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この項目は、ネタバレ成分を多分に含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。
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『ひぐらしのなく頃に』とは、雛見沢という架空の村で発生する事件によって、疑心暗鬼に陥る主人公たちの恐怖と、これに打ち勝つまでの軌跡を描いたサウンドノベルゲーム、およびそのアニメ第一期に使用されたオープニング曲である。
同人からメディアミックス化した希有な作品。
概要
舞台は昭和58年6月の雛見沢村。話によって前後するが、この時代を中心にして物語は進んでいく。
各話毎に鬼隠し編、綿流し編、祟殺し編、などのタイトルがつけられる。漫画版、携帯電話用アプリ、アンソロジーコミックなどにも同様に、「○○編」とつけられる。
キャッチコピーは「正解率1%」
これは鬼隠し編が出た頃に原作者のもとへ偶然にも丁度100通の推察メールが送られ、その中でただ1人のみが、鬼隠し編で異常なのは前原圭一のみという鬼隠し編における『鍵』とも言える核心を突いていたことに由来する。
主な登場人物
- 前原圭一(K1)
- 竜宮レナ
- 園崎魅音(・3・)
- 古手梨花
- 北条沙都子
- 園崎詩音
- 羽入
- 富竹ジロウ(トミー)
- 入江京介(イリー)
- 大石蔵人(クラウド)
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- 赤坂衛
- 鷹野三四
- 北条鉄平
- 北条悟史
- 園崎お魎
- 園崎茜
- 葛西辰由
- 知恵留美子
- 雲雀13
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各編の簡単な紹介
- 鬼隠し編
- 舞台は昭和58年6月の雛見沢。
東京から引っ越してきた転校生・前原圭一を最初は快く迎えてくれた雛見沢分校の生徒達。
しかし知らされた過去の凄惨な殺人事件、そのことを隠していた仲間。命の危機を感じ圭一は誰も信じられなくなっていく・・・・・・。
- 2002年夏、C62で発表された第1作。
PC版、ドラマCD版、漫画版、アニメ版、PS2版、DS版1巻『祟』、携帯アプリ版、講談社BOX版に収録。
- 綿流し編
- 圭一は父に連れられ、エンジェルモートという店に行くと、そこで魅音の双子の妹を名乗る園崎詩音に出会う。
そして来る綿流し祭。祭具殿に忍び込まされ鷹野三四から綿流しという儀式から昔雛見沢という村で何をやっていたのかを聞かされる。
翌日、一緒に忍び込んだ詩音から、その元凶である鷹野三四と富竹ジロウが死んだことを知らされ、雛見沢の過去の因習から消されることを恐れる前原圭一。しかし、雛見沢村長の公由喜一郎、クラスメイトの古手梨花と北条沙都子と詩音や圭一に近しかった人から消えていく。
- 2002年冬、C63で発表された第2作。
PC版、ドラマCD版、漫画版、アニメ版、PS2版、DS版1巻『祟』、携帯アプリ版、講談社BOX版に収録。
- 祟殺し編
- クラスメイトであり仲間である北条沙都子。元気に振舞う彼女が雛見沢ではどんな境遇に立っているのかを知る圭一は彼女の力になりたいと誓う。
そんなとき、その彼女を去年まで虐めていた叔父・北条鉄平が雛見沢に帰ってきて沙都子が学校に来なくなってしまう。
- 彼女を救うために圭一が取った行動は・・・・・・。
- 2003年夏、C64で発表された第3作。
PC版、ドラマCD版、漫画版、アニメ版、PS2版、DS版1巻『祟』、携帯アプリ版、講談社BOX版に収録。
- 暇潰し編
- 舞台は変わって昭和53年の6月。
犬飼建設大臣の孫誘拐事件で雛見沢を調査しにきた警視庁の公安の刑事・赤坂衛は、そこでひとりの少女・古手梨花に出会う。
雛見沢村を共に回っていたが、神社の境内に来た時に突如梨花が豹変。「東京へ帰れ」。
一体雛見沢には何が潜んでいるのか。
- 2004年夏、C66で発表された第4作。
PC版、ドラマCD版、漫画版、アニメ版、PS2版、DS版2巻『想』、携帯アプリ版、講談社BOX版に収録。
「ひぐらしのなく頃に解」参照。
2006年冬C71で発表されたファンディスク。詳細については「ひぐらしのなく頃に礼」参照。
原作PC版以外
竜騎士07執筆
- 猫殺し編
- 雛見沢の郊外に「谷河内(やごうち)」という場所がある。
そこにまつわる、昔実際に起きた怪談が存在し、圭一たちも試してみようとするが・・・・・・。
- アニメ版も存在するが、原作版は漫画版購入特典、アニメ版はアニメDVD全巻購入特典なため、どちらも現状では入手困難。
- 蔵出し編
- 『祟殺し編』『暇潰し編』『目明し編』『罪滅し編』『皆殺し編』で削られた未公開エピソード。『続・蔵出し編』も存在し、こちらは『皆殺し編』『祭囃し編』『宵越し編』の未公開エピソード。こちらも漫画版の購入特典なため、どちらも現状では入手困難である。
- 羞晒し編
- 『賽殺し編』より少し前のエピソード。
ある夏の日、部活でプールに行く予定だったが圭一はその道中で水着を忘れていることに気が付き、おもちゃ屋の魅音の親戚、善郎から“モテモテの海パン”というものを借りるが、実は・・・・・・。
- PS2版『ひぐらしのなく頃に祭』の初回限定特典。
アルケミストからドラマCDも出ており、OVA礼1巻としてアニメ版も存在する。
- ひぐらしデイブレイク
- 古手神社の秘宝『フワラズの勾玉』をめぐる大バトル。
二人一組のチームになって優勝したチームが秘宝を手にすることができる。
- 黄昏フロンティア制作『ひぐらしデイブレイク』『ひぐらしデイブレイク改』及びアルケミスト制作『ひぐらしデイブレイクPortable』のストーリーモード。
- ひぐらしアウトブレイク
- 雛見沢が自衛隊により隔離された。
雛見沢にウイルスが紛れ込んだためアウトブレイクが広がるのを防ぐことを目的、と自衛隊の人は言うが、そんな状況が数日経ったら自衛隊の人たちが不穏になる。外部と連絡が取れなくなり、同村内でも梨花や沙都子たちとも連絡が取れなくなり、食糧や水の支給も行われなくなる。一体雛見沢で何が起こっているのか。
- 黄昏フロンティア制作『ひぐらしデイブレイク』のオリジナルサウンドトラックのブックレットに掲載。
竜騎士07原案
- 鬼曝し編
- 興宮から引っ越してきた公由夏美。
佐伯千紗登や牧村珠子と友達になり、藤堂暁に恋をする。そんな中、夏美の故郷の興宮の隣村であり親族が大勢いる雛見沢で大災害が起こってしまう。
- 漫画版収録。DS版ではこの鬼曝し編をベースに再構成された『染伝し編』『影紡し編』も存在。
- 宵越し編
- 昭和58年6月、一夜にして村が滅んだ大災害から23年が経った平成18年。
荒川龍ノ介、乙部彰、十和田八重、黒澤工。数々の思いがあり雛見沢で出会うことになる。
そこで目にするのは園崎魅音と名乗る者。しかし、彼女は大災害で死亡している。一体彼女は誰なのか。
- 漫画版収録。DS3巻『螺』で新キャラ:反町美雪を交えた宵越し編も存在。
竜騎士07監修
- 現壊し編
- 聖ルチーア学園での園崎詩音を描いたエピソード。
クラスメイトの香坂瑞穂が詩音と似たような境遇にいると知り、友人になろうと近づくが・・・・・・。
- 漫画版収録だが実質打ち切り。何も完結していない。単行本には『裏返し編』『鬼曝し編after』も同時収録。
- 心癒し編
- 祭囃し編より後の世界。
夏休みに期待を膨らませる梨花。赤坂に会うために部活メンバーで東京に行くことを提案する。
- 漫画版収録。
- 盥回し編
- 昭和58年6月。現状から目をそらし続ける圭一の結末。
- PS2版収録。
- 憑落し編
- 昭和58年6月。鉄平にさらわれた沙都子を助けるべく圭一、レナ、詩音の3人は結託するが・・・・・・。
- PS2版収録。
- 澪尽し編
- 少女は敵を覚えていた。彼女を倒さなければ幸せな未来は勝ち取れないと。しかし、その少女と常に時を共にしていた彼女の姿はどこにも見当たらなかった。
北条鉄平の帰還、竜宮レナの家庭事情の悪化、園崎姉妹の仲の険悪化、園崎詩音の暴走。
様々な困難に立ち向かい、少女は無限の連鎖を断ち切ることができるのか。
- PS2版、DS4巻『絆』収録。
- 染伝し編
- 新キャラ・南井巴を追加し『鬼曝し編』をベースに再構成。
- DS1巻『祟』収録。
- 影紡し編
- 『染伝し編』解。夏美の友人・佐伯千紗登にスポットを当てて夏美を助けようとする。
- DS2巻『想』収録。
- 解々し編
- レナの茨城時代の元友人・尾崎渚から南井巴は相談を持ちかけられた。
どうして竜宮礼奈があんなことをしたのか、雛見沢に調べにいく。
DS3巻『螺』収録。
- 言祝し編
- 数百年前の雛見沢。古手家の先祖にまつわるエピソード。
- 『ひぐらしのなく頃に祭』オフィシャルガイドブック掲載。
- 為崩し編
- 『皆殺し編』のサイドエピソード。叩き売りオークションの話。
- 『ひぐらしのなく頃に祭』公式コンプリートガイド掲載。
- 橋渡し編
- 昭和58年、雛見沢に転入したてで溶け込めない圭一に起こった事件についてのエピソード。
- 『電撃G'sFestival!! Vol.7』掲載。
- 贄捜し編
- 雛見沢連続怪死事件1年目のバラバラ殺人について調べていた雑誌記者・鈴山恵子が行方不明になった。
編集長・川島正則は探偵・梶原稔に調査依頼して、梶原は雛見沢に向かい、そこで一人の少女・猪上若葉と出会う。
- 携帯サイト『携帯ゲーム百選』にて配信。
- 心崩し編
- 『贄捜し編』解。猪上若葉視点で贄捜し編の物語が繰り広げられる。
- 携帯サイト『携帯ゲーム百選』にて配信。
- 蝋燭灯し編
- 第1章『あぶない部活動』、第2章『本日の園崎姉妹』、第3章『落ちぶれた魂兄弟』、第4章『プロジェクトC』、第5章『オヤシロ様の消失』の全5章構成。
- 携帯アプリ『ひぐらしのなく頃にTactics』のストーリーモード。『プラスオー』には収録されていない。
また、同ゲームに『策略試し編』『奈落堕し編』、プラスオーに『奈落堕し編・改』『世界広し編』が入っている。
その他ひぐらし
- 語咄し編
- スクウェアエニックス主催のひぐらしのなく頃にアンソロジー受賞作品を集めたもの。
第3回まで行われ、ドラマCD化、コミック化もされている。
- 猿回し編、皿回し編、皆回し編
- アニメイトTVで配信されていたインターネットラジオ番組。
パーソナリティは中原麻衣(竜宮レナ役)と雪野五月(園崎魅音・詩音役)。
- 実写映画
- 2008年と2009年に実写映画化された。
同人から
伝説のカメラマン「トミー」こと富竹ジロウを生み出し、L5からの派生によりT5が生まれ、「グギャ」という詩音の叫声を流行らせた、同人ゲーム。
世間的な影響
猟奇的なシーンが作品内で展開されることから、現実に 猟奇事件が発生するとこの作品がやり玉に挙げられることがある。
ニコニコ動画におけるひぐらしのなく頃に
ニコニコ動画の中での位置づけとしては、MAD素材として使われることが多い。
UHF系列で放映されたテレビアニメは第1期と第2期に分かれていたが、作画がたまに崩壊していたりすることもネタの一つとなったようだ。
また、ニコニコ動画内の他ジャンル(特にアニメ系統)の動画において、猟奇的なシーンが映ったりすると、 「ひぐらしwww」「ひぐらしみたい」というような内容のコメントが付いたりすることがあるが、多用すると厨扱いされるので注意。
関連動画
「ひぐらしのなく頃に」に使用されている楽曲は様々なメディア展開されている中で、どの作品においても秀逸なものが多く、そのため作品音源を使用しての優秀なMAD作品が多く見受けられる。
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関連コミュニティ
![ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。]()
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関連項目
- ヒグラシ
- 雛見沢
- 雛見沢大災害
- L5
- 綿流し
- オヤシロさま
- 宵越し編
- 女こまし編
- ひぐらしデイブレイク
- ひぐらし手描きシリーズ
- ひぐらしMAD
- ひぐらしMAD一斉削除事件
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関連リンク