たちかぜ 単語


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タチカゼガタゴエイカン

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たちかぜとは、

  1. 海上自衛隊のミサイル搭載護衛艦「たちかぜ型護衛艦」、及びその1番艦。
  2. TCG・カードファイト!! ヴァンガードのクラン(種族)の1つ。→たちかぜ(カードファイト!! ヴァンガード)

である。 ここでは1.について説明する。

概要

 1973年から1981年にかけて三菱重工業によって建造された第二世代のミサイル護衛艦。対空ミサイルシステム『ターターDシステム』を搭載した海自初の「システム艦」(=武器の制御とかをコンピュータにやってもらう艦)である。

同型艦

  • たちかぜ
  • あさかぜ
  • さわかぜ

 たちかぜと言う名は「太刀を振った時に起きる風・太刀風」から来ている。ちなみに日本海軍にも「太刀風」と言う名の艦が存在した。

「たちかぜ」は2009年に実弾訓練の標的として撃沈、最後の「さわかぜ」も2010年に退役している。

余談だが、艦内でいじめ(被害者は後に自殺)や恐喝事件が起こっており、そちらの方で有名だったりする。

兵装

  • 73式54口径5インチ単装砲2基
  • 74式アスロックSUM8連装発射機1基
  • HOS-301 3連装短魚雷発射管2基
  • Mk.13 mod.3 単装ミサイル発射機1基(さわかぜはMk.13 mod.4
  • 高性能20mm機関砲(=CIWSファランクス)2基 ※竣工後に追加で設置

 Mk.13ミサイル発射機は対空ミサイルであるスタンダードSM-1MR用であるが、さわかぜのものは対艦ミサイルであるハープーンの発射も可能。これらの兵装は戦術情報処理装置(要するにコンピュータ)と繋ぎ合わされ、敵に対し半自動で攻撃してくれる。

 問題はミサイルを誘導するイルミネーターという装置が二つしかなく、これはすなわち一度にミサイルを誘導できるのは2本であることを意味した。つまり数十発まとめてミサイルやら飛行機やらが来たら間に合わないということ。現実、当時のソ連は軍事演習で100発以上のミサイルの一斉射撃をやってみせ、米軍はイージスシステムの開発へ突き進むこととなる。

 なお、たちかぜ型が3隻しか作られなかったのは、そのイージスシステムを購入するめどがついたからである。

関連動画

※現在動画が存在するのは3番艦・さわかぜのみ。

関連コミュニティ

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • 軍事 / 軍用艦艇の一覧
  • 海上自衛隊
  • 護衛艦
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最終更新:2025/12/09(火) 02:00

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