お嬢様とは、
ここでは、主に1を扱う。
お嬢様とは基本的にアニメやゲーム等において、良家の娘だったり家が金持ちだったり、学園モノで理事長の娘や孫だったりするヒロインを呼称する際に用いる表現。お嬢とも。
稀にだが、「主人の娘」ではなく「主人そのもの」という場合もある。
性格やキャラクター性は「高飛車、我侭、プライドが高い」タイプ(例:水瀬伊織)と、「おしとやかで上品、天然混じり、比較的おっとり」タイプ(例:四条貴音)に大きく分けることが出来る。前者はツンデレを伴うことが多く、「金髪、ツインテール」であるパターンもしばしば見られ、また「お嬢」という呼称はほぼこちらに使われる。
近年はどちらにも属さない若しくは両方の要素を持ったタイプも増えてきており、性格面での分類は難しい。
高良みゆき(らき☆すた)のように専らお嬢様というキャラ付けのための設定であったり半ば死に設定になっている場合もあるのだが、「お嬢様」という立場が全体に影響を与える場合もあり、これによって分類することもできる。
一つは倉田佐祐理(Kanon)のように家の地位や財力からくる「強大な後ろ盾」を持つものの、それが自分の意志で動かせる力で無い故にその後ろ盾に自身が拘束されてしまっている場合で、この場合は自分の意思が余りにも無力であることに思い悩んだり、押し込めすぎて性格にひずみが出てしまったりする。
もう一つは、三千院ナギ(ハヤテのごとく!)のようにその強大な力を自分の裁量で動かすことができるという場合であり、このタイプは前者とは逆にある種の我儘である自分の意志によってその強大な力を動かし、その結果周囲を巻き込んで一騒動巻き起こすという立場になる。
このタイプの特殊な例として、神月かりん(ストリートファイターZERO)や東方プロジェクトのラスボスの面々のように、自身が相応の強大な実力を持ち先陣を切ってその力の根源である事業を自ら取り仕切っているという者も存在する。
しかし、そこまでいくと最早覇王に他ならず、狭義のお嬢様属性からはやや外れるような気がしないでもない。
その他には、主人公に大掛かりな(或いは無茶苦茶な)行動をさせたいが、主人公にはお嬢様属性をつけたくない場合にスポンサーとして主人公チームの一員として配置されている場合もある。この場合、お嬢様を前面に押し出しすぎるとどうしても骨川スネ夫のようになってしまうため、前者二つのお嬢様属性より主人公チームのポジジョンに合った属性が付与され、必要時以外は普通にチームの一員として行動することになる。
実際のところ、どのタイプも現実ではあまり見かけることは無い(と言うよりも、そんな人と関わる機会が限りなく少なかったり、お嬢様だということに気付かなかったり)。
余談だが、お嬢様キャラの名前は、三文字、~院、~宮、~寺、といった感じの地名・建物に絡む姓が多く、山田や鈴木のようなどこにでもいるような名字の場合はまずない。これは、公家や武家のように明治以前より苗字を持っていた者に似せ、名家の威厳を持たせるためと思われる。
いわゆるお嬢さまことばは、その名の通りお嬢様が使う言葉としてのイメージが強いが、この言葉が女学生言葉と呼ばれていた明治の頃は乱れた日本語とされ下賎なものとされていた。その後、女子学習院などの上流階級の学習の場において定着することになり、それが現在のお嬢さまことばのイメージの元となった。
実際のところ、全てのお嬢様キャラクターでこれを使っているわけではなく、より強く“お嬢様”を印象付ける場合などを除いては単なる丁寧語・敬語を使っていることも多い。
また、主人公が執事である場合などお嬢様という設定が性格設定以外の理由でつけられていたり、設定とのギャップを持たせる目的であえて普通の口調であったり、普通より乱暴な語を使う場合もある。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/22(月) 04:00
最終更新:2025/12/22(月) 04:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。