ウシ(マリオカート) 単語


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モーモーカントリーノウシ

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ウシとは、マリオカートシリーズで異例の大出世を果たした家畜である。

概要

外見は、どこの牧場にもいるただの乳牛(ホルスタイン)そのもの。鼻の穴に輪が通され、首元に青い首輪と鈴がついていることからも、牧場で飼育されていることが伺える。
個体によって模様や色味が少しずつ異なり、中には全身真っ黒や茶色のウシもいる。

外国語での名称は以下の通り。

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  • 英語:    Cow(カウ)
  • フランス語: Vache(ヴァッシュ)
  • イタリア語: Mucca(ムッカ)
  • ドイツ語:  Kuh(クー)
  • スペイン語: Vaca(バカ)
  • オランダ語: Koe(クー)
  • ポルトガル語:Vaca(ヴァカ)
  • ロシア語:  Корова(コロヴァ)
  • 韓国語:   젖소(チョッソ)
  • 中国語:   (ニウ)

マリオカート8 デラックスまで

ウシが初登場したのは、シリーズ2作目の『マリオカート64』である。登場コースはキノコカップの第2コースで、コース名に牛の鳴き声を冠した「モ〜モ〜ファーム」。この時点でのウシはコース外の牧草地にたたずむだけの背景で、グラフィックも2Dだった。
のちに「モーモーファーム」と微妙に改題されて『マリオカートDS』でも再登場した。

次にウシが登場したのは『マリオカートWii』。登場コースは、またしてもキノコカップの第2コースとなる「モーモーカントリー」である。
このコースでは、3Dになったウシが接触したカートを転倒させる障害物として登場する。1周目はコースから外れた草地にいるだけだが、2周目からは道路を横切るように歩き出すためなかなか厄介な存在となる。

『マリオカート8』ではモーモーカントリーが再登場。さらに、『マリオカート ツアー』と『8 デラックス』ではMii用の着せ替え「モーモースーツ」が登場するなど、徐々にウシの存在感が強まっていた。

このほか、外部出演として『ヨッシークラフトワールド』にウシの顔が描かれた牛乳パックが登場する。やはり本業(?)は牛乳の生産らしい。
『バッジとれ~るセンター』では、ベビィマリオたちに交じってウシのバッジが出現する。「牛乳を飲んで大きくなろう!」というメッセージだろうか?

マリオカート ワールド

ここまでは、わざわざニコ百に記事を立てる必要すら感じられないモブキャラであったウシ。しかし、2025年4月2日に放送された「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2」で状況が一変した。

このダイレクトの冒頭で公開されたのは、Nintendo Switch 2のローンチタイトルとして発売される最新作『マリオカート ワールド』の映像だった。その中に、あろうことかコース上をバイクで爆走するウシの姿があったのである。

そもそも『マリオカート ワールド』はシリーズ最多の24人対戦ということもあり、ウシ以外にもクリボーやパックンフラワーなど多くのキャラクターが初参戦を果たしている。しかし、ウシは

  • ほとんどの新キャラクターが画面端に小さく映り込む程度なのに対し、ウシはズーム映像でガッツリ登場している[1]
  • マリオカート経験者のほとんどにとって見覚えのあるキャラであり、それでいて参戦が予想できない
  • 見た目があまりにも牛そのものすぎる

といった理由から、公開直後よりインターネット上で瞬く間に話題となった。このときは正式名称が不明だったことから「モーモーカントリーの牛」と呼ばれることが多かった。

初見時はウシのインパクトに気を取られがちだが、映像をよく見ると乗っているバイクはラジカセのごとき外観、走っている場所は電線の上と、何一つまともな箇所がないことも特徴である。

他の初登場キャラにザコ敵が多かったこともあり、映像公開直後は「敵CPU専用」や「おすそわけ通信でソフトを持っていないプレイヤー用」のキャラなのではないかという推測も挙がった。しかし、その後のNintendo Switch 2体験会で正真正銘のプレイアブルキャラであること、そして名前がそのまんま「ウシ」であることが明らかになった。

なお、障害物としてのウシも引き続き登場。おなじみ「モーモーカントリー」にたむろしているほか、新アイテム「カメック」によって大量発生することもある。

また、モーモーカントリーにはダッシュフードの一種である牛乳やアイスが設置されている。ウシの登場から29年、ついにウシのミルクを飲めるようになった。

フードといえば、一部のキャラクターはフードを食べるとコスチュームが変化するが、残念ながらウシのコスチュームは用意されていない模様。
ただしフードを食べること自体は可能で、コースによってはハンバーガーやステーキも食べる

ウシ以外の話題となったキャラクター

映像での出番が少なくウシほどの話題にはならなかったものの、ウシ同様に「なぜお前がドライバーに!?」という理由で注目されたキャラクターが他にも存在する。

ここでは、そのうち一部のキャラクターを紹介する。この他にも注目を集めたキャラクターはいるが、すべて挙げるとキリがないので割愛する。

  • カニ
    • ウシと同じ「動物そのまんま」シリーズ。ハサミがあるのにハンドルを握っていないのもツッコミどころ。
      見た目こそタダのカニだが、実は1983年発売『マリオブラザーズ』の敵キャラとしてデビューした大先輩だったりする。
  • ペンギン
    • 『スーパーマリオ64』で初登場したキャラクターで、「動物そのまんま」シリーズその2。
      「マリオカート ワールド Direct」では高所から落下するシーンが2回もあり[2]『スーパーマリオ64』でペンギンを崖から落とした記憶が蘇ったプレイヤーも多かった。
  • プクプクフィッシュボーン
    • マリオシリーズでおなじみの魚と魚の骨
      魚でありながらカートを運転できているプクプクも大概だが、そのうえ骨と化しているフィッシュボーンの参戦は二重の異常事態と言えよう。
  • リフトン
    • 『スーパーマリオワールド』で初登場した、イルカに似たキャラクター。
      「マリオカート ワールド Direct」はリフトン型のバイクに乗っている映像が映り、「イルカの交尾」と揶揄された。
  • サンボ
    • 植物枠(?)からの参戦。同じく植物のパックンフラワーは葉っぱでハンドルを握っているが、こちらはカートの上で体をねじっているだけでなぜか運転できている。
  • ゆきだるま
    • もはや生物ですらないが、当たり前のようにドライブしている。暑いコースでは解けないか心配。
      ちなみに『スーパーマリオ64』には「スローマン」という雪だるまのキャラクターがいるが、あちらの特徴である大きな右腕がないので別人(別だるま?)と思われる。

なお「開発者に訊きました : マリオカート ワールド」によれば、デザイナーが描いた「ゆるいウシのスケッチ[3]」がきっかけでウシの参戦が決まり、そこから上記のような障害物系キャラクターの大量参戦につながったとのこと。意外性に富んだ新キャラクターの数々もウシが発端だったことが明らかとなった。

関連動画

ウシの出番は1:11~。

関連静画

関連静画はまだありません。

関連リンク

関連項目

  • マリオカート
    • モーモーファーム
    • モーモーカントリー
    • マリオカート ワールド
    • 乳牛 / ホルスタイン
    • 牛の出るゲームは良いゲーム

脚注

  1. *4月17日放送「マリオカート ワールド Direct」のキャラクター紹介でも「初登場のクリボー、そしてガボン、さらに……ウシ!?」と明らかに強調されている
  2. *1回目は柵のないコースからの落下、2回目はフリーラン中に自ら高い崖から落下
  3. *記事内で実物が公開されているが、ウシがトラック型カートの荷台に乗っている姿はどう見ても出荷です。本当にありがとうございました。
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