這いつくばっても 光を見たいの
地名以外で歌詞に一定数使われている市町村名の一覧とは、上の歌詞に3つ含まれているような市町村名の一覧である。
※答えは上の歌詞の隠しリンク先。歌詞は架空。
概要
歌詞の中に意図せず含まれている市町村名をリストにしたもの。
大まかな掲載基準
だいたい20件以上であれば掲載する。漢字の市町村名の場合、表記が同じであればカウントし、読み方は問わない。
市町村名をひらがなにするのは不可とするが、もともとひらがなである場合はその限りではない。ちなみに地名側がひらがなで、かつ歌詞側にひらがな・カタカナが混在している等の場合も含める。
以下のものを除外した結果、数が少なくなった場合は掲載していない(混ざる程度であれば掲載する)。
- 地名由来の物品や概念(例:さつま町→さつま揚げ)
- 別の地名を指すもの(例:新地町→北新地、大東市→大東京)
- 一般的に文として区切られるもの(例:いわき市→「~~~いわ きみの~~~」)
- 倒置法も含める。ただし、間投詞は前後とつなげて良いものとする。
- 人名として使用されているもの(例:山田町)
括弧は2025年6月ごろにUta-Net(歌ネット)
で検索した際の楽曲数。なお、Uta-Netの仕様上、カバー曲などで同じ曲が複数ヒットしたり、「つ」と「っ」などが同じ文字扱いされたり、登録されていない曲は検索に出てこなかったりするが、この記事ではそのまま掲載している。
また、市町村名の由来も可能な限り付したが、定説がないものもあるため、あくまで参考程度に。
一覧
ひらがな
もともとひらがなである市町村名。文の一部としてヒットしやすい。
なお、必ずしもひらがなだから歌詞で使われるというわけではなく、つくばみらい市(0)など例が見当たらない名前や、さいたま市(34)など歌詞でもほとんど地名として使われているものもある。
- せたな町(913)
- 北海道の町。「過ごせたなら」「待たせたな」などでヒットしがち。アイヌ語で「犬の川」を指す「セタルペシュペナイ」が由来とされ、漢字表記は「瀬棚」。
- むかわ町(22)
- 北海道の町。「微笑むかわりに」「いつ止むかわからない」「砂を踏むかわいい素足」など。アイヌ語で「塞がる川」を指す「ムッカペッ」などが由来とされ、漢字表記は「鵡川」。
- えりも町(46)
- 北海道の町。「ただいまもおかえりも」「振りかえりもせず」「えりもと(襟元)」など。アイヌ語で「大きな岬」を意味する「オンネエンルム」が由来で、漢字表記は「襟裳」。
- むつ市(1,305)
- 青森県の市。漢字表記は「陸奥」で律令国名に由来。
仰げば尊しの「たがいにむつみし」のほか、「口を挟むつもり」など。ただしUta-Netの仕様上、「むっ」も検索結果に出てきてしまうので、1,305件には「むっ」も含まれている。
- にかほ市(40)
- 秋田県の市。「いつの間にかほら」「いつの間にかほどけて」「いつの間にかホントの」等。漢字表記は「仁賀保」で、この地域を治めた武士の一族(仁賀保氏)に由来。
- つくば市(776)
- 茨城県の市。「はいつくばって(這いつくばって)」が多数だが、他に「ロックバンド」など。漢字表記は「筑波」で、縄文時代に海面が高かったころの波を防ぐ「築波」が転じたとする説がある。
- さくら市(1,348)
- 栃木県の市。もとは氏家町と喜連川町。桜の名所が多かったことに由来し、歌詞側も桜の木や花、さくらんぼ等さくらに関連するものを指すことが多い。ただし「優しさくらい」など例外がある。
- みどり市(1,081)
- 群馬県の市。もとは笠懸町・大間々町・東村。市内に緑が多いことから。歌詞でも「緑」を指すものが多いが「よりどりみどり」など例外がある。
- いすみ市(111)
- 千葉県の市。「青いすみれ草」「あいすみません」など。カタカナ表記込みであれば「アイスみたいな」「ナイスミュージック」等。古事記の地名の「伊自牟」に由来し、漢字表記は「夷隅」。
- おおい町(148)
- 福井県の町。「おおい(多い)」のほか、「おおいたく(覆いたく)なる」「おおいそぎ」「おおいなる」「おおい(呼びかけの声)」等がある。漢字表記は「大飯」で、古代の地名から。
- あま市(7,741)
- 愛知県の市。「あまりに」のほか、「あまい」「まあまあ」「ありあまる」など多数。漢字表記は「海部」。古代の地名の「海(あま)」に由来。
- いなべ市(33)
- 三重県の市。「~~いなベイベー」等のほか、「~みたいなベンチ」「熱いナベ」など。漢字表記は「員弁」。豪族の「猪名部氏」が拠点としたことから。
- たつの市(1,512)
- 兵庫県の市。「ふたつの」が多数。他に「飛びたつの」「時がたつのを」等。漢字表記は「竜野」や「龍野」。野見宿禰が亡くなった場所に石を立てて墓としたことが由来(→立野)と伝わる。
- すさみ町(25)
- 和歌山県の町。「すさみきった」「お酒でまぎらすさみしさ」等、寂寥感のある歌詞が多め。漢字表記は「周参見」で、由来は「荒んだ海」からとする説がある。
- つるぎ町(155)
- 徳島県の町。基本的には剣の「つるぎ」が多い。「剣(つるぎ)」と振り仮名つきの歌詞も含める。安徳天皇の剣を隠したとされる剣山に由来。
- いの町(100,350)
- 高知県の町。漢字表記は「伊野」だが町名はひらがなの「いの」。恐らく日本一歌詞に含まれている市町村名。
「~ないのは」「~くらいの」「離れ難いのさ」「~やしないのに」「いいの」「じゃないの」「いっぱいの」「~ないのに」「多いのは」「どれくらいの」「ないのだろう」「片想いの」など多数。Uta-Netには368,000件の曲が登録されているので、27%、だいたい4つに1つの楽曲には「いの」が含まれていることになる。
- うきは市(34)
- 福岡県の市。「ゆうきは」「紙ひこうきは」「危うきは」など、主語としての「~は」が多め。これ以外に「夢の浮橋(うきはし)」、「ウキウキハラハラ」など。なお、市名は「うきわ」とは読まず「うきは」と読み、漢字表記は「浮羽」。景行天皇が「酒盃(うき)」を忘れ、「惜(あたら)しきかも、朕が酒盃はや」と言ったとする伝説から。
- みやま市(87)
- 福岡県の市。奥深い山を指す「深山(みやま)」という歌詞が多め。これ以外には「海山(うみやま)」「止みやまぬ」など。市の漢字表記は「三山」で、三池郡と山門郡の合成地名。
- みやこ町(81)
- 福岡県の町。基本的には「都」を指すが、例外として「微笑みやこころ」「あんな悩みやこんな悩み」等。町の漢字表記は「京都」で、景行天皇がしばらく滞在したとされることから。
- うるま市(104)
- 沖縄県の市。もとは具志川市・石川市・勝連町・与那城町。「目をうるませて」が多いが、他に「勝ちうるまで」「うるうるまわりだす」など。市名は「サンゴの島」を意味する琉球方言(琉球語)から。
一字
一文字で表せる市町村名。性質上、歌詞に多数含まれやすい。ただし、「蕨市(5)」などあまり数が多くないものや、「堺市(19)」など地名以外の歌詞がほとんど無いものもある。
- 森町(4,784)
- 北海道と静岡県に同名の町がある。そのまま「森」として使われるほか、「森羅万象」としても使われる。北海道ではアイヌ語の「オニウシ」が「森」を意味していたため。静岡県の森町も同じく森が由来と思われる。
- 泊村(720)
- 北海道の村。「泊まる」系に加え、「外泊」「泊火」「碇泊」など。アイヌ語で「マスを寄せる入海」を意味する「モイレトマリ」から。
- 境町(4,687)
- 茨城県の町。「境界」「境地」「逆境」「心境」など多数。詳しい由来は不明だが、境町は猿島郡と旧葛飾郡の境界に近く、現在は茨城県と千葉県の境に接する。
- 柏市(55)
- 千葉県の市。「柏手」「柏木(カシワの木)」など。市名は「河岸場」の転訛とする説がある。
- 栄町・栄村(3,822)
- 千葉県の町・長野県の村。「栄光」「栄華」「光栄」「見栄」「栄養」など。その地が栄えることを願ってつけられた地名で、市町村以外でも各地に点在する。
- 旭市(64)
- 千葉県の市。長野県歌『信濃の国』の「旭将軍義仲」のほか、単に朝日を指す「旭」「旭日」「旭光」、また「紅旭」など。その木曽義仲の子孫であり、当地に住んだ木曽義昌について詠んだ野々口隆正の短歌「信濃より いづる旭をしたひ来て 東のくにに 跡とどめけむ」が由来。
なお64件の中には「旭川」など他の地名も含む。ちなみに横浜市・大阪市には旭区がある。
- 燕市(131)
- 新潟県の市。鳥の燕(ツバメ)のほか、「燕尾服」「燕子花(かきつばた)」など。市名は「津波目」からの変化とされる。
- 原村(5,968)
- 長野県の村。「草原」「野原」「河原」「海原」のほか、「原理」「三原色」「原型」など。かつて「原山」と呼ばれる原野であったことから。
- 関市(8,930)
- 岐阜県の市。「関係」が多数を占める。ほかに「関心」「関わる」「関門」など。なお8930件の中には地名として「関西」「関東」も含む。市内にあった濃州関所が由来。
- 津市(1,184)
- 三重県の県庁所在地。地名が多いものの「津々浦々」「興味津々」「天津風」などそれ以外も含む。古代の「安濃津」という港の名が省略されたことが由来。
- 岬町(1,217)
- 大阪府の町。ほぼ地形の岬として歌詞で使用される。なお、岬町は大阪府の南端にあり府のとがった場所に位置しているものの、大阪湾の南端は和歌山県側にあり、岬の一部ではあるが先端に位置しているわけではない。
- 呉市(216)
- 広島県の市。「~して呉(く)れる」系が多めで、「見て呉れの」「呉服」「呉越同舟」など。造船に使う榑(くれ)が多かったことや、「九嶺」からの転訛など由来は複数の説がある。
- 坂町(5,922)
- 広島県の町。「坂」単体のほか「坂道」「下り坂」があり、いずれも地形としての坂を指す。町内には平地が少なく、坂が多い。
- 光市(64,023)
- 山口県の市。市名では最多。そのまま「光」と使う例が多く、それ以外には「光年」「来光」「栄光」「閃光」など。もともと「光井」という地名があり、付近に海軍の工廠ができるとき、呉と同じ一文字が希望され、「光海軍工廠」となったことに由来。
- 萩市(80)
- 山口県の市。地名を除くとほとんど植物の萩(ハギ)を指すが、宮城県の土産である「萩の月」が使われている例もある。近くに萩を多く咲かせる山があったことからとされる。
- 赤村(22,227)
- 福岡県の町。村名では最多。ほぼ色の赤を示すが「赤子」「赤の他人」など一部に例外あり。山の「吾勝山(あがつやま)」が由来。
- 錦町(356)
- 熊本県の町。「錦」は複数の色で織った高級な布を指し、転じて立派で美しいさまを指す。唱歌『花』(隅田川の曲)の「錦おりなす 長堤に…」など。ほかに「唐錦」「錦旗」、花火の「錦冠」や俳優の「錦戸亮」など。地名では錦江湾や錦糸町などがある。
町は「西村」「一武村」「木上村」から頭文字をとったものとされる。「一武村」の頭文字は「い」だが、「一」は数字の始まりで「し」と読むこともあったから…とのこと(始?)。
- 綾町(172)
- 宮崎県の町。「綾なす」「綾取り」「言葉の綾」「白綾」のほか、エヴァンゲリオンの「綾波(綾波レイ)」など。古代に「阿陀能奈珂椰(あたのなかや)」と呼ばれていたものが略されたとされる。
- 東村(8,350)
- 沖縄県の村。方角の東を指すほか、地名としては「東京」「関東」がある。旧久志村から分村される際に、元の村の中で東に位置し、東からの朝日が美しく見えることから。ちなみに沖縄県や沖縄本島の中での最東端ではない(沖縄県としては北大東村、沖縄本島としては国頭村が最東端)。
なお参考までに、東京特別区や政令指定都市の区名にみられる西、南、北、中はそれぞれ4,115、4,415、5,976、129,890件。市区町村という区切りで見れば「中区」が最多となる。
ちなみに他の1文字の区であれば「泉区(仙台市・横浜市)」は1,411件、「港区(東京都・名古屋市・大阪市)」は3,596件、「緑区(さいたま市・千葉市・横浜市・相模原市・名古屋市)」は3,721件、「桜区(さいたま市)」は5,698件、「幸区(川崎市)」は39,147件。
その他
「ひらがな」「一字」以外。読み方は問わない。一般名詞が多め。
- 北斗市(131)
- 北海道の函館市に隣接する市。「北斗七星」が多め。他には固有名詞だが北斗の拳の「北斗神拳」など。「北の空に輝く2つの北斗星(合併前の上磯町と大野町)」をイメージしたもので、一般公募から合併協議会委員25名の投票により決定。
- 伊達市(277)
- 北海道・福島県の市。「男伊達」「伊達男」「伊達じゃない」など。福島県伊達市が伊達氏発祥の地。北海道伊達市は亘理伊達氏が入植して開拓を進めたことから。ちなみに「伊達」の「男らしい」等の意味は伊達政宗に由来するとする説がある。
- 大空町(2,728)
- 北海道の町。そのまま「大空」として使われる。町名は澄み切った大空のイメージから。ちなみに町内には女満別空港がある。
- 清水町(164)
- 北海道・静岡県の町。「清らかな水」を指し、「岩清水」などの言葉がある。地名としては京都の清水寺や、それ由来の慣用句「清水の舞台」など。北海道の清水町はアイヌ語の「ペケレベツ(清らかな川)」から。静岡県清水町の由来ははっきりした資料はないが、恐らく町内の柿田川湧水からと思われる。
ちなみに政令指定都市の静岡市にある「清水区」の知名度が比較的高く、「清水港」が歌詞に含まれる曲もあるが、同県にある町の清水町(駿東郡)とは位置が全く異なる。
- 大樹町(59)
- 北海道の町。主にそのまま「大樹」として使われる。町名側はアイヌ語由来で、アイヌ語の「タイキウシ(大木の多いところなど諸説あり)」が由来で、読みも「たいき」である。
- 北上市(96)
- 岩手県の市。一般名詞では「北上(ほくじょう)」が多め。地名では北上市などを流れる北上川など。市名も北上川や北上盆地に由来し、北上は日本の古代の伝説上の国である「日高見」の転訛とされる。
- 大和市・大和町・大和村(321)
- 神奈川県の市、宮城県の町、鹿児島県の村。「大和撫子」「大和男子」「大和魂」など日本を指す用例が多い。市・町は合併する際に「大きく和する」を由来として名付けられ、市は「やまと」、町は「たいわ」と読む。大和村は奄美大島にあり読みは「やまと」で、大和人が住んでいたことから等の由来の説がある。
- 朝日町・朝日村(3,362)
- 山形県・富山県・三重県の町、長野県の村。そのまま「朝日」として使われる。山形県・富山県朝日町はそれぞれの場所にある「朝日岳」に由来し、三重県朝日町は壬申の乱で大海人皇子が朝日を拝んだ故事から。長野県朝日村は盆地の南西にあることから、一番最初に朝日が当たるとして名づけられた。
- 昭和町・昭和村(538)
- 山梨県の町、福島県・群馬県の村。ほぼ時代の「昭和」を指す。村の由来も昭和時代に成立したため。ちなみに名古屋市には昭和区がある。
- 双葉町(34)
- 福島県の町。歌詞の多くが植物の芽の2つの葉を指す。町名は標葉(しねは)郡と楢葉(ならは)郡が合併して生まれた双葉郡に由来。
- 日立市(36)
- 茨城県の市。「あの日立ち止まって」「あの日立った初のステージ」「一日立ちっぱなし」など。徳川光圀がこの地で朝日が昇ってくるのを眺め讃えたとする故事から。ちなみにこの地がかつて属し、同じ読みをする「常陸国」との関連はよくわかっていない。企業の日立グループはこの地名に由来。
- 行方市(3,325)
- 茨城県の市。読みは「なめがた」。歌詞としてはほとんど「ゆくえ」と読む。ヤマトタケルノミコトが当地の水辺(霞ヶ浦)と台地が複雑に入り組んだ地形を見て「行細し(なめくわし)」と表現したとする伝説から。
ちなみに「行方」を「なめがた」と読む歌としては亀田よしおの『行方慕情』、ご当地音頭の『行方音頭』がある。
- 日光市(121)
- 栃木県の市。歌詞ではそのまま「日光」として使われるほか「明日光ってた」「毎日光ってる」など。男体山を指す「二荒山」を「にこう」と読んだものが変化したとする説がある。
- 長生村(285)
- 千葉県の村。歌詞では「長生き」として使われる。村名は長柄郡と上埴生郡の合成地名で「ちょうせい」と読む。
- 日の出町(556)
- 東京都の町。そのまま「日の出」を指すほか「あの日の出来事」「今日の出会い」など。町の西端に「日の出山」があることから。
- 胎内市(27)
- 新潟県の市。そのまま「胎内」を指し、「胎内回帰」というフレーズが含まれる歌も複数ある。胎内市は「胎内川」からで、市民公募でも1位であった。胎内はアイヌ語の「テイナイ(清い川)」を由来とする説があったが現在ではこれを誤りとする説がある。
- 笛吹市(721)
- 山梨県の市。「口笛吹いて」などが多く、「笛吹いて」「指笛吹いて」などがある。市内の笛吹川が由来。その川は水害で流された母親を笛を吹いて探したという「笛吹権三郎」の民話が由来とされる。
- 中央市(317)
- 山梨県の市。合併前は玉穂町・田富町・豊富村。単に「中央」のほか、「中央突破」「中央分離帯」「中央線(センターライン)」など。道路や鉄道の名としては中央道(自動車道)、中央線(JR)などがある。中央市は甲府盆地、山梨県、日本の中央にあることから。
- 白馬村(266)
- 長野県の村。「白馬の王子様」などのフレーズで使用される。村名は「白馬岳(しろうまたけ)」からつけられたもので、その山の名前は残雪と山肌が作り出す「代掻き馬(しろかきうま)」の模様に由来する。村の読み方は「はくばむら」。
- 瀬戸市(379)
- 愛知県の市。歌詞では地名の「瀬戸内」のほか、「瀬戸際」として使われる。瀬戸は小さな海峡を指し、そこから重要な分岐点の意味が派生した。瀬戸市は内陸にあるが、「狭い山間から急に開けた場所に出るところ」を指して使ったと考えられる。また瀬戸物の産地であり、「陶所(すえと)」が転じたとする説もある。
- 日進市(162)
- 愛知県の市。ほとんど「日進月歩」として使われ、例外として「毎日進む」など。市の名前は巡洋艦の「日進」の進水式が行われたことからとされるが、挙行から2年半経った後の命名であることから「由来は明瞭でない」とされることもある。
- 大口町(77)
- 愛知県の町。「大口を開ける」「大口を叩く」「大口の契約」など。大口町は「太田」と「小口」の合成地名で、後に点が抜けた。
- 向日市(518)
- 京都府の市。「向日葵(ひまわり)」が多数。向日市は「むこうし」と読み、向日山や向日神社からの名づけで、その山の名は一日中太陽の光に当たることが由来とされる。
- 太子町(54)
- 大阪府・兵庫県の町。大阪府太子町に聖徳太子御廟があり、兵庫県太子町は推古天皇からこの地の水田を与えられた聖徳太子が斑鳩寺領として納めたことから。歌詞ではその「聖徳太子」のほか「明太子」が多め。他に「王太子」などで使用される。
- 御所市(32)
- 奈良県の市。「大御所」「御所車」「牢御所」のほか、「御所存」「御所望」がある。「御所」「大御所」は天皇の居所を指す。特に「大御所」については摂政・関白の実父、隠居した将軍なども指し、現代では第一線を退いてもなお存在感を示す人物を指す。
御所市は「ごせし」と読み、「五つの瀬」、または孝昭天皇の眠る三室山が、神の眠る地という意味の「御諸(みもろ)」とされ、そこから「御所」に変化したとする説がある。
- 中間市(110)
- 福岡県の市。「中間地点」「中間テスト」など。中間市は「なかまし」と読み、山の間にあることが由来とする説がある。
- 春日市(190)
- 福岡県の市。「小春日和」など。春日市は「かすがし」と読み、市内の春日神社が由来。
- 大木町(57)
- 福岡県の町。歌詞ではそのまま大きな木を指す「大木」が使われる。「木佐木村」「大溝村」「大莞村」からの合成地名で、町の読みは「おおきまち」。
- 大分市(132)
- 大分県の県庁所在地。歌詞では「大分(だいぶ)」が多め。景行天皇がこの地を訪れた際に「広々とした美田、碩田(おおきた)」と名付けたとする伝説から。
- 日出町(541)
- 大分県の町。「日出ずる」のほか、「今日出会った」「ある日出会う」「休日出勤」など。日出町は「ひじちょう」と読むが由来は不明。
- 日向市(381)
- 宮崎県の市。ほとんど「日向(ひなた)」として使われる。九州の東にあり、日の出に向かうことから名づけられた古代の日向(ひゅうが)国から。
- 高原町(134)
- 宮崎県の町。歌詞ではほとんど地形としての「高原(こうげん)」として使われる。高原町は「たかはるちょう」と読み、「高天原」に由来するとされる。
- 出水市(25)
- 鹿児島県の市。「思い出水に流して」など。市は「いずみし」と読み、水が湧き出る地であったことに由来すると推測されている。
- 日置市(32)
- 鹿児島県の市。「あの日置いてきた」「1日置き」「雨の日置き去り」など。市は「ひおきし」と読み、郡名に由来するが詳しい由来は不明。
- 石垣市(87)
- 沖縄県の市。歌詞としては城や民家の石垣などで使用されている。牧場の垣根を「しがき」と呼び、それが「石垣」に転訛したとする説がある。
関連リンク
関連項目