オトンルイ風力発電所 単語


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オトンルイフウリョクハツデンショ

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オトンルイ風力発電所とは、北海道天塩郡幌延町に所在する風力発電所である。

概要

▲建て替え前のオトンルイ風力発電所

ツーリングコースとして高い人気を誇る日本海オロロンライン。その中でも最も人気が高いのが、天塩郡天塩町と稚内市を日本海沿いに結ぶ北海道道106号稚内天塩線(以下道道106号)である。
この道道106号をサロベツ原野を突っ切りながらひたすら走っていると、天塩町市街地から10~13kmの地点で突如として現れるのは…広大な原野の中に巨大な風力発電の風車、それがおびただしい数で一直線に並んでいるという、あまりにも現実離れした風景。これこそが、オトンルイ風力発電所である。

風車はオランダのRAGAWAY社から取り寄せたものを使用しており、一基あたり支柱長74m・ローターの直径50.5mで高さは最高99mにも及ぶ巨大なもの。それが3kmにわたり28基も並んでいるのである。
発電所は2001年着工で、2003年より稼働開始。幌延町を株主とする第三セクター・幌延風力発電株式会社によって運営されている。発電量は一基あたり750kwで、全体では最大で21000kwに及ぶ。この電力は北海道電力へと供給されている。

2023年5月からは、北に少し離れた場所にて株式会社ユーラスエナジーホールディングスが運営する浜里ウインドファームが稼働を開始しており、オトンルイ風力発電所と共に原野に佇む姿を見ることができる。

リプレース計画

このオトンルイ風力発電所だが、竣工から時間が経ち老朽化が進んでいることから、幌延風力発電株式会社は風車の建て替え計画を発表した。建て替え後の風車は支柱長84m、ローター直径117m、最大高さ142.5mで1基あたりの発電効率は建て換え前の5.6倍になる代わりに、数が5基に減る見込みとのことで、以前のような風景が見られなくなることを残念がる人も多い。

当初は2023年3月で旧風車の稼働を停止する予定であったが、後に2025年3月まで稼働が延期となった。

アクセス

公共交通機関は周辺に存在しないので、車で道道106号を走って訪れるのが基本である。

道道106号を挟んで風力発電所の反対側に駐車公園(トイレ有)が整備されており、ここから風力発電所を眺めることができる。天塩町市街地からは約12km、稚内市街地からは約53kmである。参考までに、新千歳空港から国道231号・国道232号経由だと約300kmである。

なおこの道道106号、両端の天塩町市街地と稚内市街地を除くとガソリンスタンドもコンビニも一切ないため、事前に補給を済ませておくことを推奨する。

周辺の見どころ

  • サロベツ原野
  • 天塩川
  • 北緯45度通過点モニュメント

関連動画

関連項目

  • 北海道
  • 宗谷
  • オロロンライン
  • 北海道道106号稚内天塩線
  • 風力発電
  • 観光スポットおよび祭り・イベントの一覧
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