己を以て人を量るとは、ことわざのひとつ。
楚辞の長編の漢詩に「離騒」があるが、この第五段に以下の記述がある。
兮各興心而嫉妬と文章が続くが、意味合いとしては
ああ、自分の心の中に勝手気ままを許して人はそうであろうと推し量り、という訳になる。
自分の中の苦難や戸惑いから他人をそうであると思いやるというのが、恕して、という部分にあたるが、
思いやりがむしろ周囲の気持ちを酌めてない身勝手な悪い意味でここでは使われている。
ことわざとしては、
自分が卑しい心をしているものは他人もそうだろうと考えがちだが、そのように人はとかく自分自身を基準にして他人の心中や力量を推量しがちだということを指す。
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最終更新:2025/12/06(土) 12:00
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