さまよえる転生者たちのリライブゲーム 単語

サマヨエルテンセイシャタチノリライブゲーム

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さまよえる転生者たちのリライブゲームとは、原作:サイトウケンジ、漫画:火野遥人による漫画である 。

概要

 月刊ドラゴンエイジ(KADOKAWA/富士見書房ブランド)において連載中。2021年1月、現在既刊3巻。同誌ではサイトウケンジはトリニティセブンを並行して連載中(原作担当)で、今作では、漫画『たくのみ』を制作した火野遥人とタッグを組んでいる。

 KADOKAWAグループの漫画プラットフォームサイトのComicWalker、ニコニコ漫画ではお試しとして第1話のみ無料公開されているが他話数は未掲載。

 先のエピソードを読むには、電子or物理のドラゴンエイジ本誌を買うか、単行本を買うかのみとなっている。

 ある異世界の王国の一部地域の箱庭の中に閉じ込められ、妖魔と呼ばれるモンスターと戦っては、破れて死に戻りつつ困難を勝ち抜き脱出するストーリーラインとなっている。

あらすじ

 塾講師の男性だった浅井真夏は、彼女に結婚を申し込むが散々に断られてヤケになっていたところ謎の女性と謎の怪物が濃霧とともに目の前に現れ戦闘に巻き込まれたが、幼少期からの性分により女性を庇い身を貫かれて死んでしまう。

 真夏が目が覚めると自分が謎の女性となっており、どこか別の場所に飛ばされていることに気づくがいきなり怪物に襲われるがキキョウという女性に救われる。キキョウから自分たちが死んだ後に自分たちの世界からこの世界のウァリストネリア王国に魂ごと集められ囚われる『彷徨者』となったということを説明される。

 休憩した『水晶の祭祀場』から彷徨者たちの拠点『さまよえる魂の館』に二人して向かうことになったがその間に強力な妖魔に襲われ、武器の持っていないマナツは逃げ、その間にキキョウは戦うことになるがキキョウは死亡してしまう。逃げられなくなったマナツはキキョウの武器の刀を使い妖魔を倒すハメになるがなんとか倒すことになって死亡してしまう。

 そして気づくとマナツはある部屋でベッドで寝かされていたが、生き返っていることを実感しているもまもなく、部屋を訪ねてきた館の住人『飾り花の従者(カザリバナ)』と出会う。その後キキョウが現れ、再会と勝利を喜び合うが、カザリバナからこの世界の状況と彷徨者の状況を説明され、彷徨者は妖魔たちを倒しウェストネリア王国を救わない限り、死んでも何度でも蘇り続け戦うことを求められていることを説明される。

 その後彷徨者同士の顔見せということかパーシヴァルという女性に連れられ『水晶の祭祀場』で改めてカザリバナの説明に付け加え、彷徨者が妖魔神によってあらゆる世界から強さに溢れた美女の彷徨者を集めつつ、目を付けられる印に体のどこかに目印を付けられ、妖魔神は強さを持った彷徨者も圧倒的な強さで屈服し、瘴気で穢すことが快楽なためにを集めていることにについても説明を受ける。説明している最中には同じ彷徨者の新たな女性彷徨者ディーテも現れ話に加わり、上位妖魔を倒したマナツに興味を持つ。

 新人彷徨者ということでパーシヴァルとキキョウによって妖魔を倒す訓練に駆り出されるが…。

登場人物

浅井真夏(アサイマナツ)/マナツ 
 主人公。塾講師で28歳の男性。担当教科は地理。いい人を心がけて率先して貧乏くじを引いたり、物事を引き受けていた。あるとき付き合っていた彼女に結婚を申し込むも、二股以上を欠けておりマナツがキープであることをバラされ破局してしまう。
 ヤケになっていたその時いきなり濃霧が立ち込め謎の女性と怪物が現れ戦闘に巻き込まれてしまう。その時女性を庇って死んでしまい今際の際に何かを願うが…。
 気づくとその謎の女性の姿(銀髪・ロングヘア)になっており、洋風の石造りの建物がある異世界に転送され即妖魔と呼ばれる怪物に襲われてしまう。そこでキキョウという女性に助けられる。
 その後紆余曲折があり拠点・さまよえる魂の館で目を覚ましそこを拠点としてカザリバナの従者から状況を説明され妖魔と戦っていくことになる。
 異世界に転送してきた際に得られる能力はマナツも所持しており、あらゆる武器を最初から習熟した形で仕える能力を持つほか、妖魔に囚われた彷徨者を解放・妖魔を浄化する事ができる稀有な能力を持つ。異世界に渡ってから徐々に言葉のうち一人称が俺から私になったり振る舞いが女性のような振る舞いになるなど女性に馴染む傾向が出てきている。妖魔神に付けられた刻印は右腕脇にあり、国王から召喚されたと見られている。
 ルッキーノ討伐作戦の際に塾講師の経験から、作戦会議を収めて主導的な役割を持つ。途中まで作戦はうまくいったもののルッキーノが予想以上に強力で前線が壊滅する。紆余曲折がありキキョウと協力して倒すことに成功する。
キキョウ・アマガハラ 
 マナツと最初に出会った黒髪でマフラーをした女性の彷徨者。刀を持った剣士だが斥候・偵察も得意。鬼型の妖魔に襲われ全身の八つ裂きにされ命を落としこの世界にとらわれる。この世界に来た際に剣術『剣舞(ソードダンス)』を習得していた。パーシヴァルと仲が良い。マナツが元は男性だったということを聞いても深くは動じず、マナツをからかう。マナツやパシーヴァルと行動をともにすることが多くなる。妖魔神に付けられた刻印は左外側の太ももにある。二つ名は、影の双剣、クラスはレイダー。
 マナツと協力して暴君ルッキーノ討伐の際にトドメを刺すが、ルッキーノから召喚された身であったため、魂が解放され消滅する。マナツに次に生まれ変わったときに結婚したいと言い残した。
パーシヴァル・ランカスター(略称:パーシー)
 彷徨者の一人で金髪でツインテールの女性。長い柄がある大斧に顔以外を鎧を纏っている。マナツが男性だったことをキキョウから知らされると拒否反応を起こすが、マナツが破れないように新人訓練に一緒に付き合い、治療薬を予め渡すほかマナツが死んでしまうと心配するなど親切でいわゆるツンデレ属性を持つ。小柄ながら強力な力を持っている。ディーテとは長い付き合いで軽口を叩きあっているがディーテがソロ志向のためキキョウとマナツと三人で組むことが多い。この世界に囚われる際には鎧と縦と槍で妖魔と戦っていたものの踏み潰され死亡したため、死なないくらい頑丈にすることを願いこの世界に囚われた。能力としてはかなりの頑丈さを持つ。妖魔神に付けられた刻印は右太もも内側にある。二つ名は、純銀の盾、クラスはパラディン。
 ルッキーノ討伐後キキョウが解放されたことは悲しみを抱えつつ泣きながら喜んだ。その後はマナツとディーテと組むことが多い。
カザリバナ
 飾り花の従者(他称:カザリバナさん)と名乗り、『さまよえる魂の館』にいる頭巾によって鼻口以外を隠している謎の女性。彷徨者を世話をする召使い的役割を担う他、マナツに状況や世界を説明していた。本名もクラスも不明。
ディーテ・エル・プリセシア
 愛称はディーテ。彷徨者の女性の一人。他と戦闘能力がかけ離れている(キキョウの数倍の強さ)ため、ソロで活動するがパシーヴァルと軽口をいうほど中がいい。戦闘方法・能力はなど純粋な筋力の増強であり、力を込めて拳を空振りすると強烈な風圧が生じるほど。ルッキーノが討伐されたあとの祭では巫女として踊っている。褐色肌を持つスタイリッシュな女性。二つ名は黒の聖女、クラスはホーリーオーダー。妖魔神の印がどこにあるかは不明。
ヴァリアヌス・フォン・ヨハンセン
 彷徨者の少年~青年の男性。マナツが館に来た際に広間にいたが一言も喋らなかったが、彷徨者が増えた後、妖魔神「暴君ルッキーノ」が館に向かっている際に開かれた軍議の後にマナツに接触した。賢者学院の出身の者と名乗る。敵の弱点やマナツの名乗ってなかった本名も看破するが賢者だからと言い切る。容姿は学院の生徒が着るような正装に近いものであり、目をマスク状のもので隠している。二つ名は風の賢者、クラスはセージ。
 その正体はマナツの体の主で、マナツの体と入れ替わっていた姫本人でありマナツの体を使っている。召喚し入れ替わることで各彷徨者の武具などを使う能力を高めていた模様。マナツが妖魔神をルッキーノに続いて1,2匹倒し始めたところで元に戻すことを申し出る。
レヴェリア・シューマン
 彷徨者の女性の一人でマナツが解放した一人。暴君ルッキーノに囚われた妹を救ってほしいとミーシャとともに水晶の最子女で裸でいたマナツに依頼する。以前妹を救うためにミーシャとともに挑んだものの、敗北し敗走していた際に瘴気の妖獣に囚われてしまったという。暴君ルッキーノが館に迫った際の軍議には主張しなかった。二つ名は炎の魔女でクラスはウィッチ。ルッキーノが討伐された際には妹が解放され3人で行動している。
ミーシャ・シューマン
 彷徨者の女性の一人でマナツが解放した一人。広間で集まる際には三編みのツインテールのおさげ姿でスレンダーかつミニスカートで片足だけロングソックスを履いている。暴君ルッキーノに囚われた妹を救ってほしいとレヴェリアとともに水晶の最子女で裸でいたマナツに依頼する。以前妹を救うために姉と一緒に挑んだが同じく瘴気の妖獣に囚われてしまった。姉と同じく暴君ルッキーノが館に迫った際の軍議には主張しなかった。二つ名は雷の魔女でクラスはウィッチ。ルッキーノが討伐された際には妹が解放され3人で行動している。
オスロー
 彷徨者の一人で瘴気の妖獣に囚われておりマナツが解放した一人で全身鎧の小柄の人物。無口だがディーテはオスローの意思がわかるらしい。鍛冶屋の名の通り命の光を対価に武器を提供する。二つ名は鍛冶屋でクラスはブラックスミス。
ローラ・ローラ
 彷徨者の女性の一人で瘴気の妖獣に囚われておりマナツが解放した一人。ルッキーノが館に攻め寄せている際の軍議で逃亡を主張しディエゴとパーシヴァルと対立する。二つ名は盗品屋でクラスはシーフ。
ディエゴ・レヴァートン
 彷徨者の一人で壮年の男性で、瘴気の妖獣に囚われていた中マナツが解放した一人。武具として鎧を上半身に纏っている。妖魔神”暴君”ルッキーノが館に迫っている際に、館の死守が優先事項と主張しローラと対立する。二つ名は将軍でクラスはクルセイダー。ルッキーノが召喚した一人でありルッキーノが討伐された後は魂が解放されこの世から消える。ローラとは対立しつつも仲は良かったらしい。
レイニー・ティリス
 彷徨者の女性の一人で瘴気の妖獣に囚われていた中マナツが解放した一人。黒髪のロングストレートヘアーの女性で片目は前髪で隠れている。瘴気の妖獣に負けて囚われたことで弱気になっておりルッキーノに対峙することに消極的である。二つ名は折れた黒騎士でクラスはナイト。
パロメア・ダリ
 彷徨者の女性の一人で瘴気の妖獣に囚われていた中、マナツが解放した一人、修道服を着た女性。館を守ることも逃げる事も神の思し召しと言い、結論にはどちらも従う姿勢を見せる。二つ名は敬虔なる者でクラスはクレリック。

世界観

彷徨者
あらゆる世界や時間、地域などから死後にウェストネリア王国に妖魔神によって集められ、かつ囚われた人間たち。女性だけでなく男性もいるが、強い美少女を蹂躙するのが好みな妖魔の趣向により美少女、美女も集められている。刻印として体のどこかに印が付けられている。妖魔や汚れ人との戦闘後には聖なる水場で浄化しなければ、穢れ人になってしまう危険があるほか妖魔にとらわれて屈服された状態のまま永遠に囚われる危険もある。妖魔の中でも7柱の強力な妖魔神を倒せば解放されると推測されているが、妖魔に破れ魂ごと囚われる彷徨者もおり救助手段が見つからない状態だった。
ウェストネリア王国
優れた名君の王様が統治する王国だったが、繁栄を願うあまり当時の君主が禁忌であった『妖魔神石』を使用してしまう。永遠の命と魔力を与えるというものだったが、あるとき呪いが現れ君主自身が妖魔と化してしまい、門を開き妖魔を王国に呼び寄せ7日を経て妖魔や妖魔神に蹂躙・支配される国となってしまう。
穢れ人
妖魔と戦っている最中に妖魔の穢れを浴びすぎたりして理性を失った状態になった元人間や彷徨者。永遠に彷徨う状態になる。
妖魔神
妖魔の中で強力な個体。ウェストネリア王国では7柱確認されている。元は『妖魔神石』と融合した人間だったのではないかと推測されている。国王、第一王女、第一王子(ルッキーノ)、賢者、司祭長など9人が妖魔神石を取り入れていたが、第一王女(彷徨者となったマナツ)以外は行方不明の一人を除き全て妖魔神となっている。
水晶の祭祀場
過去、王国の司祭長アルヴァーンが妖魔の戦いで拠点となるように整備された、温かい聖水で覆われた聖なる水場の一つ。穢れを取る作用は残っており、穢れを取るために戦いの後の彷徨者たちが訪れる。
さまよえる魂の館
彷徨者の拠点。王国の辺境の外れにある。
命の光
妖魔や穢れ人と戦った後に纏った穢れを、聖なる水場などで浄化すると得られる力。他人に譲渡する光球状にするにはカザリバナに言わないしてもらわないと出来ない。彷徨者同士の通貨になったり自身も強化できる一方で生命維持的にもこの国で生きるための力となっている。

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関連リンク

関連項目

  • 富士見書房
  • KADOKAWA
  • 月刊ドラゴンエイジ
  • TSF
  • TS
  • 憑依
  • 入れ替わり
  • 死に戻り
  • 異世界転生

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