本記事では、『ウマ娘 プリティーダービー』における実況について解説する。
アニメ・ゲームともに、『ウマ娘』では現実の競馬さながらに実況が放送される。
アニメ版では、史実の実況が忠実に再現されており、その完成度は競馬ファンからも高く評価されている。一方、「沈黙の日曜日」など、ショッキングな出来事はあえて再現しないなどの配慮もある。
ゲーム版では、レース前の前口上、レース中の実況、レース後の実況など状況に応じて細かく変化し、見るものを飽きさせない。飽きたと思ってスキップボタンを押したらリプレイで珍しいことを言っていたりするので、油断は禁物である。
メインで主に登場する赤坂美聡は、当初のスタッフロールでは「実況の赤坂さん」表記だった。その後1期第8話にテロップが登場したことで本名が判明。見ての通り、名前は担当声優のもじり。なお、当初は苗字を「坂明(さかあけ)」にするつもりだったそうだが、言い辛いので「赤坂(あかさか)」に変えてもらったとのこと。なのでかつて明坂が所属していたユニットのキャラクターの苗字の由来が東京都港区の地名であることは一切関係ない。
アニメ版では、1期第1話から3期最終話まで一貫して彼女が実況を担当。めがねをかけた外ハネショートヘアと、まろ眉、蝶ネクタイがトレードマーク。
アニメ2期第1話では、シンボリルドルフの日本ダービーを男性実況が担当しており、高塚正也氏がCVを務めている。
「ROAD TO THE TOP」及び劇場版では別の女性実況者が登場。配信版でのクレジットでは「実況」表記だったが、劇場版公開に際し本名が公開。「赤坂」同様、担当声優をもじった名前になっている。
「シンデレラグレイ」においては、序章・カサマツ編にて、カサマツレース場の実況者が登場。そのほか、回想シーンなどでは他の声優が実況を務めており、中央のレースでは赤坂さんが担当している。
「シンデレラグレイ」第9話における、シンボリルドルフの日本ダービー回想シーンの実況は、アプリでおなじみの茂木淳一氏が担当している。
女性実況はアニメ版と同一の声優。ただし当初はゲーム版に姿は登場せず、「実況の赤坂さん」が担当しているかどうかは不明だったが、後にゲーム版での立ち絵が(後述の細江解説員とともに)公開されたため、キャラクターとしても同一人物であることが確定。
男性実況は、『スキージャンプ・ペア』や『JAPAN WORLD CUP』などのトンチキスポーツCGアニメーションの実況で知られる茂木淳一が担当。『ウマ娘』も、発表当初はこれらと同列のトンチキ擬人化ものだと思われていたことをいやが上にも思い知らされる。
実況の男性・女性はデフォルトではランダムだが、オプションでどちらか一方に固定できる。
どちらでも話す内容は同じだが、話し方の癖などに差がある。
同じレースで男女両方聞きたい場合、オプションで実況の性別を変更した上でリプレイを選ぶと、次のリプレイから変更される。
第5弾シナリオ「グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」では、杉本清が特別なレースの実況を担当した。元関西テレビアナウンサーで数々の名台詞を生み出した「関西競馬実況中継の神様」である。同シナリオがコラボしているアーケードゲーム『StarHorse4』でもシリーズを通して実況を務めている。
元JRA騎手にして現競馬解説者の細江純子が本人役で出演。
もちろん本作が声優初挑戦のため、当初はぎこちなさが目立つものの、回が進むごとに聞き取りやすくなり、声優ファンからも高い評価を得るようになった。
武豊は、第1期5話、史実で自らが鞍上を務めたスペシャルウィークの日本ダービーで解説を担当している。
「ROAD TO THE TOP」および第3期では、元プロ野球選手の山本昌 (本名・山本昌広)が解説役を担当。競馬好きで知られ、2017年の皐月賞馬・アルアインや、2021年のダービー馬・シャフリヤールの一口馬主でもある。
劇場版にて、元調教師で現在はウイニング競馬で解説役をしている大久保洋吉氏が特別解説役を担当。調教師時代に担当していた競走馬にはメジロドーベルがいる。
安田敬一郎は元山陽放送アナウンサー。男性実況・女性実況双方で解説を担当。
基本的にレースの状況に対して汎用的なセリフを返す。
「私が一番期待しているウマ娘」はプレイヤーの育成ウマ娘である。
第3育成シナリオ「Make a new track!!」では、解説役が細江純子になる。
安田との違いは、トゥインクルスタークライマックスを全勝優勝すると各ウマ娘について解説が入ることである。
実況によるウマ娘の発表、解説による寸評が行われる。G1レースでは一番人気に専用の解説コメントがある。
例1:
実況:
解説:
実力は完全に上位ですね
貫禄すら感じてしまいます
芝のコースで力を十分発揮できそうです
例:
実況:
ターフも絶好の良バ場になりました!
解説:
重賞の場合は専用の前口上が用意されている場合がある。
詳しくは「ウマ娘のレース」からリンクの張られている、各レースの記事を参照(あれば)。
URAファイナルズ・チームレース・レジェンドレース・チャンピオンズミーティングなど、ウマ娘オリジナルのレースの場合も専用の前口上が存在する。
その後、
で3人のウマ娘が紹介され(特筆すべきタイトルがある場合はそれが読み上げられる)、態勢完了となる。複数人を同時に出走させるチーム競技場やチャンピオンズミーティングでは、自分の育成ウマ娘枠はエース(一番上)に設定したウマ娘になる。
各ウマ娘の名前が細かく実況され、中盤では順位を振り返ったりと現実に近い実況がされている。
ただし、モブウマ娘は名前ではなく、ウマ番で呼ばれる。
の三女神もネームドの扱いとなり、実況中ではしっかりと名前が呼ばれる。このシナリオでは杉本清氏による実況になる。
がネームドキャラとして登場するほか、隠しキャラとして1999年の凱旋門賞馬にして同年のジャパンカップにも出場した名馬・モンジューが実名で登場し、こちらも名前が実況でしっかりと呼ばれる。
「The Twinkle Legends」シナリオにおいては、
チームレースやチャンピオンズミーティングなど、同キャラ対決があり得るレースの場合、混同を避けるため重複するウマ娘は「5番 ナイスネイチャ」など、ウマ番と名前が順番に読み上げられるようになっている。
現実の実況では、聞き間違いを防ぐために「2番」「10番」「12番」は「ふたばん」「とおばん」「じゅうふたばん」と読むのだが、『ウマ娘』では普通の読み方である。
勝者を称え、レース専用口上やウマ娘専用実況がある場合はそれが読み上げられる。
例:菊花賞
勝ったのは○○!
勝ったのは○○!
加えて各ウマ娘の特殊実況の条件を満たしたり、二冠・三冠達成や天皇賞春秋制覇、二大グランプリ制覇(宝塚記念・有馬記念)、春・秋のスプリント部門制覇(該当する短距離・マイルGⅠを全勝利)、GⅠ/Ⅱ二連覇などの記録が達成された場合はその旨が読み上げられる。
重複している場合は特殊実況が最優先になり、その後該当レースの達成が早い方が優先される
※例・クラシック級でジャパンカップ・有馬記念を勝利し、シニア級で天皇賞春を勝利している場合、天皇賞秋勝利時に秋の三冠(天皇賞秋・ジャパンカップ・有馬記念)と天皇賞春・秋連覇の条件を同時に満たすが、読み上げられるのは秋の三冠になる(天皇賞春よりジャパンカップを先に勝利しているため)。なお同一レース連覇は最も優先順位が低いので(特殊実況>三冠達成・グランプリ・部門制覇>接戦>連覇)聴くのは地味にレアだったりする。
その後、2着・3着のウマ娘が読み上げられ(大差での勝利または三冠達成の場合は3着が読まれない事もあり。完全ランダム)、プレイヤーウマ娘の勝利・敗北ポーズに遷移する。
各レース場ごとの名物ポイントにで、専用実況が流れる。競馬場に詳しくないプレイヤーでも、何となく各レース場の特徴(坂の有無や直線の長さ等)や風情を感じることができる。
順位の振り返りなど、各ウマ娘の読み上げがある場合はそちらが優先されるため、レースによっては聞けないことがある。
地方競馬場には、ナイター専用の実況が存在する。当初は大井競馬場しかなかったため、大井専用実況のようになっていたが、川崎・船橋・盛岡の追加により、各場にも実装されたものである。
育成ウマ娘には、一部のウマ娘を除いて基本的に1つずつ専用実況が用意されている。
基本的には、史実のレースを再現すれば聞けるようになっている。
一方、現在では番組が変わっている影響で条件が変わっていたり、史実で見たかった「if」が条件になっている場合もある。また、実況ではなく騎手のインタビューが元になっている場合や、元ネタの全くないオリジナルの場合もある。
もっと有名な実況がある場合でも、プレイヤーが自力で再現可能なものが選ばれる傾向にある。
例えば、テイエムオペラオーの場合2000年有馬記念の実況が最も有名と思われるが、「中山の最終直線、ラスト1ハロンでバ群ブロックを抜け出す」をプレイヤーが意図的に再現するのはすさまじい難易度になってしまうので、別のレースが選ばれている。
基本的にウマ娘育成は、モデルになった競走馬の史実をなぞる形になるので、半数程度は意図せずとも聞きやすい。ただ、ストーリー展開やゲームバランス上の都合から、当該レースが強制レースから省かれていたり、再現する難易度が非常に高かったりするケースが稀にある。
史実の実況にたった一言あるだけの文言が条件として必要なことがあり、有名な条件をクリアしたのに特殊実況にならず首をかしげたプレイヤーも多いことだろう(例:シンボリルドルフ)。
以下に、各特殊実況と条件、元ネタを解説する。ただし、条件に関しては有志による検証によるものなので、正確とは限らないことをご了承お願いしたい。
掲載の順番は、ウマ娘の公式ポータルサイト内の「Character」に掲載されている順番に準拠。このうち育成未実装のウマ娘は、タイトルを灰色で表記する。
『ウマ娘』の武豊は解説席にいるので、夢を掴んだのはスペシャルウィークだけになっている。
それ以外は史実ほぼそのままである。難易度は低いが、育成が不慣れな初心者トレーナーにはダービー勝利自体が壁になる事も。
ノーヒントで特殊実況を探す場合、むしろジャパンカップの「やはり日本総大将!」の方ではないということに注意が必要かもしれない。
メインストーリー最終章および「プロジェクトL'Arc(ラーク)」にてモンジューが実名で登場するようになったが、通常育成ストーリーでは登場しないため、育成シナリオのシニア級ジャパンカップでは、史実での3歳(旧4歳)時のジャパンカップでのことであるエルコンドルパサーとの対決がフィーチャーされている。
素晴らしい走りでした!
第4コーナーの向こう側から
みごと盾の栄誉を勝ち取りました!
史実では大ケヤキの向こうで重度の骨折。第4コーナーにたどり着かぬまま非業の死を遂げた。
ゲーム版『ウマ娘』ではこれを覆し、勝利を手にすることが最終目標となる。
専用実況はこれを反映し、史実と完全に正反対のものが用意されている。
対象の秋天は最終目標で1着指定であるため、育成をクリアさえすれば聞くことができる。スズカの攻略難易度自体の低さもあり、特殊実況の中では最も聞くのが楽な部類。
サイレンススズカを選んだトレーナーなら誰もが聞きたかった文言が最も聞きやすいのは、『ウマ娘』なりの心遣いといえるのかもしれない。
その走りはまさに異次元の逃亡者たる
見事な逃げ切りでした!
トウカイテイオーもその軌跡を辿ってみせました!
『ウマ娘』では、シンボリルドルフとトウカイテイオーは親子ではないため、その部分が差し替えられている。
それまでのレースはデビュー戦と若駒Sしかないため容易に達成可能。寄り道したホープフルSで負けたりするとかなりガッカリなことに。
トウカイテイオーに関する実況で最も有名なのは1993年有馬記念の「トウカイテイオー!奇跡の復活!」(フジテレビ・堺正幸)だろうが、ゲームのテイオーは故障しないので「1年ぶりのレース」が再現不能。こちらはアニメ2期最終話で再現されている。
先頭マルゼンスキー!
この差はちょっと縮まらないかもしれません!
マルゼンスキーこれは強い!
さあ、先頭はマルゼンスキーで3-4コーナーの中間地点であります。
マルゼンスキーがこのまま逃げ切れるか。4連勝は目前でありますが、内ぴったりとマルゼンスキーが先頭です。そしてヒシスピード、ここからどのぐらいさを縮めるか。それともマルゼンスキーが離すか。
先頭マルゼンスキー! この差はちょっと縮まらないかもしれません! マルゼンスキーが先頭です! 200を切りました! マルゼンスキー先頭! そして2番手にヒシスピード! 3番手突っ込んでくるのがソウウンムサシかインタースペンサーか!
マルゼンスキーこれは強い! マルゼンスキーこれは強い! 差を広げます!
マルゼンスキーの圧勝です!
条件が「朝日杯大差だろう」ということは大方のプレイヤーが予想していたが、ジュニア級の時点で史実通りの大差をつけることが難しく、長らく不明のままだった。
史実で出走経験のあるアイネスフウジンとミホノブルボンの逃げウマ娘2人が高確率で出走してくるため、彼女らに大差(10バ身以上?)つけられるかどうかが問題。史実通り、3-4コーナーの中間ぐらいで突き放していないと厳しいと思われる。
しかも通常マルゼンスキーの固有スキルは日本ダービー、ジャパンカップに最適化されており、朝日杯では有効に機能しない。朝日杯用のチューニングをしたこの実況用のマルゼンを専用で育成する必要がある。後の水着版マルゼンスキーにスリーセブン+セイウンスカイ固有などが安定か。
他を寄せ付けないその速さは
まさにスーパーカーでした!
フジキセキ並ばれたか! しかし譲らない!
しかし負けない! これが強さ!
さあ、どうだ、フジキセキ! 危ないぞ! フジキセキ(角田晃一)危ない! 内で粘っている!
しかし譲らない! しかし負けない!
これが強さ! フジキセキの強さ!
終始先頭でレースを進めるフジキセキだったが、最終直線で大外からホッカイルソーが猛烈な追い上げ。
残り1ハロンでついに並びかけるが、そこからフジキセキが突き放し、圧勝した。
ゲームではそこまで並ばれていなくても聞ける。
ただし、後ろから差しウマ娘が追撃してくる必要がある。
私たちを魅了してくれました!
限界説も囁かれた中、引退レースを勝利で飾り、アイドルホースの意地を見せた1戦。
基本的『ウマ娘』では引退するわけではないので、その部分は変更されている。また、ある程度競ったゴールでないといけないようで、一定以上のバ身差がついてしまうと聞けない仕様になっている(史実では2着のメジロライアンと3/4馬身差)。
見事金メダルをもぎ取りました!
「ゴールド」シップと、2012年がロンドンオリンピックの年であり日本勢が史上最多となる38個のメダルを獲得したことから口をついて出たものであろう。当時のデイリースポーツでも同じ文言が使われている。ちなみにこの菊花賞を勝った2012年とアプリ版ウマ娘が配信開始されてこの実況が聞けるようになった2021年の今年の漢字はいずれも「金」である。
それ以外の文言がかなり異なるが、「3つめ」と数を指定してしまうと、三冠達成や宝塚記念連覇イベントなどができなくなってしまうことへの配慮と思われる。
豪快な走りを見せてくれました!
勝ったのはゴールドシップ!
ウオッカが見事に決めました!
ベストバウトと言えるレースがいくつもあるウオッカだが、プレイヤーが意図的に再現できそうなのはここぐらいなので当たりはつけられるだろう。
一方、ウマ娘には牡牝の区別がなく、牝馬が牡馬クラシックを制覇したという大偉業を描き切れていない点には不満も多い実況である。
なお、この実況はフジキセキやタイキシャトルと同様、ゴール後ではなく、ゴール直前から発生する。また競った状態では発生しないため、史実同様にゴール前で抜け出してある程度の差をつけ、勝ちを確定させていないといけない模様。ウオッカの固有はゴール前で競り合ってバ群をぶち抜く為のスキルなので、固有スキルに頼らずとも勝てるくらいの育成が必要。
ウオッカ!
まさに常識破りの女傑でした!
勝ったのはダイワスカーレット!
歩みを進め文句なしのグランプリ制覇です!
勝ったのは13番、ダイワスカーレットーーーーー! 37年振り!
37年振りの牝馬有馬記念制覇という偉業を成し遂げ、昨年の雪辱を果たした。
ウオッカと同じ理由で内容が不完全燃焼になっているが、なんとか「牝馬の有馬記念制覇」というニュアンスを再現しようと、「ティアラ路線から」という文言が付け加えられている。
この大舞台でも1番は譲らない
パーフェクトな走りを披露しました!
圧勝ーッ!
アオシマバクシンオーのマシンガン実況の果て、勝敗が決したときの文言はかくもシンプル。
ウオッカ同様、最終直線の途中から実況が始まるので、史実通りある程度差をつけていないと聞けないものと思われる。
やっぱり強いウマ娘は強い!
スペシャルウィークも強かったが、
勝ったのはグラスワンダーの方だ!
そして2着はスペシャル!
やっぱり、強いのは強い!
強いのは強かったが、勝ったのはグラスワンダーの方だ!
アニメ版でも描かれた、グラスワンダーが的場均の徹底マーク戦法からスペシャルウィークを差し切った宝塚記念。
「スペシャルウィーク2着」は、この実況を語るなら欠かせない要素なので納得できるだろう。差しの宿命としてスペが勝手にバ群ブロックに沈んでしまうこともあるので、ある程度運が必要。
見事居並ぶ者のない俊傑となりました!
先頭はしかしタイキウルフ(岡部幸雄)! タイキウルフまだ2馬身のリード!
外からヒシアマゾン届くかどうか! ヒシアマゾンが追い詰める!
外からぐいぐいとランド(マイケル・ロバーツ、93年ドイチェスダービー優勝馬)が突っ込んでいる! ランドが突っ込んでいる!
大外からヒシアマゾン! 大外からヒシアマゾン現在4番手から3番手、2番手先頭を伺っている!
先頭はランド! ランドが先頭! タイキブリザード(岡部幸雄)が粘っている!
ヒシアマゾンが追い込んだ! ヒシアマゾン3番手から、2番手に上がってくるのか!
真ん中からぐいぐいとエルナンド(キャッシュ・アスムッセン、93年ジョッケクルブ賞(仏ダービー)優勝馬)も突っ込んで2番手争い!
クリスタルカップにおける驚異の追い込みが有名だが、現存しないレースのため、同じく超追い込みで2着に突っ込んだジャパンカップにこの実況が採用されている。
あらゆる勝負で見せた強く凛々しい姿は
まさに女傑でした!
マックイーン先頭だ!
同期・同門のメジロライアンの1番人気に対し、これが重賞初挑戦でまだ評価の定まっていなかったメジロマックイーン。
本競走での圧勝がその下馬評を覆し、両者の命運をも分かつことになる。
ゴール板直前で聞けるので、ある程度差をつけている必要があると思われる。
名門の名を背負う覚悟を胸に
強く美しい名優の走りを見せてくれました!
府中2400でも強さを見せて
ライバルを蹴散らしました!
エルコンドルパサー2400文句なし!
第18回ジャパンカップを制しました!
史実ではマイルまでしか走っておらず、下馬評では距離適性に不安があるとされた。しかし蓋を開けてみればエアグルーヴ・スペシャルウィークを引き連れての圧勝。その後海外に飛び立ってからも、2400mを3戦2勝、敗北したとはいえ凱旋門賞も2着と全くの杞憂に終わった。
この前評判は、当時の外国産馬規制によりクラシック三冠に挑戦できなかったことも大きく、その制限がない『ウマ娘』の世界では普通にクラシックが目標に設定されている。
…すなわち、府中2400m、日本ダービーが目標レースとなっているため、これに敗北していないと聞けないのが最大の注意点である。これにより、「ダービーを敗北したのに、府中2400mでも強いと実況されている」という奇妙な事態が発生している。一応、「文句なし」など強い表現は改められている。
なお、府中2400mはG2以下にも存在するので、うっかり青葉賞などに出走しないように注意。
先頭で駆け抜けた怪鳥は
高々に唄うはオペラオーです!
「盾の舞台に次いで」なので、前走天皇賞(春)をクリアしなければ聞けない。すなわちシニア級限定である。春天は難易度が高く1着指定もないため、慣れるまでは中々大変。
史実では、その天皇賞(春)における杉本清の以下の実況からの続きとなっている。
『ウマ娘』では、「テイエムオペラオーーーーー!」「高らかに唄うはオペラオーーーーーーーーです!」と、「オペラオー」の長音部分がなぜか妙に長くなっている。
なお、史実では「高らかに歌うは」と発言しているが、ウマ娘では「高々に歌うは」に若干変更が加わっている。
まさに世紀末覇王でした!
大一番に向けて独走で逃げ切りました!
ブライアンに陰りなし!
(中略)
さあブライアン、春の天皇賞へ向かって独走! 春の天皇賞へ向かって独走!
そしてハギノリアルキング(武豊)がわずかに2番手に上がった!
ブライアンに陰りなし! ブライアンに陰りなし! ブライアンに陰りなし!
今年もナリタブライアンだ!
史実では2回出走しているが、この実況は1回目の阪神大賞典から。
これを直線抜け出して圧勝し、天皇賞(春)へ向けて視界よしと見られていたが…?
『ウマ娘』では阪神大賞典へは1回しか出走できないため、シナリオは95年のものをベースにしている。つまりライバルとなるマヤノトップガンがまだ不在のため、非常に聞きやすい。
「陰りなし」とは、ブライアンのトレードマークであるシャドーロールにかけたもの。本来は陰を恐れる馬に対してつけられるものだが、この頃にはもう怖がらなくなっていた。
メインストーリー4章でも、1回目の阪神大賞典で同じ実況を聞くことができる。
最強としか言い表せないその走りは
まさに怪物でした!
クラシック三冠が達成されました!
三冠馬、8戦8勝!
「条件はもちろん三冠だよね?」と思って達成しても聞けず、「無敗じゃなきゃダメなのかな?」と思ってチャレンジしても聞けず、よもや「天候曇り」が条件だとは思わなかっただろう。
史実にたった一言「薄曇り」とあるせいで、プレイヤー側からはどうしようもない条件が加えられてしまった。そのため、運が悪いと何回やっても聞けないことがある。流石にここまでランダムに依存する特殊実況は以後なくなっている他、育成中は重要なレースの天候がランダムでなくなるパターンも増えてきている。
史実の実況を冷静に見ると、「赤い大輪(3枠の帽子の色)」「8戦8勝」という文言がある。これまで条件に加えられていたらさらにすさまじい運ゲーとなっていたことであろう。
みごとな走りで見せてくれました!
天皇賞の紅一点が、牡馬をまとめて差しきり、前年同レース優勝馬バブルガムフェローとの一騎打ちの末勝利した一戦。
『ウマ娘』の世界では牡牝の区別はなく、またアプリリリース時はバブルガムフェローがウマ娘化されていなかった(2024年8月23日にウマ娘化)ため、元の実況からは大分内容が変わっている。
素晴らしい走りで見せてくれました!
これは納得の強さアグネスデジタル!
アグネスデジタルです!
この年から外国産馬に開放された天皇賞の出走枠。たった2つの枠を埋めるのはメイショウドトウとクロフネと思われたが、マイルチャンピオンシップ南部杯を制したデジタルが急遽出走を表明。賞金額を下回っていたクロフネははじかれてしまった。
それまでダート中心、芝を含めてもマイルでしか結果を出していなかったデジタルが「割り込んで」きたことに、陣営は猛烈な批判を浴びた。しかし結果はテイエムオペラオー・メイショウドトウをまとめて差し切り、彼らに引導を渡す快勝。結果で批判をねじ伏せてみせた。
以上から、芝2000mGⅠに勝っていると聞けない実況である。ホープフルステークス・皐月賞・クラシック級天皇賞(秋)・秋華賞・大阪杯が該当するので注意しよう。JDDは史実では14着惨敗だが、前走マイルチャンピオンシップ南部杯の代わりか。
幸い、デジタルは育成指定に芝2000mGIが指定されるのはこのレースだけで、現在は代替となるダート交流重賞も追加されているため、あまり育成に影響を与えずとも狙える範囲になっている。
『ウマ娘』にクロフネは実名で登場しておらず、それらしきモブウマ娘が登場するのみである。しかし史実と似たような展開になり彼女は本当に出走していいのか悩むことになるが…?
数多の戦場を駆け抜けたその姿は
まさに勇者の姿そのものでした!
この「4歳馬」とはオグリキャップのこと。当時アイドルホースとして絶頂期である。
芦毛頂上決戦を制し、古馬の意地を見せた。
「春秋」の読みが史実と異なるが、『ウマ娘』では「しゅんじゅう」に統一するようである。
天皇賞はどちらも指定レース、かつ秋は1着目標なので、難所となる春天の方で勝利を飾れるかどうかが鍵。
稲妻の如き一閃の走りで
その驚異的な実力を見せてくれました!
誰もが認める史実のベストバウト。対象レースは難なく見つけられるだろう。
天候の条件がある(とされている)が、史実の実況を知っていれば仕方がないかと思えるだろう。
これ以上の条件については情報が錯綜しており未確定。上記条件だけでは聞けないことがあるとの報告もあり、着差や作戦などの条件も加味されるかどうかが議論の対象である。なお、史実で敗北している日本ダービーを勝利していても聞ける。
まさしくトリックスターでした!
もはや同世代に敵はありません!
無限の可能性が広がりました!
強い! 12番ファインモーション、無敗の秋の3歳女王誕生です!
もはや同世代に敵はありません!
無限の可能性が広がりました!
夏の終わりから連勝街道を重ねて無敗で秋華賞を取った史実の再現。
…が、ウマ娘のファインモーションは史実と異なりクラシックティアラ路線フル出場のため、実質的にトリプルティアラ(桜花賞、オークス含む牝馬三冠)が必須となる。
史実では5馬身差の圧勝だが、特殊実況の条件にそこまで必要かどうかは不明。
実況の杉本は、ビワハヤヒデを「顔がデカい」と言い出した張本人の一人であり、いつもの王道横綱相撲を顔ネタでいじっている。
アニメのビワハヤヒデは、顔について言及されると観客席からですら地獄耳で察知し機嫌が悪くなるのだが、ゲームではそこまで再現されておらず、「涼しい顔をして」観客席に手を振っている。
勝ったのはマヤノトップガンだー!
ついにこの菊の舞台で大輪を制しました!
ついにこの菊の舞台で大輪を制しました!
『ウマ娘』で引用されている部分だけ聞くと何の変哲もない実況だが、史実で重要なのはこの前後である。
菊花賞の一つ前の目標がファン集めになっているとおり、史実のマヤノトップガンはこれ以前なかなか勝てず、当時菊花賞トライアルだった神戸新聞杯・京都新聞杯も惜敗と苦汁をなめた末のG1制覇であったことが1行目に反映されているが、さらに重要なのは3行目である。
1995年1月に阪神大震災が発生。関西地区に甚大な被害が及んだ。
もちろん阪神競馬場も被災し、対象レースは振り替え。それどころか、馬主の田所祐は神戸の医師であったため、病院ごと被災。弟夫婦までも失う不幸に見舞われた。
そのような中にあって、1995年下半期は関西地方全体が「震災復興」に燃えており、スポーツ界もそれは例外ではなかった。
同年9月11日、「がんばろうKOBE」を合い言葉に、オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バッファローズ)がリーグ優勝を達成。
そして11月5日、神戸の馬主が有する、摩耶山を冠する馬が京都のクラシックを制した。スポーツ界から神戸に関わる吉報が2つも舞い込んだことで、杉本もこれを踏まえた発言をしたのである(杉本自身も関西テレビのアナウンサーであり、無関係ではすまなかった)。
『ウマ娘』では、1行目は「トライアル両方2着の上菊花賞を勝つ」という苦行になってしまうため削除され、3行目はウマ娘のトップガンが神戸とはあまり関係のないキャラづけにされたことから組み入れられなかったものと思われる。
それでも実装されたのは、「史実を調べてくれ」という隠れたメッセージなのかもしれない。
その類まれな才能を発揮し
外の方からマンハッタン!
外の方からマンハッタン!
他の娘は届きそうにない!
さあ、テイエムは今日は来られないのか! テイエムは今日は来ないのか!
200を切った! 200を切った! トゥザヴィクトリーか! トゥザヴィクトリーか!
外の方から、マンハッタン! 外の方からマンハッタン! 外の方からマンハッタン!
テイエムは来ているが届きそうもない! 勝ったのはマンハッタンカフェーーーーー!
同年天皇賞(秋)でのアグネスデジタルに次いで、テイエムオペラオー・メイショウドトウの二強時代にとどめを刺した一戦。「テイエムは今日は来ないのか!」は、前年有馬記念での「テイエムは来ないのか! テイエム来た! テイエム来た!」を受けている。
『ウマ娘』では対象の名指しは避けており、実況の文言からすれば単に有馬記念で外から差せばよさそうに思えるが、発生条件はそれだけではなく、聞けたという報告自体が数えるほどしか存在しない。
有志の検証によると、どうやら直線に入った時点で中団かそれより後方(6~7番手以下?)に居ないといけないようなのだが(史実でも4コーナー通過時点で13頭中9番手から直線で差し切っている)、ここで問題になるのがカフェの固有スキル。いわゆるゴールドシップ型の「中盤から徐々に速度を上げる」スキルであり、位置取りも中団(16人立ての有馬記念なら7番手~11番手)で発動するため、差しで普通に最速で固有が発動した場合、有馬記念の直線に入った頃にはほとんどの場合既に先頭近くにいることになる。カフェは適正的に普通はほぼ差し育成一択のため、普通にプレイしていると固有スキルのせいでまず聞くことが不可能なのである。
というわけでこの特殊実況を狙って聞きたい場合、固有スキルの発動を遅らせる調整が必要になる。検証したトレーナーによると、適性Cの追込で育成し、かつ中盤に前に出ないようにスピード・パワー・賢さを上げすぎないというステータス調整をした上で何度もリトライを繰り返したとのこと。
低めのステータスに加えて固有発動が遅れるという不利な状況から、中山の短い直線でライバル枠で登場するオペラオーやドトウを外から差し切ってもらわないといけないわけで、難易度は極めて高い。もし狙わずに聞けたら余程の幸運だと思った方が良さそうである。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/yaatwJUHJSoIG4o/status/1454137052690214917
漆黒を切り裂くような走りで
勝ったのはマンハッタンカフェ!
ようやく到達した夢の頂点
摩天楼の頂から今、掴み取りました!
ブルボンが京都競馬場第3コーナー「淀の坂」を上っているあたりで、杉本清がなぜか一句詠んだ実況が元ネタである。
「菊近し」すなわち、菊花賞トライアルが当時と現在で異なるため、対象レースが史実と異なることに注意。京都新聞杯から神戸新聞杯に、京都競馬場から阪神競馬場に変更された影響で、内容も「淀の坂」から「仁川の丘」になっている。神戸新聞杯は阪神2200m内回りであり、第3コーナーは下り坂である。そのためちょっとおかしなことになっている。
史実と状況が異なり、目標レースではなく、場所の都合でスキップすると聞けないことから、ノーヒントで見つけるのはかなり難しい特殊実況である。
京都新聞杯と神戸新聞杯の日程が現在入れ替わっている影響は、マチカネフクキタルも受けている。
最高の成果を見せつけてくれました!
メジロライアン快勝!
メジロマックイーンが2着!
菊花賞以来水をあけられていたメジロマックイーンを下し、悲願のG1制覇を成し遂げた。
「この距離では負けられない」とは、同じ2200mの京都新聞杯で当時レコードを有していたことを意味している。
目標レースがあるシナリオでは、メジロマックイーンが確定出走の上1着指定なので、ストーリーを攻略していれば聞くことができる。
名門の名に恥じない決意と鍛錬のたまものを
その力強い走りで証明して見せました!
並み居る刺客を振り切って先頭で
ヒシアケボノ1着! そして2着にビコーペガサス!
ドバイからの刺客、ソーファクチュアルは3着!
G1勝ち鞍がこれだけなので、見つけるのは簡単…なはずなのだが、史実の実況がどの局もこれといった特徴がないものなので、『ウマ娘』でも地味。汎用実況と勘違いしたプレイヤーも多いだろう。
「並み居るライバルを蹴散らして~(マイルチャンピオンシップ)」など、よく似た汎用実況があるため勘違いしやすいが、スプリンターズステークスの本当の汎用実況は「熾烈な電撃戦を制したのは~」である。
「刺客」という、ウマ娘ではライスシャワー・グラスワンダーといった的場均騎乗組ぐらいでしか聞かれないセリフがあるのがヒント。史実での「刺客」は、上記の通りUAE調教馬ソーファクチュアルである。『ウマ娘』に外国馬は登場していないため、「刺客」は他の出走者全員ということになっているのだろう。
その大きな大きなスケールの走りは
大きな栄光をも掴んでみせました!
みちのくの粘り! みちのくのたくましさ!
問題なしユキノビジン! 強い!
勝ったのはユキノビジン!
ユキノビジンの重賞勝ちとなった同レースが元ネタ。当時は牝馬三冠路線の最終戦がエリザベス女王杯であり、このレースで3着まで入った馬には優先出走権が与えられていた。
ユキノビジンはこのレースを1番人気で迎え、桜花賞とオークスを制したベガに勝利している。
自らの憧れに近づく素晴らしい走りで
彼女らしいたくましさを存分に見せてくれました!
史実では第3コーナー手前で転倒、粉砕骨折を起こし、その場で安楽死の処置が執られたため、淀の坂を越えることはなかった。
本実況には完全に対応する史実の実況はない。ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI 北野守)版では単にライスの落馬が伝えられたのみであり、関西テレビ(杉本清)版でははじめ落馬に気づかず、悲鳴が上がったのを誤認して「大歓声」と実況してしまうほど混乱した状況であった。
サイレンススズカと同じく、『ウマ娘』では「自身の死」という史実を塗り替えることが目標となる。この宝塚記念は史実より2年前倒しで描かれており、勝利後のエピソードは史実の前走である2回目の天皇賞(春)の雰囲気に近い。
どんな大舞台でも己を貫く走りは
アイネスフウジン! ここは負けてられない!
見事にこの日本ダービーで果たしました!
1番人気で乗りこんだ皐月賞でスタートで不利を受けハクタイセイに差し切られ、ダービーでは3番人気。「借金してでもアイネスフウジンを1番人気にしてやりたい」と語ったというベテラン中野騎手が人馬一体で会心の逃げ切り勝ちを収め、20万人の「ナカノ」コールを巻き起こした。
元ネタの「若者には負けてられない」というのは、1番人気メジロライアンの鞍上横山典弘(当時22歳)と、2番人気ハクタイセイの鞍上武豊(当時21歳)のことである(中野栄治は当時37歳)。
条件は文言の再現をすればいいので単純だが、ダービーを勝てるステータスで育成していると皐月賞は負ける方が難しい。狙って皐月賞を負けるより、うっかり皐月賞で事故ったときに聞きに行くというつもりで構えた方がいいだろう。
まさに風のように駆け抜ける走りで
見事栄冠を掴んでみせました!
アグネスタキオンまず一冠!
アグネスタキオンまず一冠!
文言は史実と全くの同一。「まず」の文言から、その次も期待されていることがうかがえた。
史実ではこのあと屈腱炎で引退してしまい、「まず」の次の道は閉ざされてしまった。しかし、『ウマ娘』ではその先の道がまだまだ続く。
やはりこの大一番アドマイヤベガです!
アドマイヤベガです!
母ベガの二冠達成から6年! またもその息子が、輝く一等星に!
アドマイヤベガ! 史上初の日本ダービー連覇! 武豊、アドマイヤベガです!
豊が信じたその末脚! 豊が信じたその強さ!
やはりこの大一番、アドマイヤベガです!
条件はここしかあり得ないので探すのは容易。
史実では、先頭に立ったナリタトップロードをゴール板直前で差しきり、悲願のダービー制覇。実況の三宅は、6年前に自ら実況した母ベガのものを引用して「輝く一等星」になぞらえた。
本作にベガは未登場であり、鞍上という概念もないのでそこは引用されていない。
なお、ホープフルステークスの「一等星の輝きを見せ~」は汎用実況である。
一等星の名にふさわしい走りを見せてくれました!
イナリワンが内から来たぞ!
イナリワンが内から来る!
先頭はわずかに、ランニングフリーか、ランニングフリー先頭か?
ミヤマポピーが外から差してきた! さらにはプレジデントシチー!
大外からはウェルネスあたりが突っ込んでくる! チュニカオー!
ウマ娘の内ラチ外ラチ判定は割とガバガバなのでさほど条件は厳しくない。イナリの固有自体もちょっと条件が複雑だが、普通の追込としてレースさせていれば出るだろう。
粋でいなせなその走りで
悲願のダービー制覇!
ウイニングチケット決めました!
(この喜び、まずはどなたに報告されたいでしょうか?(インタビュアー・塩原恒夫))
条件はここしかあり得ないので見つけるのは簡単。問題はダービー優勝そのものであるが…。
ウイニングチケットと柴田政人騎手、悲願のダービー制覇の物語は競馬史上欠くべからざるものであり、騎手インタビューが実況以上に有名である。そのため、珍しくそれが反映されている。
ちゃんと実況も反映されており、前半はフジテレビの堺正幸アナのものが採用されている。
大舞台にかける強い想いで
世代の旗手たる実力を見せつけました!
やったやった! エアシャカールです!
このレースでは、杉本清アナウンサーによる最後の菊花賞実況であり、道中は過去に同氏が実況したレースを振り返るような内容になっていた。
「やはり」と言っているが、杉本氏が菊花賞の実況を行った1969年から2000年の間で皐月賞馬が菊花賞を制し二冠馬となったのはエアシャカール他に、キタノカチドキ、ミホシンザン、サクラスターオー、セイウンスカイの4頭のみである。
自ら導き出したロジックを携え
並み居るライバルを最内からぶっこ抜いて勝利した一戦。
その後のミルコ・デムーロ騎手の明仁天皇・美智子皇后両陛下に対する最敬礼まで含めて伝説となった。メインストーリー第3章で前奏と云えるダービー勝利が描かれ、育成実装でめでたくお披露目となった。
当該レースは1着指定のため、ダービーさえ勝利していれば問題なし。
誇りと意志を胸に
カレンチャンです! 5連勝!
シニア級は高松宮記念が1着目標のため、必然的にクラシック級限定実況である。
とはいえ、カレンチャンは素の状態では芝短距離適性しかなく、それに該当するG1はスプリンターズステークスが初である。無理やりマイル適性を上げて優勝レイ集めなどをしていない限り、特に何もしなくても聞くことができるだろう。
連勝に関する部分は削除されている。単純に「5連勝」を再現するのが難しいというのもあるだろうが、その中にはウマ娘のレースに存在しない条件戦や、この時点で出走できない古馬限定戦が存在するというのも理由だろう。
1着はカワカミプリンセス!
見事カワカミプリンセスがやりました!
抜けた抜けた! カワカミプリンセス!
デビューから破竹の勢いで3連勝。そのまま無敗でオークスを制覇した際の実況が元ネタ。
この後秋華賞も勝利し、無敗の二冠馬となるが…?
自らの脚で実力を証明しました!
ジャパンカップは史実で12着の惨敗。唯一のG1勝ち鞍である阪神3歳ステークス(現阪神JF)の実況に特に似たものはない。そして「100年にひとりの美少女ウマ娘」という形容は人間のアイドルの方が元ネタである(「10年に一人の逸材」後藤真希、「1000年に一人の美少女」橋本環奈など)。
『ウマ娘』でのストーリーを反映してはいるが、競馬実況の方に元ネタはないと考えられる。
ジャパンカップに割り当てられている理由は、当該競走に際して元騎手の小説家ディック・フランシスが来日し、雑誌『優駿』のインタビューを受けた時に、印象に残った馬の一頭に「名前は忘れたが栗毛の馬」と答えたことが元ネタではないか、という説が挙げられている。
自らレースに賭ける思いの強さを
揺るがぬ意志と自らの脚で証明しました!
鞍上がウマ娘本人に置き換えられている以外は史実そのまま。
史実では2回目の挑戦で初G1だったが、『ウマ娘』ではクラシック級の段階で優勝しても聞ける。
初心者の内は、目標外レースに出走するのはファン数が足りない時ぐらいだろうから、普通に攻略していれば1回目か2回目で聞ける。特殊実況だと気づかなかった人もいるかもしれない。
一方、バクシン周回が極まり、マイルG1の優勝レイを集め始めると聞けなくなってしまうので、たまには朝日杯FSや桜花賞、NHKマイルCをスルーして葵ステークスから直行してみよう。もっとも、運悪くマイル全敗したから聞けた、ということもあるかもしれないが…
史実通りシニア級で聞きたい場合は、途中の高松宮記念で敗北している必要があることにも注意。
なお、勝利時にウマ娘が挙げる手は右回りと左回りで異なる(カメラに向かって顔が見えるように挙げる)。中山レース場は右回りのためバクシンオーも史実通り右手を挙げており、内容の変更などはされずに済んでいる。
猪突猛進で突き進むその走りは
まさに驀進王の名の通りでした!
勝ったのはシーキングザパール!
勝ったのは、シーキングザパール!
元ネタの方では、青嶋アナウンサーの声が裏返っているが、そこまでは再現されていない。
世界レベルの走りを見せつけました!
元ネタとなった1997年にフェブラリーステークスがGⅠ昇格し、中央初のダートGⅠの初回を制したのがシンコウウインディだった。
その闘争心を遺憾なく発揮して
私たちの心に大きな噛み跡を残してくれました!
1着はスイープトウショウ! よく差し切りました!
スイープトウショウです! 差しきりました!
元ネタほぼそのままだが、「よく」という文言が追加されている。
まるで魔法のような走りを見せてくれました!
オグリキャップは届かない!
オグリキャップの前に立ちはだかった
やってきたが届かない! やってきたが届きません!
早めに進出したスーパークリークが、大外から猛烈に追い上げてきたオグリキャップをクビ差抑えて勝利したレース。「届かない」というフレーズが共通するので、フジテレビの堺正幸アナの実況が元ネタだろう。
史実ではスーパークリークは翌1990年の天皇賞(春)を制覇して、秋→春の順で史上2頭目の天皇賞春秋連覇を達成することになるが、ゲームではシニア級の2年目はなく、クラシック級では菊花賞とターンが被るため秋天には出走不可。なのでゲームでは春秋連覇はシニア級の春→秋の順で達成するしかない。
特殊実況の3行目の直接の元ネタかどうかは微妙だが、1990年天皇賞(春)での関西テレビ・杉本清アナの実況は以下の通り。
その持ち前の器量と才気で
やはりスマートファルコンの独壇場か!
さあ、前の2頭!
スマートファルコン先頭、トランセンドは手が動いて2番手、シビルウォーは3番手で直線に向きました!
先頭はスマートファルコン、スマートファルコン先頭! 追い出しました!
やはりスマートファルコンの独壇場か!
スマートファルコンとトランセンドによるダート最強決定戦と目されたレース。
スマートファルコンがスタート直後から先頭を譲らず、実況通り独壇場のまま決着。しかし1馬身差にまで詰め寄ったトランセンドも負けてなお強しの印象を与えた。
一方、3着のシビルウォーも加えて1・2・3番人気がこの着順で決着ということで元返しが続出し、穴党泣かせのレースとも言われた。
『ウマ娘』では最後の部分だけ採用。史実通り2連覇直前の最終直線で聞ける。
馬身差に関することはゲーム内の状況によって変わるため、別のセリフになっている。
観る者の視線を一身に集める走りで
みごとトップに上り詰めました!
勝ったのはゼンノロブロイ!
勝ったのはゼンノロブロイ!
これまで惜敗続きだったゼンノロブロイが初めてGⅠタイトルを奪取したレースが元ネタ。ゼンノロブロイは藤沢厩舎所属で、1年先輩はシンボリクリスエス。そしてその鞍上もオリビエ・ペリエ騎手であった。
トーセンジョーダン勝った! 根性見せた!
真ん中突いてダークシャドウ! ダークシャドウ来ている! 先頭トーセンジョーダン!
ダークシャドウ来ている! ダークシャドウ来ている! ダークシャドウ来ている!
並びかける! 外か? 内か?
シルポートの逃げによりとんでもないハイペースとなった府中で、残り300mから脱落する先行馬をぶち抜く。最後はダークシャドウの猛追から根性で粘りきり、念願のG1制覇。このときのタイムは、2023年にイクイノックスが破るまで、12年間も保持し続けていた。
トーセンジョーダン唯一のG1勝ち鞍なので見つけること自体は楽だが、シニア級天皇賞(秋)は最後の育成目標。それまではアルゼンチン共和国杯以外すべてG1レースなので、これを負けつつ3着以内に入り、一方で秋天は1着と、ナイスネイチャほどではないがシニア級は難しい育成を迫られるだろう。
長距離適性はBなので、有馬記念・天皇賞(春)で負けるのは苦にならないと思われるが、「出走」の前者はともかく、春天は「3着以内」なので、負けたはいいがゲームオーバーということになりかねない。
中距離は逆に大阪杯と宝塚記念で勝ってしまわないようにするのが難しい。
決して揺るがぬ勝負根性で
誰にも崩せない不滅の走りを見せてくれました!
これは驚いたナカヤマフェスタ!
底を見せていなかったナカヤマフェスタ!
ここで宝塚記念制覇! 場内騒然です!
ナ・カ・ヤ・マ・フェ・ス・タ! ナカヤマフェスタ!
これは驚いた、ナカヤマフェスタ、ブエナビスタ、ナカヤマフェスタ勝った!
なんとなんと、ナカヤマフェスタ、柴田善臣がやりました! ブエナビスタは2番手まで!
驚きました、ナカヤマフェスタ関東馬! 11年ぶりに関東馬、ナカヤマフェスタ!
底を見せていなかったナカヤマフェスタ! 明け4歳、ここで宝塚記念制覇!
場内は騒然です! ブエナビスタは力を見せました、しかし2着に敗れています!
1番人気ブエナビスタを差しきって8番人気の伏兵ナカヤマフェスタが快勝、場内を唖然とさせた一戦。史実より条件は緩和されているが、4番人気以下という条件がついており、ゲームになれていると逆に狙うのが難しい実況。
見事に勝負を制しました!
ここ一番の大勝負を制し
ナリタタイシンがどうやら差し切りました!
ナリタタイシンが差し切ったー!
ビワハヤヒデ・ウイニングチケットの2頭が残り200mで抜けだし、一騎打ちの様相を呈していたところ、残り100mで突然ナリタタイシンが大外から現れ、猛烈な脚で追い上げ。ビワハヤヒデをクビ差差し切って勝利。
向こう正面では画面に映らず、実況も読み上げないほどの最後方にいながら、残り200mの叩き合いでウイニングチケットが大写しになった直後に画面に現れて抜き去っていく様は、まさに「鬼脚」の一言。
ちなみに、「桜花賞に続いて」はもちろんタイシンのことを言っているのではない。ベガで桜花賞を制した鞍上武豊のことである。
世代随一のスピードを存分に見せつけ
早めの戦法で直線鮮やかに抜け出して
みごと桜花賞を制しました!
ニシノフラワーです!
単純に初期設定の作戦で勝てばいいだけなので、聞くのは非常に簡単である。
可憐ながらも勇気を与えるその走りで
大輪の花を咲かせてくれました!
現在武豊・ハルウララは後ろから3頭目、先頭には10馬身以上の差になった!
さあハルウララ、がんばれ106戦ハルウララ! 直線コースに入ってくる!
(中略)
元ネタの存在しないオリジナル実況とされているが、「ハルウララがんばれ」という実況のある映像は残されており、例えば武豊が騎乗した上記のレースでは「がんばれ」「初勝利」に言及した実況が存在する。
直接的な元ネタは、『ウマ娘』プロジェクト始動時に連載されていた漫画『ウマ娘 プリティーダービー -ハルウララがんばる!-』である。
条件が「未勝利戦」なので、メイクデビューに敗北する必要がある。これが地味に難しい。
一方、殿堂ウマ娘としてウララを起用する際も最終直線で聞ける。つまり育成シナリオの記憶は消されるってこと?
決して諦めない不屈の精神で1着を掴んだその姿は
まさに春爛漫でした!
今年もあなたの、そして私の夢が走ります。
私の夢はバンブーです。
杉本清の実況であまりにも有名な「私の夢」シリーズ第1弾。バンブーメモリーの実況としても最も有名なもののひとつだが、肝心のバンブーは最下位に沈んでいる。
スタート前口上が差し替わる初めての特殊実況。スキップさえしなければ確定で聞ける。
ただし、史実では、スタート直後の直線で言っていた。
その真っすぐで一本気な精神で突き進み
強敵たちとの激闘を制しました!
秋初戦を制して大波乱を演出して見せました!
エイシンワシントンは4着から5着!
エイシンワシントンも4着か5着くらい!
しかし、これも休養明け!
1995年のセントウルSが元ネタ。鞍上に武豊を乗せ、久々に重賞制覇となった。
前年のセントウルS覇者・エイシンワシントンが1番人気、前走のラジオたんぱ賞(現・ラジオNIKKEI賞)を勝利したプレストシンボリが2番人気。ビコーペガサスはそれら有力馬に続く3番人気であった。
ビコーペガサスは1994年の京成杯以降勝ち星に恵まれていなかったが、最後の直線でスターバレリーナを差し切り、1馬身半の差をつけてゴール。実に1年9ヶ月ぶりの勝利となった。
1番人気だったエイシンワシントンは5着、2番人気のプレストシンボリは15着と、人気二頭は惨敗。2着と3着にはそれぞれ、4番人気のスターバレリーナと5番人気のトーワダーリンが入るなど、波乱の結果となった。
この史実の影響か、育成においてもビコーペガサスの人気を3番人気以下に抑えつつ、その上で1番人気のウマ娘が4着以下の着順にならないと聞けない模様。
まさにヒーローと呼ぶにふさわしい走りで
余裕しゃくしゃくで大阪杯を制しました!!
元ネタとなった1997年当時は、まだ大阪杯はGⅡであり、天皇賞(春)へのステップレースの意味合いが強かった。そのためか、元ネタでの「天皇賞へ向かって」が「春に向かって」と若干の変更が加わっている。
私たちに驚きと感動を与えてくれた
神戸にも福が来た!
マチカネフクキタルが制しました!
京都でも福が来た!
ミホノブルボンと同じく、京都新聞杯と神戸新聞杯の日程が当時と逆であることから内容が変わっている。
逆であるというだけで、史実の2戦を勝利すればいいので条件自体は簡単である。ただし、2戦とも目標レースに設定されていないので、普通に攻略していると聞けず、自主的に出走する必要がある。
むしろ、こちらの方が有名なので「なんで菊花賞勝ったのに特殊実況にならないんだろう?」と思った人もいるかもしれない。こちらの実況には「神戸」「京都」の文言があるので、条件が3つになり難易度が上がってしまうからと思われる。
なお、この実況は菊花賞終了後のイベントでフクキタルが自分で言う。しかも勝ち負けにかかわらず。
自らの力を信じたその走りで
みごとに福を呼び込んでみせました!
さぁミスターシービー先頭だ!
おおっとここで、ここでシービーが先頭に立った! ミスターシービーが先頭だ!
五冠馬・シンザン以来19年ぶり、史上3頭目の三冠馬となったミスターシービーの菊花賞が元ネタ。
三冠をきっちり勝てるよう育成していれば、聞くのは簡単だろう。
その圧倒的な実力を見せてくれました!
ドトウ先頭! ドトウ先頭!
立ち上がった立ち上がった!
有馬記念とおんなじようになったメイショウ、テイエムオペラ、テイエムオペラ、
果たして伸びてくるのかどうか!ドトウ先頭! ドトウ先頭!
ドトウの執念が通じるのか! ドトウの執念がここで通じるのか!ようやく来た来た、テイエムオペラオーが来た!
ようやく来たテイエムオペラオー!しかし、メイショウドトウ一矢を報いるか!
ついに夢の一矢を報いるか!ドトウか! オペラオーか!
ドトウだーーーーーー! やったーーーーーーー!
元ネタは大方の予想通り、テイエムオペラオーとの6度目の対決で悲願の勝利を挙げたこの実況。
ただしゲームではシニア級の2年目が存在しないため、史実ではオペラオーとの初対決にあたる宝塚記念で聞くことになる。
それだと6度目の対決でのようやくの勝利という史実の文脈がなくなってしまうのでは? という点については、ゲームではドトウも目標外でクラシック戦線などオペラオーの出ていたレースに出走でき、特に史実のオペラオーの勝ち鞍である皐月賞と天皇賞(春)に超強力なステータスのオペラオーが確定出走してくるという仕様によって疑似的に対処されている。
確かに芽生えた自信を胸に
ドーベル見事にやってのけました!
勝ったのはメジロドーベル!
ドーベル見事にやってのけました!
ウマ娘ではメジロライアンと親子関係では無いため、その部分がカットされている。
素晴らしい走りを見せてくれました!
秋に向けて、ウイニングチケットは5着。しかしまずまずでしょう!
勝ったのはナイスネイチャでした。
なかなか勝てなかったナイスネイチャが、
この高松宮杯を制した模様です!
有馬記念5年連続出走、3年連続3着の珍記録を持つナイスネイチャが、悲願の優勝を果たした「if」系特殊実況であるが、内容は史実のベストバウトである高松宮杯から取ってきている。ただしウマ娘は2021年基準のため高松宮杯が存在せず、後継の高松宮記念は距離条件が変わっていてナイスネイチャの適性に合わないので、有馬記念に割り当てられている。
しかしながら、条件が「シニア級」有馬記念での初G1。すなわち最終目標レースまで一度もG1を勝たずにここまで来る必要がある、という「G1初勝利」系ではトップクラスの超高難易度である。
目標レース内に菊花賞・有馬記念・宝塚記念・天皇賞(秋)が存在するので、これらの勝利を全て避けつつ、一方「3着以内」という他のウマ娘より厳しめのボーダーは超えなければならない。
『ウマ娘』のナイスネイチャは、「3番手に就くと加速」という固有スキルのおかげでむしろ勝ちやすいほどであり、菊花賞・クラシック級有馬記念を3着以内で突破できるなら、2000mの天皇賞(秋)は負ける方が難しい。
すなわち、「天皇賞(秋)で負け、わずか3ターン後の有馬記念を勝て」という超絶無茶振りをクリアできるかどうかが決め手である。下記の攻略動画も参照。
多くの声援に堂々と応える1着を掴みました!
キングヘイローがまとめて撫で切った!
恐ろしい末脚! ついにGⅠに手が届きました!
キングヘイローがまとめて撫で切った!
恐ろしい末脚! ついにGⅠに手が届いた!
史実ほぼそのままの実況なのだが、文言の再現が意外と複雑で、さらに「11回目の挑戦で初G1」という史実もある程度加味されているらしく、確実に聞くのが非常に難しい特殊実況として知られる。
それまでの中距離地獄を「勝たないように、しかし5着以内は維持したままクリア」という微妙な育成を要求される。育成材料がある程度揃うと、うっかりホープフルステークスや皐月賞に勝ってしまうので、中上級者ほど難易度が上がる。上記のナイスネイチャ程では無いが相当な試行錯誤を迫られるだろう。
G1にある程度出走する必要があるため、『Make a new track!』でG1を避ける方法は使えない。一応、適正の合わないG1(JDD、菊花賞、クラシック級11月前半のダートG1いずれか、チャンピオンズC、有馬記念、フェブラリーSの中から5戦)に出走してわざと負けることで強引に条件を満たすことは可能。長距離適正や能力値を上げすぎるとうっかり菊花賞や有馬記念で勝ってしまう可能性はあるが。
初心者の内に意図せず聞いている場合があるかもしれないので、もし聞けたらラッキーだと思おう。
そもそも高松宮記念そのものが、作戦差しではバ群ブロックで沈む可能性があるし、実況を聞いてからクリアまで持って行こうとなると天皇賞(秋)が鬼門となるのでつくづく大変である。
みごと並み居る強敵に打ち勝ち
王の名にふさわしい栄光を掴み取りました!
こんなレースは久しぶりに見ました!
これは驚きました!
外からまとめた差し切ったのはマチカネタンホイザ!
こんな競馬は久しぶりに見ました!
びっくりしました。思いもよらない展開でした!
史実では、G1を2回連続疾病で除外・取り消しになったりと散々な目に遭った昨年の鬱憤を晴らすかのような差しきり勝ち。G2時代の高松宮杯最後の勝者となった。
現在の番組が採用される『ウマ娘』では、条件が変わって「高松宮記念」になった当該競争の代わりに、同じく中京2000mの本競走で再現されている。
持ち前のひたむきさを発揮し
前の2人に3番手から中を突いてやって来る!
抜け出したのはイクノディクタスだ!
前2頭に、3番手から中を突いてやってくる!
引退までの全51戦を汚せずに走り抜けた「鉄の女」イクノディクタスのオールカマーが元ネタ。
約1か月前に行われた小倉記念を勝利したばかりの連闘であったが、オグリキャップのレコードをコンマ3秒縮める、1:12.1で勝利している。
最終直線に入る前に先頭だと聞けない可能性があるが、それ以外に条件はないため比較的楽に聞くことができる。
私たちにたくさんの勝ち星を届けてくれました!
グランプリを制しました!
マックイーンに代わって、メジロパーマーの方が逃げ切ってしまいました!
これはどう、なんということか!
マックイーン不在でメジロ牧場関係者もほとんど見に来ない中、渾身の大逃げでグランプリ制覇を果たした時の実況。この時はフロックとの見解も強かったが…?
聞くための最大の難所は「4番人気以下」という条件。宝塚記念はライバルもそれほど強くないので、ある程度育成環境が整っていると4番人気以下になるのは難しい。バクシン教育成をしてスタミナを低めにするのが比較的やりやすいか。ゴルシちゃんモードやフジキセキモードのような相手が強くなるイベントを利用するのも手。
固有二つ名にも「4番人気以下でG1勝利」の条件があるので、聞くなら二つ名もセットで狙いに行きたい。ただスタミナ低め育成をすると二つ名条件の「天皇賞(春)」勝利が厳しくなるのが悩みどころ。
私たちの記憶に刻んでくれました!
ダイタク去年に次いで連覇!
ダイタク去年に次いで連覇!
ダイタク去年に次いで連覇!
ダイタク去年に次いで連覇!
当時、史上2頭目となるマイルチャンピオンシップ連覇を果たした。この時の鞍上・岸慈彦は左手でガッツポーズを見せているが、アプリでは都合上右手となっている。
まるで太陽のような底抜けの明るさで
吼えろツインターボ!
外からアイルトンシンボリ! ツインターボ! アイルトンシンボリ!
吼えろツインターボ!
ツインターボはこの七夕賞で、1000mを57.4で通過するというハイペースな大逃げを打ち、重賞二勝目を手にした。このレース展開が、次走のオールカマーで他の騎手を惑わすことに一役買うことになる。
育成では、この七夕賞で1着を取ることが育成目標になっていることに加え、強制的に作戦が「逃げ」になるため、聞くのがかなり簡単である。
すべてを出し尽くした大逃げで先頭を守り抜き
金星を掴んでみせました!
この一冠だけは渡さなかったサトノダイヤモンド!
この一冠だけは渡さなかった! サトノダイヤモンドです!
「サトノの馬はG1を勝てない」というジンクスを破り、ついに悲願のG1達成を果たした際の実況。
託された期待と願いを見事に成就させ
ついに届きました!
本作では多くの実況がFNS系から引用されており、本馬の実況も同局で有名なのは、菊花賞「祭りだ! 淀は祭りだ! キタサン祭り!」または同じ2017年有馬記念でも「これが男の引き際だ!」の方である。
2017年有馬記念は引退レースであるが、本作ではなぜかクラシック級にも設定されている。
育成ストーリーを見ればそれとなく理由が察せられるのだが、『Make a new track!!』から始めると「え、そこ?」と驚くこと請け合い。
メジロアルダンがぐいっぐいっと先頭に立った!
メジロアルダンが先頭だ!
メジロアルダンがぐいっぐいっと先頭に立った!
日本ダービーで聞くことができるが、実況は翌年1989年の高松宮杯が元ネタ。
はかなくも強く美しいその走りで
外を回ってサクラチヨノオー来た!
サクラチヨノオーが先頭にやって来た!
さらに、さらに、ピンクの勝負服、サクラチヨノオーもグーッと差を詰めて参りました!
さあ、このあたりで先頭一気に、ディクターランドが先頭に立つか、ディクターランドが、いや、いや、ギャラントリーダーが先頭だ、ギャラントリーダーが先頭に立った!
ひたむきな努力が実を結び
シリウスシンボリが2歳時(旧3歳時)の成績は4戦2勝なのだが、このときの敗戦2回はいずれも、鞍上の加藤騎手のミスによるもの(1つは斜行による失格の降着処分、1つは出遅れから巻き返せずの2着)で、これによりオーナーサイドから、加藤騎手を下ろして岡部幸雄騎手にするよう、管理していた二本柳厩舎に要求した。岡部騎手はご存じ、1984年のクラシック戦線でシンボリルドルフを三冠馬に導いた騎手である。
厩舎側はそれに反発。これは、ゲート難癖のあったシリウスシンボリを一生懸命に矯正して走れるようにし、またシリウスの調教に出ればいつも傷だらけで帰ってきていた加藤騎手の苦労を慮ってのことであった。
その後オーナーの意向で畠山厩舎に転厩することになるのだが、これまでシリウスシンボリを管理していた厩務員に対して酷薄な仕打ちだとして、厩務員組合からオーナーが糾弾される事態に発展。
オーナーと厩舎の衝突の末、シリウスシンボリは再び二本柳厩舎に戻ることになり、ダービーに向けて「若葉賞は岡部、日本ダービー前哨戦のNHK杯からは加藤」という妥協案で合意することになった。
若葉賞では鞍上に岡部騎手を載せて見事1着になるのだが、その後脚部不安となってしまいNHK杯を回避。日本ダービーにはぶっつけで加藤騎手が乗ることになってしまったのだ。
プレッシャーとはこのことで、自身のせいとはいえオーナーと厩舎の衝突に板挟みになりながらも、レース当日は冷静な騎乗を見せて、見事日本ダービー制覇を果たした。
だが日本ダービー当日、オーナーは風邪を理由として競馬場に姿を見せておらず、また競走後には「加藤のスパートは早すぎた」「ゴール後にガッツポーズをしたのは安全面へのプロ意識に欠ける」といったコメントを出しており、結局オーナーと厩舎・騎手との間の不和は解消されることなく、シリウスシンボリはヨーロッパ遠征を行うこととなり、加藤や二本柳の手から離れることになった。
再び加藤騎手と二本柳厩舎に戻ってくるのは、それから2年後の1987年のことである。
自ら語る野心を裏付ける最強の走りで
勝ったのはシリウスシンボリ!
ヤエノムテキ、また暴れました!
東京の
二千に咲いた
ムテキの舞
G2・G1で惜敗が続いた1990年、猛追するメジロアルダンを振り切って獲得した勝利。
史実のヤエノムテキは名うての暴れ馬として知られたため「暴れました」だが、ウマ娘のヤエノムテキはそうではないため、その部分はJRAヒーロー列伝の文言から引用されている。
目標レースのあるシナリオでは、皐月賞は史実に即して東京競馬場で行われる。しかし、『Make a new Track!!』では中山競馬場で行われるため、特殊実況にならない可能性がある。
自ら鍛えた武の精神と凛々しい走りで
並み居る強敵にみごと打ち勝ちました!
やっぱりツルマルツヨシは強い!
そして2着はスペシャル!
やっぱり、強いのは強い!
強いのは強かったが、勝ったのはグラスワンダーの方だ!
やっぱり強いウマ娘は強い!
スペシャルウィークも強かったが、
勝ったのはグラスワンダーの方だ!
ツルマルツヨシは有馬記念を二度走っているが、2000年の有馬記念では故障により競走中止しているため、1999年の有馬記念が元ネタ。史実では4着であった。
実況は、同年の宝塚記念。グラスワンダーの特殊実況でも採用されており、これをオマージュした実況になっている。
育成ではこの二人を抑えてツルマルツヨシが1着になるため、名前の「ツヨシ」ともかける形でこの実況になっているのだろう。
育成目標では1着固定のため、簡単に聞くことができる。
2着は9番、2着は9番のステイゴールド!
メジロマックイーン以来久々の、そして最後の春の盾をメジロ牧場にもたらした一戦。
唯一のG1勝利なので難なく見つけられるだろう。
『ウマ娘』のメジロ家本家が羊蹄山の麓にあるかどうかは不明だが、ブライトの固有スキル演出では、背景に羊蹄山が描かれている。
負けない走りで勝利を掴みました!
抜け出したのはサクラローレル!
刻まれます!サクラローレルです!
6番のサクラローレルが抜け出した! サクラローレルが抜け出した!
「凱旋門賞を勝てる馬を」と、フランスからの持込馬として生を受けたサクラローレルであったが、怪我のためクラシック競走に出走することはできず、また翌年もほとんどを休養に充てていた。
5歳(旧6歳)となったサクラローレルは、1年1か月ぶりとなるレース。GⅡ・中山記念を勝利。その勢いでその年の天皇賞(春)を勝利すると、年末の有馬記念でも見事優勝し、年度代表馬に選出された。
この年の有馬記念は、総売り上げ約875億円を記録しており、2023年現在もギネス記録として残っている。
不屈の心と秘めた情熱を胸に
うれしいうれしい菊花賞制覇となりました!
うれしいうれしい! 渡辺やったぞー!
ナリタトップロード、そして鞍上の渡辺邦彦騎手にとって初GⅠ勝利となった同レースが元ネタ。
皐月賞と日本ダービーには敗北していないと聞けないため、強い育成を目指す場合は聞けない可能性がある。
最後の末脚は素晴らしいものがありました
ヤマニンゼファーです!
最後の末脚は素晴らしいものがありました! そして2着は大混戦になっています!
ヤマニンゼファーの連覇と共に、鞍上の柴田善臣に初のG1をもたらした一戦。
帝王賞を制し、また1つ
史実では1年ぶりの復帰となった8歳馬のカネヒキリや前年覇者のヴァーミリアンなど、錚々たるメンバーが揃った一戦となった。
育成ではスマートファルコンが立ち塞がることとなる(史実ではこのレース6着)。ステータスも高く、育成目標としても2着でもシナリオが進行するため、少しだけ聞く難易度は高い。
実況の内容から、GⅠを1つ以上勝っていることが条件になっていそうだが、どのレースでも構わないのかは要検証。
文句なし!トランセンド連覇達成!
チャンピオンズカップ連覇でさあ世界の舞台へ!
文句なし!トランセンド連覇達成!
ジャパンカップダート、史上初の連覇でトランセンド!さあ再び、世界の舞台へ!
トランセンドが勝利した頃は、「ジャパンカップダート」の名称で阪神競馬場にて施行されていた。アプリでは現在の中京開催のチャンピオンズカップで統一されている。
トランセンドが育成実装された2024年3月当時、前身であるジャパンカップダートの時代から含めても、本レースを連覇している競走馬はトランセンドのみであった。のちに同年12月、レモンポップが連覇で有終の美を飾り、同レースを連覇している馬は2頭となっている。
クラシック・シニアともにチャンピオンズカップが育成目標に入っており、またいずれも1着固定のため聞きやすい。
立ちはだかる強敵を超越して見せました!
勝ったのはノースフライト!
この安田記念です!
勝ったのはノースフライト!
重要4連勝で角田晃一が決めました、
この安田記念です!
重賞を連勝中だったノースフライトが初GⅠ勝利となった安田記念の実況から。
5番人気でスタートでは出遅れたものの、最後の直線で切れのある末脚を披露し、海外からやってきたGⅠ級の競走馬をまとめて下してGⅠ初勝利となった。
重賞連勝中の時は武豊騎手が鞍上だったが、1番人気となったスキーパラダイスに乗ることになったため、エリザベス女王杯で鞍上を務めた角田晃一騎手が手綱を握った。
勝ったのはシンボリクリスエス!
シンボリクリスエス現役時は、牡馬クラシック路線を走る3歳馬の進路として、秋は菊花賞へ向かうのが一般的であり、天皇賞(秋)へ向かうのは常識外れだであった。またシンボリクリスエスは、菊花賞へのトライアルであるGⅡ・神戸新聞杯を勝利したうえで天皇賞を選んでいたことも留意しておきたい。
東京競馬場の改修により、35年ぶりに中山開催となったこの年の天皇賞(秋)は、3歳馬がシンボリクリスエスのみであった。1番人気は前年の牝馬二冠・テイエムオーシャン、2番人気は菊花賞馬でこの年GⅡ3戦3勝のナリタトップロードで、シンボリクリスエスはそれらに続く3番人気であった。
シンボリクリスエスが3歳で天皇賞(秋)を制したことは、長距離である菊花賞が合わない馬に天皇賞路線を提示したレースでもある。
大一番での勝利という使命を果たしてくれました!
やっぱり強かったタニノギムレット!
今度こそ、今度こそ、今度こそ末脚炸裂~!
外からシンボリクリスエス!
一番外から! タニノギムレット!
2番手争いは大混戦だが! タニノギムレットーーー!
今度こそ、今度こそ、今度こそ末脚炸裂ー!
松田国英厩舎に所属していたタニノギムレット。2002年は皐月賞までに重賞を3勝も上げていた。しかし、皐月賞は大外を回すという鞍上の騎乗ミスで3着入選。武豊騎手に乗り替わってのNHKマイルカップは、同中の不利でこれまた3着。
松田調教師の信念である、種牡馬の価値を高めるための3歳2階級GⅠ制覇、通称・松国ローテの通りに日本ダービーへ参戦すると、まさに今度こそと言わんばかりの末脚でついにGⅠ制覇を成し遂げた。
秋は神戸新聞杯からの天皇賞(秋)のルートを予定していたが、屈腱炎を発症してしまい引退することとなり、実質この日本ダービーが引退レースとなった。
育成目標に入っているNHKマイルCを敗北していないとこの実況を聞くことができないため、強く育成する場合は聞くのが困難かもしれない。
疾さと強さを兼ね備えた最強の走りで
私たちを酔いしれさせてくれました!
勝ったのはダイイチルビー!
GⅠ初制覇です!
バンブーは内から バンブーは内から
ダイイチルビー ダイイチルビー躱した ダイイチルビー躱した!
一着でゴールイン! ダイイチルビーです! ダイイチルビーです!
(中略)
イギリスの競走馬・マイリーを祖とする、華麗なる一族の血を受け継いだダイイチルビー。
「華麗なる一族」は、母の母、イットーが活躍した1973年に山崎豊子が発表した同名の小説『華麗なる一族』が由来。
1990年のクラシック期は成績が振るわず、翌年に鞍上として河内騎手を迎え入れると、路線を短距離に変更。マイルの重賞を2勝したのちに迎えた安田記念にて、大外から一気に差し切り、初となるGⅠ制覇を成し遂げた。
華麗なる一族としての誇りを胸に
最たる輝きを放つ至上の走りを見せてくれました!
堂々たる勝利、堂々たる勝利です! そして2着にはマヤノジョウオです!
勝ち時計は1:35.8 文句なし!
新馬戦を20馬身もの差をつけて鮮烈なデビューを飾ったメジロラモーヌによる、牝馬三冠路線の一冠目が元ネタ。
初代かつ三冠目がエリザベス女王杯時代唯一となる牝馬三冠を達成したにもかかわらず、この桜花賞が固有実況なのは、2012年のJRACMも由来にあるか。
憧れも嫉妬も届かない魅惑の走りで
勝ったのはアストンマーチャン!
見事な逃げっぷり!
見事にスプリンターズステークスを制しました!
見事な逃げっぷり!
見事にスプリンターズステークス、GⅠを制しました!
ニシノフラワー以来2頭目となる、3歳牝馬によるスプリンターズステークス制覇を果たした同馬のレースが元ネタ。
私たちの心に残る勝利を見せてくれました!
なんとなんとサトノクラウン!
強敵たちを従えて宝塚記念を制しました!
大歓声がどよめきに変わっています!
前年に海外GⅠ・香港ヴァーズを制したサトノクラウンの、国内GⅠ初制覇となった同レースが元ネタ。
まるでマジックのように鮮やかな戦術を決めて
この大一番で栄冠を手にしました!
やりました!シュヴァルグラン!
姉ヴィルシーナ、妹ヴィブロス! 男馬がこの府中で大仕事をやってのけました!
キタサンブラック、最後の最後で、先頭を譲る形になってしまいました……!
同馬の初GⅠ制覇となったジャパンカップが元ネタ。すでに結果を出していた姉妹が青毛のため、栗毛馬であることを強調した元実況となっている。
育成の最終目標でもあるため、聞くのはかなり簡単。
「偉大なウマ娘」たる走りを見せてくれました!
ヴィルシーナの専用実況は2つあり、それぞれ条件が異なる。同一シナリオ内で聞ける専用の特殊実況が2つあるのは、2025年5月現在ジェンティルドンナとヴィルシーナのみ。ここでは、聞けるタイミングが早い順番から紹介する。
外をついた! ジェンティルドンナ!
外をついた! ジェンティルドンナ!
ジェンティルドンナが牝馬三冠を達成した2012年の秋華賞が元ネタ。詳細は、先に育成実装されたジェンティルドンナの項目を参照されたい。
瞳に煌めきを取り戻し、初めてのGⅠを
ヴィクトリアマイルで制しました!
更には外からは、ホエールキャプチャだ!
去年の覇者・ホエールキャプチャか、それとも5度目の正直ヴィルシーナか!?
二頭の際どい接戦!
ヴィルシーナ取って悲願のGⅠ初制覇となった、2013年のヴィクトリアマイルが元ネタ。
前年は牝馬三冠を全てジェンティルドンナの2着、続くエリザベス女王杯でもレインボーダリアに僅か及ばず4度目の2着と、悔しい結果に終わったヴィルシーナ。
年が明けての初戦はGⅡ時代の産経大阪杯。ここでは6着となってしまった(この時の勝ち馬はオルフェーヴル)が、迎えたヴィクトリアマイルでは1番人気。最後は前年の覇者であるホエールキャプチャとほとんど並んでゴール板を駆け抜け、ハナ差で勝利を手にした。
なお、この後掲示板入りを6度外し、うち3回は2桁着順を経験。2014年のヴィクトリアマイルではなんと11番人気という低評価を受けてしまうが、先頭を守り切る形で逃げ切り、史上初のヴィクトリアマイル連覇を果たした。
育成目標としてはトリプルティアラ3戦のあと、大阪杯を経てヴィクトリアマイルへ進む。目標外のGⅠに出ず、かつここまで1着にならずにヴィクトリアマイルを迎えれば聞くことができる。
ただし、トリプルティアラ3戦のジェンティルドンナはステータスやスキルがしっかりしているものの、たまにモブによるブロックが発生して勝ってしまうことがあったり、育成次第によっては大阪杯でオルフェーヴルに勝つ場合があるため、実況が訊きたい場合は少し注意したい。
実況で言われている通り、全姉となるヴィルシーナは、牝馬三冠路線の全レースをジェンティルドンナの2着という悔しい結果に終わっており、その雪辱を晴らす結果となった。
育成目標では、秋華賞は3着以内となっているため、ステータス次第では聞くことができずにストーリーが進んでしまう可能性はある。
ただし、先に他のGⅠを制していても、秋華賞を勝てば必ず聞けるため、そこまで聞くのは難しくない。
今堂々とスプリンターズステークスを制し、
"時代最速"を証明しました!
レース自体は1991年のスプリンターズステークスが元だが、実況はオリジナルである。
同レースでは、最終直線で故障してしまい、予後不良となってしまった。
「"時代最速"」というのは、ケイエスミラクルが短距離レースで3度もレコードを出していることに由来か。
大恩に報いる魂の走りを見せつけ
自らの脚で『奇跡』を起こしてみせました!
勝ったのはジャングルポケット!
勝ったのはジャングルポケット!
勝ったのは、ジャングルポケットー!
劇場版『ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』でも描かれた、2001年の日本ダービーが元ネタ。
この年からマル外(外国産馬)の日本ダービー出走が可能となり、NHKマイルカップを制覇したクロフネや、前走の青葉賞を勝利してダービーに乗り込んだルゼルの2頭がマル外として参戦した。
前走の皐月賞でアグネスタキオンに敗れたジャングルポケットであったが、タキオンが屈腱炎によって出走を回避。これにより1番人気でダービーに臨むこととなり、見事勝利を収める。
勝利後、観客の歓声に驚いたからなのか、それとも早くにしてターフを去ったライバル、タガノテイオーとアグネスタキオンに向けてなのか、天に向けて大きくジャングルポケットは嘶くのだった。
理由なき反抗とは言わないでくれノーリーズン!
さあ、この辺りで何が一体抜け出してくるのか……
外を通りまして、タニノギムレット突っ込んでくる!
『理由なき反抗』とは言わないでくれノーリーズン!
ノーリーズンは前走の皐月賞トライアル・若葉Sを2番人気ながら7着大敗しており、7分の2という抽せん枠を何とか潜り抜けて皐月賞へ進んだ。しかし本番では大きく人気を落とした15番人気。
短期免許で来日していたブレッド・ドイル騎手を鞍上に迎えたノーリーズンは、父が同じブライアンズタイムであるナリタブライアンのタイムを0.5秒縮める、1分58秒5の皐月賞レコードで勝利した。
一方、1番人気だったタニノギムレットは最終コーナーで一番外を大きく回ってしまい、コースロスによって3着に敗れている(ハナ差だったためか、実況では2着と誤ってしまっている)。
ノーリーズンという馬名は、馬主の秘書の発案で「強いのに理由はいらない」という意味を込めた「No Reason(理由は無い)」。
この馬名を受けて、映画鑑賞が趣味である塩原恒夫アナウンサーが、1955年に公開された映画『理由なき反抗(原題:Rebel Without a Cuse)』に絡めて言った実況が、「理由なき反抗とは言わないでくれノーリーズン!」である。
育成目標は5着以内でストーリーを進めることができるため、聞きたい場合はしっかり育成しておきたい。
この年に最低人気からフェブラリーステークスを勝利したコパノリッキーの、GⅠ級3勝目となるレースが元ネタ。この年は盛岡開催で、レコード勝利となっている。
しっかり育成していれば簡単に聞くことができるが、最終目標以外は3着でもストーリーが進むため、取り逃さないようにしたい。
自らの信念と利運あふれるその走りで
私たちにもハッピーを届けてくれました!
暮れの大一番東京大賞典も制しました!
暮れの大一番、第59回東京大賞典も制しました!
ホッコータルマエ、GⅠ級4勝目となった2013年の東京大賞典が元ネタ。
最終目標なので簡単に聞くことができる。
故郷・苫小牧への強い想いを胸に
前人未到の頂に立つ勝利を見せてくれました!
外からワンダーアキュート!
ワンダーアキュートが抜け出してくる!
外からワンダーアキュート!
8歳となった2014年に、自身にとって2年ぶり二度目のGⅠ級勝利となった帝王賞が元ネタ。
最終直線で外からコパノリッキーを刺し切って完勝したことを受けてか、マンハッタンカフェほどではないにせよ条件がかなり限定的で難しくなっている。知らずに育成して聞くことができたら、かなり幸運と言える。
いぶし銀の底力を示してくれました!
サウンズオブアースでした!
通算成績30戦2勝で重賞未勝利ながら、重賞での2着回数7回、生涯獲得賞金が4億6700万円という、重賞未勝利馬のによる獲得賞金が歴代1位の記録を持つサウンズオブアース号。
「プリマ」はイタリア語で「第一の」という意味があり、これにイタリア語で「女性」を意味する「ドンナ」をつけることで、オペラにおける主役の女性歌手を指す「プリマ・ドンナ」となる。
特に注釈が無い限り、単に「プリマ」という場合は「プリマ・ドンナ」を指すため、この実況においては「主役」という意味合いだろう。
ジャパンカップを制しました!
第4回ジャパンカップが元ネタ。このレースで、日本馬として初のジャパンカップ制覇を果たした。
常識を覆し気炎を上げるその走りで
ネオユニヴァースです!
外国人ジョッキーによる初ダービー勝利となった、ミルコ・デムーロ騎手とネオユニヴァースの同レースが元ネタ。
KBS京都の梶原誠アナによる「来る!来る!ヒシミラクル!」が有名だが、杉本清アナによる本実況が固有実況に採用されている。この実況は、『FNS27時間テレビ』内で放送された。
2400逃げ切るとはこういうことだ!
魅せてくれた内ラチ沿い、タップダンスシチーです!
2400、逃げ切るとはこういうことだ!
魅せてくれた仮柵沿い!タップダンスシチーです!
JRA・GⅠにおける最大着差となる、9馬身差で勝利を収めた、タップダンスシチーによる同レースが元ネタ。
実際のレースでは、内側の芝の保護などを目的として設置されている「仮柵」を沿うように逃げ切ったが、ゲーム内ではそのようなシステムがないため、「内ラチ沿い」と言い変わっている。
かけがえのない宝を手中に収めました!
外からなんとドゥラメンテ!
これほどまでに強いのか~っ!ドゥラメンテ!
外からドゥラメンテー!
外からなんと、ドゥラメンテ!
これほどまでに強いのかーっ! ドゥラメンテー!
2023/12/28~2024/3/21の間に開催されたイベント「マスターズチャレンジ」内で先行で聞くことができた。
育成目標では、皐月賞は「5着以内」でストーリーが進行してしまうため少し注意。
ドゥラメンテ!!
己に込められた血脈の結晶を見事に輝かせ
最強の体現者となりました!
ラインクラフト二冠達成!新たな女傑の誕生です!
ラインクラフト、二冠達成ー! 恐ろしい、新たな女傑の誕生です!
このレースに出場したラインクラフトは、クラシックレースを勝利した競走馬として初めてNHKマイルカップに出走し、見事変則二冠を達成した。
どちらもマイル戦なので比較的簡単に聞けるが、いずれも「5着以内」目標でストーリーは進行するため、実況を聞きたい場合は敗北時うっかり進めないように注意したい。
見事にオークスを制しました!
見事に、見事にオークスを制しました!
実際のシーザリオの毛色は青毛と呼ばれる珍しい毛色で、青みを帯びた黒色をしている。
ウマ娘のシーザリオはそれにちなんで髪の色が青く表現されており、それに合わせる形で「黒い馬体が弾んで」から「青い髪がなびいて」にアレンジされている。
かわしたー!!
エアメサイアの母エアデジャヴーは、桜花賞3着、オークス2着、秋華賞3着とGIの厚い壁に涙をのんだ存在。母の無念を娘が会心の末脚で晴らしたのです。
――桜花賞4着、オークス2着と - JRA
より
エアメサイアの母・エアデジャヴーは、スペシャルウィークらと同じ1998年の世代。桜花賞と秋華賞はファレノプシスの3着、オークスはエリモエクセルの2着といずれも敗戦を喫した。
その7年後、エアデジャヴーの第二仔であるエアメサイアもまた、桜花賞はラインクラフトの4着、オークスはシーザリオの2着と苦汁をなめる結果となってしまう。
牝馬三冠路線の最終戦、秋華賞では、NHKマイルカップを制し変則二冠を達成したラインクラフトがオッズ1.8倍の1番人気。エアメサイアはオッズ2.5倍の2番人気で、オッズが1桁になったのはこの二頭だけであった。
最後の直線、既に抜け出ていたラインクラフトを、ゴール直前でクビ差で刺し切り、エアメサイアは見事最後の一冠を手にした。
ウマ娘においては、母の無念を晴らすというエアメサイアの思いが、シナリオにて重要な意味合いを持つためか、秋華賞だけなく、桜花賞、オークスで勝った場合でも特殊実況を聞くことができる様子。
実際の実況では、完全に一致する内容の実況がおそらく無いため、JRAホームページに掲載された文言も一部参考にしていると思われる。
まずはじめに、2006年のエリザベス女王杯優勝馬は公式的にも間違いなくフサイチパンドラである。しかし、この結果になるまでにはひと悶着があった。
同レースで1着で入線したのはカワカミプリンセスであり、フサイチパンドラは2着入線であった。ではなぜカワカミが優勝ではないのか。それは、カワカミが最後の直線で斜行したことにより束の進行を妨害したと判断され、12着まで降着処分を受けたためで、フサイチパンドラは繰り上がりで優勝となったのだ。
このとき進路妨害された馬の名前はヤマニンシュクルで、スイープトウショウのシナリオに登場するモブウマ娘・シュガーニンフェのモチーフ元でもある。スイープトウショウのシナリオやカワカミプリンセス本人のシナリオでこの斜行にまつわるエピソードが語られているため、まだ育成していない場合は是非見てみてほしい。
実況は、その内容からおそらく馬場鉄志アナによる実況から来ていると思われる。フサイチパンドラの育成シナリオにおいては、上記の斜行事件は発生しなかったIF寄りの世界観となっており、実況の内容もそれに合わせて改変されたものとなっている。
また、フサイチパンドラの育成実装日である2025年7月22日に公開された、メインストーリー第2部後編では、斜行にまつわるエピソードにも触れつつ、さらにまた一味違った展開のIFストーリーに仕上がっており、必見。
なんという強さ! 全く問題にしませんでした!
最後の有馬を見事に飾りました!
なんという強さ! 全く問題にしませんでした!
ラストランを見事に飾りました!
オルフェーヴル現役ラストランとなる、2013年有馬記念が元ネタ。育成ではウインバリアシオンが走っていないため、レース自体はオルフェーヴルが出ていない2012年有馬記念(勝馬:ゴールドシップ)がモチーフになっており、1年前倒しで有馬記念に出走する形をとっている。
史実では2着のウインバリアシオンに8馬身差をつけて完勝し、引退レースとは思えないポテンシャルを見せた。
育成においては、目標が1着固定のため聞きやすい。
圧倒的な走りであらゆる栄光をほしいままにする
ターフの王たる姿を、私たちに見せつけました!
オルフェーヴルのL'Arcにおける特殊な実況は、現在2パターン確認されている。
オルフェーヴル快勝!
日本の悲願を見事達成しました!
最後の直線で外からオルフェーヴルが抜け出し、その場面を岡安アナが実況した。結果としては最後、4歳牝馬のソレミアにクビ差で敗れしまったが、オルフェーヴルにまつわる印象的な実況として挙げる人は多いだろう。
なお、こちらの特殊実況が聞けた場合は、おそらく確定で1着になると思われる。
事実上、ジェンティルドンナとヴィルシーナと同じく2種類の特殊実況があるウマ娘であるが、同一の育成シナリオ内で両方聞くことはできないため、分けて記載した。
ジェンティルドンナの専用実況は2つあり、それぞれ条件が異なる。同一シナリオ内で聞ける専用の特殊実況が2つあるのは、2025年5月現在ジェンティルドンナとヴィルシーナのみ。ここでは、聞けるタイミングが早い順番から紹介する。
外をついた! ジェンティルドンナ!
外をついた! ジェンティルドンナ!
ジェンティルドンナが牝馬三冠を達成した2012年の秋華賞が元ネタ。
大逃げチェリーメデューサがゴール手前で失速したところを、ヴィルシーナとジェンティルドンナが外から強襲し、2頭全く並んでゴール板を駆け抜けた。
実況を聞くには、ヴィルシーナよりも外を走り、ハナ差で決着することで聞けるようで、勝敗は無関係(ヴィルシーナが勝っても出てくる)と思われるが、まだほとんど情報が少ないため、詳細は今後の続報を期待したい。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/kamase4989/status/1827348037523386639
こんにちはとさようならを同時にやってのけました!
勝ったのは、ジェンティルドンナー!
もう一つの専用実況は、ジェンティルドンナのラストランとなった2014年の有馬記念が元ネタ。
元々ジャパンカップで引退することが示唆されていたが、4着に敗れ不完全燃焼となり、有馬記念へ向かうことに。実は中山競馬場で走るのがこれで最初であり、前走の敗北もあって4番人気に評価を落としたが、見事ラストランを制した。
勝てれば聞くことができるが、シニア級有馬記念を走るまでに、一度でも中山レース場開催のレースを走ってしまうと聞けないため、そこだけ注意が必要だ。
誰にも負けない力と気高さを大一番で見せつけ
自らの脚で見事に主役の座を射止め
ウインバリアシオンが走った有馬記念は、2013年と2014年の2回。オルフェーヴルと走ったのは2013年のみのため、レースの元ネタとしてはこちら。
ウマ娘におけるウインバリアシオンは「主語りを輝かせる主役……プリンシパルを目指」すウマ娘として描かれている。これは、母がスーパーバレリーナという名前であるところから引用されている。
この「プリンシパル」とはバレエにおいて最高位のダンサーに与えられる階級のことであり、特殊実況内の「主役の座」にもかかっている。
シニア級の有馬記念を勝利すれば聞くことができるが、クラシック級の有馬記念に出走し、勝っていると流れないため注意。
ドリームジャーニー先頭だ!
ドリームジャーニー1着!
ドリームジャーニー先頭に立った!
ドリームジャーニー1着!
池添謙一騎手に、初めて有馬記念制覇をもたらした同レースの実況が元ネタ。
2006年の朝日杯を勝利し、ステイゴールド産駒は早くから結果を出せることを証明したが、以降は時折隅相は勝つもののGⅠ勝利からは遠ざかっていた。
2009年の天皇賞(春)で久々に馬券内の3着に入ると、続く宝塚記念で久々のGⅠ制覇を果たす。
その後、オールカマー2着、天皇賞(秋)6着を挟んで有馬記念に臨み、この年の二冠牝馬・ブエナビスタを外から差して優勝。史上9頭目のグランプリ連覇を達成した。
己の旅路を輝かせる栄冠を手にしました!
2番手デュランダルだが前とは離された!
カルストンライトオーー!!
2番手横一線大混戦!
しかしこれは、行ってしまうぞ! 行ってしまうぞ! カルストンライトオが逃げるぞ!
2番手外からデュランダルだが、前とは離された!
カルストンライトオーーー!!!
2002年のアイビスサマーダッシュ(GⅢ)にて、直線1000mの勝ち時計53秒7、3ハロンタイム29秒6(!)の世界レコードを持つカルストンライトオがGⅠ勝利を果たした同レースが元ネタ。
1200mですら距離が長いといわれていたカルストンライトオだが、不良馬場となった同レースでスタート直後から果敢に逃げを打ち、そのまま先頭を譲らないまま4馬身差という着差で逃げ切り勝利した。
ちなみに、4馬身差での勝利というのは2024年現在スプリンターズステークスにおける最大着差であり、この着差で勝利した馬は、ダイイチルビー、サクラバクシンオー、そしてカルストンライトオの3頭のみである。
アプリ内でこの実況を聞く際、逃げで勝利することは簡単なのだが、デュランダルが2着に入ってこないことがあり、聞くことができないことが良くある。1着でゴールした後は目覚まし時計によるやり直しはできないため、多少運が必要かもしれない。
名刀の切れ味は今年も衰えていません、
デュランダル二連覇!
今年も冴えわたる切れ味、デュランダルです!
デュランダル二連覇ー! 池添(騎手)が右手の握りこぶしを挙げました!
今年も冴えわたる切れ味、デュランダルです!
マイルチャンピオンシップ二連覇を果たした、2004年の同レースが元ネタ。
2004年に入り、デュランダルは裂蹄を発症してしまい、長期の離脱を余儀なくされた。高松宮記念とスプリンターズステークスには出走したが、いずれも2着という歯がゆい結果に。そうして迎えた連覇のかかるマイルチャンピオンシップでは、出走馬16頭中唯一の上り3ハロン33秒台を叩き出し、見事連覇を達成した。
育成目標ではクラシック級・シニア級いずれもマイルチャンピオンシップが1着指定のため、聞くための難易度はかなり低い。しっかりと育成しよう。
朝日杯3歳ステークス(現・朝日杯フューチュリティステークス)を勝利し、クラシック最有力候補となっていたバブルガムフェロー。しかし、皐月賞の前哨戦となるGⅡスプリングステークスを勝利した12日後に、全治6か月の骨折が発覚してしまう。
春のクラシックを怪我により出走できなくなってしまった陣営は、秋の目標を菊花賞ではなく、古馬が競う天皇賞(秋)へと照準を定める。第1回を除き、第94回まで4歳馬(現在の3歳馬)は出走できず、1987年から解放されたが、それから4歳馬の優勝は出ず、1988年のオグリキャップの2着と、1995年のジェニュインの2着が最高であった。
出走メンバーとしては唯一の4歳馬として挑戦することになったバブルガムフェロー。1番人気はこの年3戦3勝のサクラローレル、2番人気にマーベラスサンデー。バブルはこれらに続く3番人気だった。
好位の3番手を追走して最後の直線、4番人気のマヤノトップガンが追い込んでくる中、半馬身差で突き放し優勝。GⅠ2勝目となり、4歳馬への出走権が復活してから史上初となる4歳馬の優勝となった。
レースに絶対はない!
フェノーメノにとっての最初のGⅠ制覇のレースである、2013年の天皇賞(春)が元ネタ。育成では仕様上天皇賞(春)を連覇することができないためだろうか。
前年の2012年は、同期のゴールドシップが皐月賞と菊花賞の2冠を制し、3歳で有馬記念を制していた。そして前走の阪神大賞典も勝利しており、ゴールドシップが単勝オッズ1.3倍の1番人気に支持されていた。
フェノーメノは日経賞を勝利し2番人気であったが、単勝オッズは6.2倍。1桁倍率だったのはこの2頭だけであり、ゴールドシップの1強ムードであった。
4コーナーに差し掛かるところでフェノーメノが先頭争いに加わり直線に向いたところで完全に先頭に。一方のゴールドシップは伸びあぐね、そのままフェノーメノが1着でゴールインした。
なお「今年もやっぱり大波乱」というは、前年の2012年天皇賞(春)で1着になったのが14番人気のビートブラックで、単勝オッズ1.3倍に支持されていた三冠馬・オルフェーヴルが11着に大敗したことを指しており、レース開始前にも「今年も波乱が待っているのでしょうか」とアナウンスしていて、結果としてそれが現実となった形になっている。
育成においては、目標で天皇賞(春)が1着固定となっているため聞くのは容易である。
先頭10番カレンブーケドールを、13番、ラヴズオンリーユーが捉える! 3番手は接戦になる!
13番ラヴズオンリーユー!
4戦4勝無敗、レースレコード2:22.8を記録した2019年のオークスが元ネタ。
「無敗のオークス馬誕生」というフレーズだけなら、フジテレビアナウンサーの立本慎吾アナウンサーも使用しているが、その後のフレーズからラジオNIKKEIの小塚歩アナウンサーの実況が採用されている。
リステッド競走の忘れな草賞を、出遅れや接触によるアクシデントこそあったものの3馬身差で勝利。迎えたオークスでは1番人気に押され、この期待に応えた。
馬主であるDMMドリームクラブにとって初の重賞勝利かつGⅠ勝利となり、無敗のオークス制覇は2006年のカワカミプリンセス以来13年ぶりであった。
ここで先頭はクロノジェネシスに変わった! クロノジェネシスに変わった!
2馬身、3馬身、引き離していく! そして2番手にはキセキ! 離した離した離した!
人馬の絆が一つになった! 独走クロノジェネシス! そして2着にキセキ!
クロノジェネシスは、スピードシンボリ、グラスワンダーに続く史上3頭目のグランプリ3連覇および、ゴールドシップに次ぐ2頭目の宝塚記念連覇を果たしている。
そんな彼女にとっての、1回目のグランプリ制覇となった2020年宝塚記念が実況の元ネタ。
秋華賞勝利後、その年のエリザベス女王杯と翌年の大阪杯に出走したクロノジェネシスであったが、いずれも1歳上の牝馬・ラッキーライラックに敗れていた。
コーナーより前でラッキーライラックが先頭に立ち、「現役最強への想いを乗せてラッキーライラック。そして外からクロノジェネシス、乗り越えられるか」と実況された。
結果としてはラッキーライラックは6着に沈み、2着に入ったキセキに6馬身ものの差をつけてクロノジェネシスが勝利した。ちなみにこのキセキも後ろに5馬身差をつけているため、いかに強い勝利であったことが窺えるだろう。
特殊実況は勝利できれば聞くことができるため、簡単な部類。しっかり育成して勝利しよう。
大接戦! 大接戦のゴール!
残りあと300、坂を上る!! 新旧ダービー馬の決着になるのか!?
最内ダイワスカーレット少し苦しくなった!!
ウオッカ、ウオッカ、ウオッカ、ディープスカイ、ディープスカイ、ウオッカ、
内からもう一度ダイワスカーレットが差し返す! ダイワスカーレットも差し返す!
これは大接戦! 大接戦のゴール!
ご存じ、ウオッカがダイワスカーレットをハナ差2cmの大接戦の末下した世紀の決戦を再現したもの。
この状況を完全再現するのはまずもって不可能なので、『ウマ娘』ではレース・ウマ娘を問わないようになっている。
しかし、多くの場合「○○と○○、もつれるようにゴールイン!」や「ほぼ同時にゴールイン! ○○、わずかに体勢有利か!?」という実況になるため、3人以上がハナ差接戦になるなどしないと聞けない実況のようである(史実でも5着までハナ・クビ・ハナ・クビの超大接戦だった)。
なお、史実での青嶋アナの実況が「大接戦ドゴーン!」に聞こえることがネタにされているが、『ウマ娘』でも、(字幕は上記の通りだが)男女問わず「大接戦ドゴーン!」に聞こえるように収録されている。
上がってきているのはディープインパクト、インティライミは二番手!
態勢全く変わらない!
このスピード、そしてこの強さ!
ディープインパクト無敗の二冠達成の際の実況が元ネタ。
ウマ娘化していない競走馬が元ネタの珍しい例。
原典では、ディープ「インパクト」を受けて「衝撃」になっているため、『ウマ娘』ではその部分が変更されている。
現在のところ、『ウマ娘』にディープインパクトは登場しておらず、没ウマ娘にそれと噂されているキャラがいたのみである。仮に実装されたとしても、同年菊花賞など他にも名実況は多数あるので困らないだろう。
「The Twinkle Legends」シナリオの楽曲である『Legend-Changer』では、間奏部分で実況パートが入る。この際、一部のウマ娘に関しては特殊な実況が流れ、固有の二つ名が表示される演習になっている。
育成中における特殊実況と同じく、史実における実況をアレンジしたものになっているものが多い。
ここでは史実の年代順に並べて紹介し、実況の元ネタだと思われるものが分かるものに関しては、実況の書き起こしを併記する。
幾度となく打ち砕かれてきた。
それでも一歩、一歩、挑戦を続ける。
歌唱がないウマ娘は全てこの汎用二つ名・汎用実況が流れるようになっている。
さあミスターシービー先頭だ!
何物にも縛られないこの姿こそが、ミスターシービーだ!
おおっとここで、ここでシービーが先頭に立った! ミスターシービーが先頭だ!
絶対的な実力をその背で語り、
伝説への道を切り開いていく!
史上初の栄冠を得てもなお、その志は揺るがない!
その野心と自信は、この走りが証明する!
さあ坂があります! 最後に坂があります!
スダホーク! シリウスシンボリ! この2頭が抜けてきた! この2頭が抜けてきた!
シリウスシンボリ! シリウス出た! シリウス出た! スダホークは渋りそうだ!
(中略)
先頭はシリウスシンボリ! シリウスシンボリが優勝! 2着にもスダホークか!
(中略)
強い! 強い!
魔性の華は、他の追随を許さない!
これが、メジロラモーヌだ!
堂々たる勝利、堂々たる勝利です! そして2着にはマヤノジョウオです!
勝ち時計は1:35.8 文句なし!
86年、桜花賞。
その美しき、黒い流線形。
嫉妬すら追いつかない、憧れすら届かない。
この意地と根性こそが、
いよいよ、武豊が、最後のドラマ、最後のドラマを作りに行った!
オグリキャップが外から上がっていく!
(中略)
オグリキャップ勝ったー!
最後のレース! オグリキャップ見事にファンの期待に応えました!
孤高の走りが示す圧倒的な強さ!
ひたすらに刺激を渇望し、差を広げてゆく!
ブライアンに陰りなし!
(中略)
さあブライアン、春の天皇賞へ向かって独走! 春の天皇賞へ向かって独走!
そしてハギノリアルキング(武豊)がわずかに2番手に上がった!
ブライアンに陰りなし! ブライアンに陰りなし! ブライアンに陰りなし!
今年もナリタブライアンだ!
文句なし! 文句なしだ! シーキングザパール!
シーキング抜けた! シーキング先頭! シーキングザパールが先頭!
2番手は3頭接戦! 後ろからブレーブテンダー! ブレーブテンダー!
まとめて抜き去る!
私こそが礎だと言わんばかりに抜き去っていく!
黒い馬体が弾んでシーザリオ! 福永祐一に導かれて、シーザリオ、
見事に、見事にオークスを制しました!
Melhor Ainda is eight lengths,
from THE JAPANESE SUPERSTAR! CESARIO!!
Cesario pass the stretch, she's railing off their feet,five lengths in front of Singhalese!
(シーザリオが直線を通過、シンハラーズに5馬身差開いて突き放す!)
Melhor Ainda, Might get into second,
大きく後続を突き放している!
やはりスマートファルコンの独壇場だ!
さあ、前の2頭!
スマートファルコン先頭、トランセンドは手が動いて2番手、シビルウォーは3番手で直線に向きました!
先頭はスマートファルコン、スマートファルコン先頭! 追い出しました!
やはりスマートファルコンの独壇場か!
金字塔を打ち立てるべく、
いや、まるで取り戻しに行くかのように覇道を突き進んでゆく!
これだ! これだ! 目に焼き付けよ!
ラストランをどう飾るのかオルフェーヴル! 先頭に立つ! 4コーナーで先頭!
さあウインバリアシオンが、懸命の追い、岩田康誠が追い上げてくる!
しかし差が開いた! ゴールドシップも追ってくるが3番手争い!
最後の急坂もなんてことはない!
これだ! これだ! 目に焼き付けよ!
来た! 来た! 一気に来た!
道を開けろと言わんばかりに来た!
常に、圧倒的に、誰よりも強く、
積み重ねた努力は必ず実る!
暮れの大一番、第59回東京大賞典も制しました!
全ての思いを込めて、
一歩、また一歩、力強く踏み出していく!
さあ追った! キタサンブラック! すべての思いを込めて、
武豊、ステッキ、一発、二発、離す! 離す!! 離す!!! あと100!!!!
その瞳に映るのは伝説!
先に見据える、前人未到の領域で、
そして外から、三度(みたび)、白いシャドーロールが飛んできた!
アーモンドアイ! 一気に来た! まとめてかわすか! ミッキーチャーム先頭だ!
掲示板
129 ななしのよっしん
2025/03/20(木) 02:09:54 ID: /cYLD81zDx
>>128
編者です。オルフェーヴルの実況に関して加筆しました。報告ありがとうございます!
130 ななしのよっしん
2025/03/23(日) 18:52:02 ID: gpGza1CpV/
>>127
返事が遅くなりましたが素早いご対応ありがとうございます!
131 ななしのよっしん
2025/03/29(土) 20:41:06 ID: QStDFM2/I5
グランアレグリアの特殊実況を探すために色々やってみましたが未だ聞けません。
マイルcsを2連覇した上で最終直線に入ってからほぼ史実再現して勝っても流れず、ヴィクトリアマイルを史実以上の着差で勝っても流れず、スプリンターズS(シニア級)を最終直線に入った時点で14番手の位置から大外一気で勝っても流れなかったです。その他史実通りになるように色々検証してみましたが、
ここまで来るとどのレースで特殊実況があるのかが分からなくなってます。
他で考えるとすると史実では負けた高松宮記念での史実再現をした上で大接戦で勝つ、は可能性薄いか…
あとはスプリンターズSをもっと史実再現してみる、つまり最終直線に入った時点で15番手で大外一気で2バ身差で勝つ…あれ?それは再現出来るのか?
もう分かりません。マルゼンスキーの特殊実況以上に難しいと思ってます。
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最終更新:2025/07/28(月) 07:00
最終更新:2025/07/28(月) 07:00
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