狸の置物

狸の置物とは、居酒屋の前においてあるアレである。

概要

狸が傘をつけ、酒の瓶(徳利)と帳簿を持った置物で、それを「信楽焼」と呼称する場合もあるが、信楽焼は「滋賀の甲賀市にある信楽での陶器」を指す場合があるので、ここでは単に「狸の置物」とする。

基本的には、「八相縁喜(はっそうえんぎ)」と呼ばれる縁起物としておかれ、主に「商売繁盛」の意味合いが強い。

それぞれ

1. 傘 - 災難や悪事を避け身を守る
2. 目 - 大きな目で周囲に気を配る
3. 笑顔 - いつも笑顔でいる
4. 徳利 - 人徳を身につけ飲食に困らない
5. 帳簿(通い帳) - 信頼関係を上手く築けるように
6. お腹 - どっしり構えるて冷静さと大胆な決断力
7. 玉袋 - 金運に恵まれるように (なお、メスの狸の置物もあるがこっちは胸がある)
8. 尻尾 - 終わりよければすべてよし

の意味がある、他、「たぬき＝他を抜く」という語呂合わせ等もある。

狸の置物＝信楽焼のイメージは、昭和天皇が信楽に旅行された際、信楽焼で作られた狸の置物に日の丸国旗を持たせて並べてあったものを見て、一句詠んだ物が全国のニュースになったことでそのイメージが付いた。(なお2025年だと74年前)。

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関連項目

• 滋賀県
• 狸