12個の音を特定の形で配置する「音列」を作り、曲の中で全て使っていく。音列の規則を守りながら、和音、転回形、逆行形などを活用すれば、十分に多様性のある音楽ができるとされる。
この技法の創始者として有名なのが、オーストリアの作曲家シェーンベルク(Arnold Schoenberg, 1874-1951)で、弟子のベルク(Alban Maria Johannes Berg, 1885-1935)とヴェーベルン(Anton von Webern, 1883-1945、ウェーベルンとも書く)とともに現代音楽の基礎を築いた。日本では柴田南雄、諸井誠らが十二音技法による楽曲を発表している。
十二音技法を使った東方アレンジ曲、VOCALOIDオリジナル曲などが投稿されている。
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最終更新:2024/09/17(火) 07:00
最終更新:2024/09/17(火) 06:00
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