エッジ・セインクラウスとは (エッジセインクラウスとは) [単語記事]

エッジ・セインクラウスとは、スーパーロボット大戦シリーズ「スーパーロボット大戦30」の男主人公である。

声:杉田智和

概要

共通設定

流れ流れと居場所を転々として第30士官学校にたまたまたどり着いた風来坊。4月20日生まれのO型。
自他共に認める大雑把でいい加減な男であり、その上女好きであり出会いをほぼ常に求めている。

性根はお人よしでお節介な気のいいあんちゃんである為、そういった彼の本質を見抜いた者からの好感度は高い。

しかし基本的に上記のいいかげんな自分を見せることが多い為か仲間からはぞんざいに扱われがち。

その正体はかつて本作の主人公組織・ドライクロイツの乗艦であるファイクス・ブラックウッドが作った強化人間研究機関・A機関にて作られた青年であり、コードネームは認識番号1542、コード:EDGE

名前として名乗っているエッジはコードネームからとられたものであり、女主人公であるアズとは機関を逃げ出した際に兄妹として過ごしていた。
これらの過去がある為かアズに対してはシスコンに近い感情で常に気をかけている。
しかし当のアズは兄離れしようとしている為かそこに関しては悲観している。

エッジルート

主人公。本作のオリジナル機体であるヒュッケバイン30→ヒュッケバイン30thのパイロット。

上記の通りにいい加減で大雑把な部分を見せるためかだいたいの仲間からはぞんざいに扱われている。
特に女性陣相手にはわざと女好きであるように振舞い言い寄る為か警戒されており、彼女達からの扱いもかなり悪い。

しかし、自身の同じ境遇である「機動戦士ガンダムNT」のヨナ・バシュタに対しては彼との蟠りを解くためにあっさりと自身の出自を話しており以来対等な友人同士として互いにその後を気にかけている。

本作のメインヒロインであるミツバ・グレイヴァレー相手にはオリジナルクルーの中でほぼ唯一彼女をファーストネームで呼び気さくに接しており、ミツバも当初は彼のいい加減な部分に嫌悪感を抱いていたが、幾度となく艦長として挫折しそうになる度にエッジに支えられるうちに次第に心を開いていく。

中盤、本作のオリジナル敵組織・クエスターの襲撃の際にかつての怨敵であるファイクスに己の戦う意味を問われ、そこで改めてミツバに対して自身が抱いていた想いを知り、彼女を守るべく真の力を得た凶鳥・ヒュッケバイン30thと共に自身の真の力・ギフトを駆り戦いに赴いた。

これらの積み重ねにより、終盤ミツバが本作の重要キャラ・オルキダケアによって利用されていたと悲観した際にも誠心誠意を持ち慰めた結果彼女と相思相愛となる。ガチショタコンの彼女を吊り橋効果とはいえよく落とせたものである
これはずっと生きる意味を求め、流れ流されてフラフラしていた彼がようやく本気で愛すべき女性と結ばれた瞬間であった。

一方で副官のレイノルド・ハーディンからは同じくミツバを巡る恋のライバルとして強く警戒されていたが、彼がミツバと結ばれた後は彼女のその後を素直に託される等認められている。
しかし艦内恋愛禁止というリア充の多いドライクロイツにとっては今更なこじつけルールで注意する等はされている。

良くも悪くも大人なアウトローであり、かなり味のあるキャラクター。

アズルート

こちらのルートでは本作のサブステージである遺跡イベント「黄金の遺跡」をクリアしなければ仲間にならない隠しキャラクター(アズもまた同様の手順でエッジルートで仲間になる。)

こちらのルートではアズが主体である為ミツバとの恋愛模様は無いが、その代わりに仲間達からアズの活躍を聞いて嬉しがる様子が見られる。
本ルートにおいては出番は控えめであり、インターミッションなどでも会話に入ってこず、アズのことを影ながら見守っている。

戦闘BGM

流離の刃〜Sleeping beast〜
前期BGM。スーパーロボット大戦のオリジナル主人公BGMでは極めて珍しいオンボーカルであり、ボーカル担当はスパロボおなじみJamProjectの遠藤正明氏。
彼のアウトローなキャラクター性と風来坊としての様を歌い上げたぴったりのテーマソング。
凶鳥降臨！
後期BGM。同じくボーカルは遠藤正明氏。
前半と違いがっつりスーパーロボットソングじみた熱血ソングとなっており、歌詞もとにかく熱い。
生きる意味を見つけ、戦う覚悟を決めた彼とその武器たる凶鳥の活躍を盛り上げてくれる最強にかっこいい仕上がりとなっている。