おおかみこどもの雨と雪

私が好きになった人は、”おおかみおとこ”でした

おおかみこどもの雨と雪とは、スタジオ地図製作、細田守監督作の長編アニメーション映画である。

2012年7月21日劇場公開

あらすじ

19歳の女子大生だった花は、大学の講義に密かに忍び込んでいた男と出会い、そして恋に落ちてゆく。

しかし、その男の正体は絶滅したはずのニホンオオカミの血を引く末裔、「おおかみおとこ」だった。

とある冬の日、男は花に自分の正体を明かすが花はそれを受け入れ、後日、２人の間に「おおかみこども」の姉の「雪」

弟の「雨」を授かる。

一家4人で幸せな生活を送ろうとしていたが、雨の出産直後、夫は突然この世を去ってしまう。

花は男を失った失意に駆られながらも、２人の「おおかみこども」を１人で育てていく決意をする。

しかし、２人を育てていくうちに都会での生活に限界を感じ、また将来２人の「おおかみこども」が人間として生きるか、

狼として生きるかを決められるように一家で山奥の古民家に引越し、3人の田舎での新たな生活が始まってゆく・・・

主な登場人物

※多少のネタバレ表現を含みます

それでも良い方は文章をドラッグ

• 花（CV:宮崎あおい）

　本作の主人公。名前の由来は、生まれた時に近くで自然に咲いていたコスモスの「花」から。どんなときでも笑ってい

られるようにと名付けられた。父子家庭に育つが高校生の時に父を亡くし天涯孤独の身に。

大学生の時に「おおかみおとこ」と出会い、晴れて彼と結婚。姉の雪と弟の雨の二人のおおかみこどもを授かる。

雨が生まれた直後に夫が亡くなり、さらに目の前で遺体を「処理」されてしまい夫を失った失意に駆られてしまうが、

２人のおおかみこどもを育てていく決意をする。

人目に付かないようにと田舎に引っ越したが、いつの間にか様々な人たちから支えられながら暮らしていく。

• おおかみおとこ（CV:大沢たかお）

花の夫で、雪と雨の父親。運送業で働いている傍ら、花の大学の講義に忍び込んで勉強していた。

正体は、ニホンオオカミの末裔であり「おおかみおとこ」である。

花が雨を出産した直後に突然亡くなってしまい、さらに遺体を花の目の前で「処理」される。

• 雪（CV:（幼少期）大野百花/黒木華）

おおかみこどもで、雨の姉。名前の由来は、生まれた日に「雪」が降っていたため。

ネズミや蛇、昆虫などを捕まえて花や雨に見せびらかしたり、動物の死骸を集めたりするなど、性格はとてもお転婆で

活発。また、よく花に駄々をこねたりするなど少々ワガママなところもある。

小学校に入学してからは、周りとの感性の違い(特に蛇などを捕まえたり死骸集めなど)に恥ずかしさを感じるようにな

り、次第におとなしい性格に変わって行き「人間の女の子」らしくなっていく。

また、本作のナレーションを中学生になった雪が行っている。

• 雨（CV：（幼少期）加部亜門/西井幸人）

おおかみこどもで、雪の弟。名前の由来は、生まれた時の天気が「雨」だったため。

引っ越し先の古民家に出てきたヤモリに対して声を上げて驚くなど、とても臆病な性格。

その性格が災いして小学校に入学しても学校になじめず、さらにいじめにあってしまい、ほとんど学校に行かなくなって

しまう。その後、真冬の川で溺れたことや、花の職場で老いたシンリンオオカミに出会ったことがきっかけで

自然に対し興味を持つようになり、少しずつオオカミとしての本能に目覚めていく。　

それから頻繁に山に入るようになり、雨が「先生」と称す老狐のもとで森の掟を学び、次第にオオカミとして

たくましく成長していく。

人間として生きようと思っている雪とはしばし対立する。

• 草平(CV:平岡拓真)

雪が小学校四年生の時に転校してきた男の子。苗字は藤田。明るい性格ですぐにクラスメイトの人気者になる。

しかし雪からの獣の臭いを不審に思って尋ねてしまい、雪から避けられるようになる。しかし、雪が自分を避ける理由を

しつこく聞きに行ってしまったために衝動的にオオカミに変身してしまった雪に右耳を傷つけられてしまう。

この時点で雪がオオカミであることに気づいたが、そのことを誰にも(雪の母親である花に対してさえも)他言せず、

怪我のことは「オオカミがやった」と言って雪をかばう。その後、雪のことを気遣うようになり２人は徐々に仲直りしていく。

また、雪が自ら家族以外の人間に正体を明かす唯一の人物である

• 韮崎(CV:菅原文太)

花の近所に住む農家の老人。強面でぶっきら棒な性格で花のことを「気に入らない」と称す。しかし実は誰よりも花

のことを心配しており、花に農業の助言をしてくれたりしてくれる。いわゆるツンデレである

また本人の話によると、あまり小学校には通っていなかった様子。

• 山岡(CV:大木民夫)/細川(CV:中村正)

韮崎と同じく花の近所に住む農家の老人。最初は花のことをすぐに田舎生活に挫折する若者だと思っていたが・・・

一生懸命農業に取り組んでいる花を見て、花に農業のノウハウを教えてくれるようになる。

山岡と細川の２人は互いに農業のやり方について対立するが、実はとても仲がいい。

• 土肥の奥さん(CV:谷村美月)

花の近所に暮らす主婦。子どもがおり、花に育児と仕事の両立について色々助言してくれる。

• 堀田の奥さん(CV:麻生久美子)

土肥の奥さんと同じく、花の近所に暮らす主婦。最初は花を近所付き合いをしない人物だと思っていたが、

その後誤解が解けて、以後親しくなる。

• 草平の母(CV:林原めぐみ)

母子家庭で草平を育てており、草平が雪に傷つけられた時は酷く叱責していた。作中で後に再婚して子を孕み、

その新たな子が生まれてくるならばそれまで愛情を注いでいた草平はもう要らないと語る。今作最大の下種

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関連項目

• オオカミ
• ケモノ
• ジムニー