おばけっち 単語


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オバケッチ

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ピーーーーーーーーーーッ!!

 

 

おばけっちとは、『たまごっち』シリーズに登場するみんなのトラウマである。

概要

初代『たまごっち』より登場するキャラクター(?)。

病死や餓死といった様々な要因でたまごっちが死亡すると「ピーーーーッ」という心臓に悪い音や墓とともに現れる黒い幽霊。死んでしまったたまごっちが変身した姿らしい。たまごっちの死は育成を怠ったペナルティのようなものであり、こうなってしまうと卵から育て直さなければならない。うっかり長時間放置してしまい、ようやく様子を見られた時には既におばけっちになっていた……というパターンはたまごっちが流行していた時代、全国各地でよく見られた。たまごっちの死という現実を容赦なく突きつけるおばけっちは多くの人々にショックを、あるいはトラウマを与え、中にはペットロス症候群をなった人もいたとか。墓の画面ではたまごっちの享年が確認出来る他、ボタンを押す事でもう一度卵から育て直す事になる。もしたまごっちに飽きてずっと放置した場合、ボタンを押さないと画面が切り替わらないため、電池切れになるまで画面におばけっちと墓が居座り続けてしまう。それはそれで怖い。

どのたまごっちも必ず最後に「死」を迎える。その概念的存在であるおばけっちは役割的に出番が意外と多く、世代を跨いで登場している。トラウマを振りまいてるとも言える。さすがに水中では活動出来ないのか『さかなっち』においてはこんぶーおばけと呼ばれる亜種が代役を担っている。初期のシリーズにおいては十字架をこしらえた墓とセットで登場する事が多かったが、近年のシリーズでは仏壇とセットで登場するようになり、何故か丸みを帯びた体となっている(『LINEで発見!!たまごっち』では原点回帰したのか一時十字架の墓に戻った)。また作品によっては墓のすぐ横を浮遊していたり、トップ絵のように妙に高い場所を浮遊していたりと微妙に位置が変化する。

『64で発見!!たまごっち』ではデザインが一新。体の色が水色になり、表情が柔和になってトラウマ要素が軽減され、「額の三角巾をよく洗う」「他のたまごっちを驚かすのが好き」という新たな設定が追加されている。本作においても死んだたまごっちがおばけっちに変身するが、この状態でもミニゲームにはしっかり参加可能。おばけっちを操作出来る唯一の場面と言える。ただし育てているたまごっちが死亡した時点で負けが確定してしまうため、仮にミニゲームで勝利しても何ら恩恵を受けられず、育成ターンも飛ばされて実質ゲームから除外される。ちなみにおばけっちもたまごっち扱いなので図鑑に載る。コンプリートのためには必ず一匹は殺さなくてはならない。

『てんしっちのたまごっち』では、ゲームを開始するといきなり墓とセットで登場する。てんしっちは死んだたまごっちの生まれ変わりなのでおばけっちが卵に相当する珍しい立ち位置。1分ほど時間を置くとおばけっち2号が誕生。てんしっちになりたての姿であり、言うなれば他シリーズにおけるベビーっち。白くて可愛い天使の幽霊であるためトラウマ要素は完全に消滅している。

ゲームボーイ作品である『ゲームで発見!!たまごっち』シリーズだと、死んだたまごっちがそのまま幽霊になるため出番が無い。

PC版である『ポリゴンで発見!!たまごっち』や同作のキャラ変更版『パソコンで発見!!スーパーたまごっち』においてもデザインの異なるものが登場。こちらは体の色が白く、三角巾が無い。墓は3Dで表示されないが連動機能用の壁紙として墓の描かれた壁紙が用意されている。当然として育成周りの機能は使用できなくなるが、何故かデスクトップマスコット機能やメールプログラム機能が通常通り使用可能。マウスカーソルに追いつくと満面の笑みを浮かべるばかりか、育成可能キャラでは文章が覚えきれずに途切れたり言葉を反対の意味に置き換えられたりしてしまう癖の強いメールプログラム機能において、文章の癖が無く文章伝達可能量や正確性も全キャラ中最高である為に実質的な隠れキャラにまで昇格していた。(本来は只の幽霊であったらしい記述と共に、公式ガイドブック「スパたまステーショナリーブック」15ページに「おばけっち」の名において隠れキャラ扱いで記されている)

余談だが『ケータイかいツー』からどろっちというお化けのたまごっちが登場。こちらは「生きている」たまごっちが変身した姿で、おばけっちとは似て非なる存在。

関連項目

  • たまごっち
  • トラウマ
  • 幽霊

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