声優志望者とは (セイユウシボウシャとは) [単語記事]

声優志望者（せいゆうしぼうしゃ）とは声優になるという夢を追いかける者たちである。

概要

毎年3万人の志望者がやってくる。これは「毎年」なので今まで溜まりに溜まった声優志望者が30万人いるといわれている。これは全国にいる警察官（28万人）や自衛官（24万人）の数より多い。

女性声優のオーディションの年齢制限のひとつに25歳以下というのがある。それまでにデビューし売れないとなかなか難しい。

専門学校に行くとアニメーターの志望者は全然いないのに声優志望者だけむちゃくちゃいるというがおなじみの光景。業界の問題点の縮図である。

脱サラして声優を目指す人も増えてきているという。50歳を過ぎてから目指す人も。

声優志望者が行く道はいくつかある。

一番いいのがオーディションなどで事務所にダイレクトに入ることである。例えばホリプロの大橋彩香などである。

養成所に通って事務所所属を目指すパターンがある。養成所に入る入所ハードルは高い。養成所在学中にデビューすることがある。その養成所に入るのそのグループの事務所にしか入れないのが難点。他の事務所を目指すにはまたその養成所に通うハメとなる。

専門学校に通って事務所所属や養成所入所を目指すパターンもある。受講料が高いのと時間が取られてしまうのが難点。また学校が事務所などにコネをもってないと厳しい。

変化球として子役やアイドルとして活躍したあと、声優を目指すパターンも有る。芸歴の経験を生かして声優界に乗り込む。

この他にも並行してワークショップに通ったりして勉強している人もいる。

人材の墓場といわれる声優志望者業界。いろんな道があるが自分にあったデビュー・所属の仕方を見つけて夢を叶えることを祈る。

重要なのが事務所所属を目標として、事務所に所属が決まったとしてもそれはあくまで声優人生のスタート地点に過ぎないということである。ここから並み居る人気実力声優たちを倒して、役を勝ち取っていかなければいけないことを忘れてはならない。ファイト！