エクセル・サーガとは (エクセルサーガとは) [単語記事]

エクセル・サーガとは、六道神士による理想推進機関アクロスの本拠地であるF市を舞台にしたギャグマンガである。

概要

ヤングキングアワーズにて1996年から連載開始し、今も連載中。1999年にはアニメ化。アニメはかなりのオリジナル要素が強かった。

「世界征服のためにはまず市街を征服すべし」という考えのもと、日々（無駄な）暗躍している理想推進機関アクロスと、それに対抗するために（主催者の無駄な情熱により）作られた市街安全保障局の戦いがそれほど軸になっていない。特に漫画序盤は両者の接点はほとんど存在しなかった。近年になり、ようやく対立構造が見えてきた。

なにやら超古代の遺産とかいう設定も登場してきたが、深く考えるより素直にノリを楽しんだほうがいい漫画。

登場人物

アクロス

エクセルやイルパラッツォは作者の別作品である（エロ漫画の）市立戦隊ダイテンジンから受け継がれている。

エクセル(声：三石琴乃): 主人公。イルパラッツォに絶対の忠誠を誓う女の子。早口と異常なやる気が特徴。; いつも失敗してはイルパラッツォによって落とされている困ったちゃん。; サバイバル能力には長けているが、やる気は空回り気味。
ハイアット(声：南央美): エクセルの後輩にあたる女性。アニメではどこぞの星から連れて来られた。; 極端に体が弱く、放って置くと完全な死亡状態になるが、しばらくすると普通に復活する。; 謎のクスリを大量に摂取しており、そのクスリはもちろん、彼女の体液も他の生物にとってやばいものとなっている。
イルパラッツォ(声：子安武人): アクロスのボス。市街征服という世界でもっともしょーもない野望を実現しようとしている駄目人間。いわゆるニート。; ただし、市街征服は千里の道も一歩からという世界征服計画の第一歩に過ぎない、らしい。; 経済力・技術力はあるらしく、アクロスの基地は意外と科学的な設備が整っている。
メンチ(声：こおろぎさとみ): エクセルに非常食として飼われている犬。いつか脱出しようと考えているが、結局できていない。
エルガーラ: 漫画での登場が遅かったためアニメには登場しなかったアクロス4人目の構成員。; 常識人ではあるが、かなりのわがまま、浪費家。思ったことがいつの間にか口に出ているサトラレ。

市街安全保障局関係者

アクロス側と同様に市立戦隊ダイテンジンから造型や性格の一部を引き継いでいるキャラが多い。

渡辺通(声：置鮎龍太郎): 市街安全保障局側の主人公。綾杉（ハイアットの偽名）に好意を寄せている。; 一応常識人だが、ハイアットの事に関してはときどき妄想の世界に入り込んでしまう。; 漫画ではハイアットが敵組織の構成員であると知らされ、ショックで性格が変わってしまった。
岩田紀國(声：森久保祥太郎): 可愛い子さえ見つければ即座にプロポーズするアグレッシブな男。; 松屋とは大学のゼミからの付き合い。そのころから好意を見せている。; 漫画では作中に癌で病死し、（勝手に）サイボーグとして復活させられている。（人権？なにそれおいしいの？）
住吉大丸(声：無し): 太った外見とメガネが特徴。基本的に声を出さないのでアニメでも声が当てられなかった。; 変態が多いこの作品では珍しいマトモな人間。ただし2次元にはまっている。; 自宅のパソコンにはテラバイト単位の美少女ゲームのデータがつまっている。
松屋美咲（声：今井由香）: クールになんでもこなすスーパーウーマン。岩田の学生時代からの知り合い。; 岩田に迫られているがまったく相手にしていない。むしろ返り討ちにしている。
六本松一式(声：雪野五月): 爆弾解体用のアドバイザーロボット。美しい大人の女性の外見。爆弾解体が仕事だが、成功したことは無い。
六本松二式(声：雪野五月): 六本松の二型、こちらは製作者の趣味でロリ体系の女の子。目でピーナッツを噛み、鼻でパスタを食べることができる。
蒲腐博士（声：大友龍三郎）: 独特の髪形をした謎の人物。各界に様々な影響力を持つほか、謎の技術も多数保有している。; 市街安全保障局を設立した物語の黒幕。

アニメのオリジナルキャラクター

ナベシン(声：ワタナベシンイチ): このアニメの監督。髪型はアフロで、服装はルパンⅢ世の服装をしている。; 後にハヤテのごとく!にも登場して、視聴者を喜ばせた。
ペドロ(声：長嶝高士): エクセルと同じバイトの仕事場にいた外国人。; 妻と息子に裏切られ、新しい愛人は実は浮気、挙句の果てに死ぬ・・といったかなりの不幸体質。
大宇宙の大いなる意思(声：水谷優子): 名前のとおり、大宇宙の大いなる意思。何かマズいことがあったらリセットしてくれる。ペドロの愛人。; のちに漫画にもちょっとだけ登場。