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ウエストオーバー

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ウエストオーバー(Westover)とは、2019年生まれのイギリスの競走馬である。

概要

Frankel、母Mirabilis、母の父Lear Fan。父は言わずと知れた世界最強馬。母の父はジャック・ル・マロワ賞の勝ち馬で、種牡馬として複数の国で活躍馬を輩出した。

2歳(2021年)

8月5日にサンダウン競馬場の未勝利戦でデビューして勝利を挙げる。

その後はニューベリー競馬場の一般競走、シルバータンカードステークス(L)をそれぞれ2着として2歳を終えた。

3歳(2022年)

3歳初戦は4月22日のクラシックトライアル(G3)で始動。息の長い末脚でじりじりと伸びて前の馬を捉えると、後ろから追い込んできた馬を短アタマ差で抑え込んで2勝目を挙げた。

ダンテステークス参戦の予定もあったが、直行でダービーステークス(G1)に参戦。1番人気はダンテステークスの勝ち馬Desert Crownで、ウエストオーバーは8番人気の低評価での出走となった。レースは中団の内目で進めたが、直線で前が壁となって進路が切り開けず、馬群を捌いて外に持ち出して猛然と末脚を発揮するも時すでに遅し。Desert Crownから離された3着と陣営にとって悔しい敗戦であった。

気を取り直してアイリッシュダービー(G1)に出走。ダービーステークスでの負けて強しの競馬やDesert CrownがキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスへ直行する意向を示したこともあり1番人気での出走となった。レースは逃げ馬の後ろに付けて2番手で競馬を進める。直線では逃げ馬を交わし、後続が詰め寄るもそれを嘲笑うかのように加速して、2着に7馬身差を付ける圧勝でクラシック制覇。前走の雪辱を果たす勝利となった。

この完勝を受け、Desert Crownが直前に回避したこともあり続くキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスでは1番人気に推されたが、逃げの手に出たものの外からBroomeにプレッシャーを掛けられたことが祟り直線失速、勝ったPyledriverから18馬身も差を付けられた5着(6頭立て)に敗れてしまった。

血統表

Frankel
2008 鹿毛
Galileo
1998 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
Kind
2001 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Rainbow Lake Rainbow Quest
Rockfest
Mirabilis
2002 鹿毛
FNo.23-b
Lear Fan
1981 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Wac Lt. Stevens
Belthazar
Media Nox
1993 栗毛
Lycius Mr. Prospector
Lypatia
Sky Love Nijinsky
Gangster of Love

クロス:Northern Dancer 4×5×5、Mr. Prospector 4×5

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関連項目

  • 競馬
  • 競走馬の一覧
  • 2022年クラシック世代

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最終更新:2025/12/13(土) 01:00

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