オーロラ(アズールレーン)

「私の名前には「暁の光」という意味もあります。うふふ♪
私を見て、朝のように元気になりました？」

もしかして→オーロラ（気象現象）

オーロラとは、STGアプリゲーム「アズールレーン」に登場する、第二次大戦時のアリシューザ級軽巡洋艦4番艦〈HMS Aurora〉をモチーフにしたキャラクター（艦船少女）である。

デザインは玛雅G、CVは榊原ゆい。

指揮官さん……概要についてお役に立てることはありませんか？

2018年2月12日のアップデートで新しく小型艦建造に実装されたロイヤル（アズレン世界でいうところのイギリス）所属の軽巡洋艦。レアリティはSR。
同時に小型艦建造に実装された東煌の駆逐艦や軽巡と違い、イベントによるピックアップで取得率が上がっているわけではない＝相対的には取得率が通常時よりむしろ低下しているため、以前小型艦建造にセントルイスが実装されたとき以上に、いくら回しても出てこないという悲鳴が指揮官達からあがっていた。（ちなみにセントルイスとは、軽巡どころか戦艦に匹敵する胸部装甲持ち、という共通点があったりする）
当イベント終了後も通常実装され続けているが、依然出会えない指揮官は多い模様。海域マップ上でのドロップは現在のところ（2018年3月）ないため、他の建造のみの艦と同様にひたすら出ることを祈るしか無い。建造時間は1時間20分、これを見たら期待を胸に建造終了を待つか、高速建造材を投入してみよう。

上品なお嬢様的な物腰の美少女。長いストレートの金髪に、翠の瞳の持ち主。アリシューザ姉妹の末妹だが、絵師が違うこともあって姉達とはあまり似てない。指揮官のことも「指揮官さん」と呼んで素直に慕ってくれている。ちなみに妙なところをつついたときの反応がとても可愛いので、ついついつついてしまうという変態指揮官が大量発生した模様。ロイヤル憲兵隊の皆さんこちらです。
バラを育てているようで、セリフにもよくバラが出てくる。立ち絵でも赤いバラの花びらが舞っている。

名前の「オーロラ」は、ロシア語の「アヴローラ」と同じである。また、史実に基づいて「重慶」の名前を持つこともセリフで言及している。もっとも、システム的な面でいえば女王陛下の加護を受けられることでおなじみのロイヤル艦であり、東煌艦には数えられていない。

性能に目を向けると、装填値の早さ（現時点で神通に続く軽巡2位）と対空値の高さ（ロイヤル軽巡トップ）が目を引く。また、駆逐艦・輸送艦・魚雷艇・自爆ボートへのダメージが10.0%(最大レベルで20.0%)アップする「シルバーファントム」、自身が戦闘可能である限り、敵の駆逐艦・軽巡洋艦の回避率が10.0%(最大レベルで20.0%)ダウンする「暁の光」という強力なスキルを持つ。
ただし、防御系のスキルを持っていないため、そっちをカバーするような僚艦を編成してあげれば、きっとお役に立つであろう。

実装と同時に着せ替え「春の語り」が販売されている。こちらでは背中を大胆に開けた薄青のチャイナドレスを身に纏っており、見事なボディラインを惜しげも無く見せてくれている。オーロラが気になるという諸兄においては是非買うべきであるにゃ

私のことをずっと見つめていても構いませんが…史実のほうを疎かにしてはいけませんよ♪

アリシューザ級4番艦〈HMSオーロラ〉は、1937年11月12日に竣工した。なお、アリシューザ級は6隻を建造する予定だったものの、諸事情で建造が4隻で打ち切られ、〈オーロラ〉が最終艦となった。
なお、艦名の「オーロラ」は自然現象のオーロラから取られているが、そのオーロラという名前はローマ神話に登場する暁の女神アウローラが由来である（オーロラのスキル名「暁の光」はここから）。

その〈オーロラ〉は、竣工後、本国艦隊に配属となり、駆逐艦隊旗艦として第二次世界大戦が開戦するまで過ごした。
そもそも〈オーロラ〉を含むアリシューザ級軽巡は、ロンドン軍縮条約に真面目に従って建造された艦のため、それを意図的に無視して建造された他国の大型軽巡に比べると見劣りした（4隻で建造中止になったのもそれが原因）。とはいっても、沿岸警備には十分な性能を持っており、本格的な戦闘は次級にあたるタウン級（アズレンで言えばエディンバラ・ベルファストがタウン級）に任せつつ、北ヨーロッパから地中海まで、様々な任務に就いて働くことになった。
1941年12月17日のイタリア海軍との第一次シルテ湾海戦では海戦自体は引き分けだったのだが、19日に〈オーロラ〉が率いていた艦隊が再出撃したところで機雷原に突っ込んでしまうという大失態を演じ、部隊の軽巡1隻と駆逐艦1隻が沈み、〈オーロラ〉も大破してしまう。

修理後、〈オーロラ〉は地中海での任務を継続し、欧州戦線が終戦を迎えた後は太平洋に投入される予定だったが、その準備中に終戦を迎えることになった。

1945年11月には、中華民国に売却されることが決まり、改修が行われた上で1948年5月に〈重慶〉と改名された上で引き渡された。
しかし、主力艦として迎え入れられた〈重慶〉であったが、この1948年の頃は既に中国共産党が大陸の実権を握ろうとしていた。
1949年1月、〈重慶〉を初めとした上海に駐留していた中華民国第二艦隊は一斉に共産党に投降してしまう。こうして共産党は無傷で立派な軽巡を手に入れ、早速〈黄河〉と改名して自分で使おうとしていたのだが、一方の国民党軍はブチ切れ、元〈重慶〉に執拗に航空攻撃を浴びせ、ついに3月20日に撃沈されてしまった（航行不能になった時点で自沈した、という説もあり）。

内戦に勝利した共産党軍は、1951年に元〈重慶〉を引き揚げ、今度は〈北京〉と名付けて使おうとしたのだが、元の軍艦として使えるまで直すには多額の費用が掛かることが判ったため、修復は断念され、1954年に除籍される。
その後は、浮き旅館として使われていたが、結局1980年代から90年代の間に解体された、という。

ニコニコ動画ですか？あそこはいい場所ですよ。えっと、例えば……

指揮官さん？ 私のことをじっと見つめても、関連静画を忘れてはいけませんよ？

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