エプシィガンダム 単語

エプシィガンダム

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エプシィガンダムとは

  1. 1986年刊行のモデルグラフィックス別冊『PROJECT Ζ』に登場する「εガンダム」。2を基にしている。
  2. 小説版『機動戦士Ζガンダム』のイラストにおける永野護版ガンダムMk-Ⅱ。
  3. 富野由悠季の草案『エプシィガンダム』。

この記事では全て説明する。

εガンダム

アナハイム社がγガンダム(リック・ディアス)に次いで開発した2番目のエゥーゴ機。ε=エプシロン。

G計画やΖ計画の中でも特に高い理想を到達点としており、開発期間も長期的展望を見据えた「10年」にも及ぶ開発プランとなっていた。しかし、当時としては即戦力を最優先にした開発が求められていたため、開発チーム及び設計データの一部を「デルタガンダム」に移行・流用させたという。

最大の特徴として、背部にシュツルムディアスが採用していたグライバインダーの発展型を装備している。このグライバインダーには「核融合パルス推進システム“ブラッサム”」が搭載されている。そしてこれこそが、εガンダムの開発が難航した最大の要因でもある。

宇宙世紀では既に核融合パルス推進の実用化に至っており、大型船の超長距離航行用などに使用されていた。εガンダムでは、これをMS用にダウンサイジングさせた「ブラッサム」というセイルを採用予定である。

開発はγガンダムの開発後から始まり、大まかな計算でU.C.0090~0095年の間に終えると思われていた。しかし詳細は不明だが、U.C.0087年の起動実験失敗を最後に、以降の開発記録が途絶えている。

  • 「核融合パルス推進システム“ブラッサム”」
    レールガンで約5gのマイクロ水爆を高速で射出し、核融合の臨界点に達したところで背部高出力ビーム砲を用いて点火させる。この時に生じる爆風をセイルから発生する磁場で受け止め、反作用で推進させる。
    以上のサイクルを秒間100回繰り返すことで莫大な機動力を得る。
    ブラッサムから発生する強烈な磁場は、ビーム偏向シールドとしても利用可能。
    • 余談だが、エプシィはブラッサムの搭載により「155t」の超重量級MSとなった。推進システム非使用の際は完全に死重となっているのだが、運用上特に支障はない。

  • 「ガンダリウムε(エプシロン)」
    ブラッサムの使用において、ガンダリウムγではセイル基部のフレーム強度が足りなかった。そこで、ガンダリウムγを改良した新素材「ガンダリウムε」を装甲に使用した、あるいはその予定だった。というのも、ガンダリウムεは開発中とされており、完成したという記述が何処にもないのだ。
    ちなみに機体名のエプシィはガンダリウムエプシロンの捩りとのこと。

エプシィガンダム(小説版・草案)

富野御大の原案では、元々ガンダムMk-2(デルタガンダム)の競合機であった。

さらに複雑なことに「機動戦士Ζガンダム(小説版)」のイラストに描かれた永野デザインの別ver.ガンダムMk-Ⅱもエプシィガンダムというらしい。G計画の「εガンダム」は、これを小田氏と永野氏で立体化するにあたり、サンライズ監修のもとで様々な設定を追加していった機体である。

プロトエプシィガンダム

初出は小林誠氏の俺ガンダム集オリジナル企画『ジ・エボリューション・オブ・ガンダム』。

この機体は「サイコガンダムMK-V」である。プロトエプシィからΖΖガンダム(サイコガンダムMk-V改)に繋がっていったという設定のため、エプシィの名はついても上記の機体群とは全く関係ない。

関連項目

  • デルタガンダム
  • ガンダムMk-Ⅱ

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