ガリ(モンスターファーム)とは、ゲーム「モンスターファーム」シリーズに登場するモンスターの種族である。
初代、MF2、ソロモン、MFアドバンス2、MFDS、MFDS2、100万人のモンスターファームに登場。バトルカードシリーズにもモンスターカードとして登場している。愛称および敬称は「ガリ様」
見習いの神様であり、派生種はサブ種族の守護神という設定。仮面とマント(と本体らしき白い霊)だけという、とても一目見てかわいいとは言えないであろう姿だが、育てていくうちに何故かかわいく見えてくる、モンスターファームらしいモンスターである。なお、初代ではあることをすれば中に潜む神様を出して育てることができる。
MF2ではヨイモンの代表格だが、初代では結構不真面目。そのせいかアニメではワルモン四天王の一人として登場。円盤石の秘密での声優は塩沢兼人、伝説への道での声優は柏倉つとむ(現:カシワクラツトム)。
最もプレイヤー人口が多いと思われる、MF2のガリ様について解説。
| ガリ | ガリ(純血) |
| ライフ | D |
| ちから | B |
| かしこさ | A |
| 命中 | C |
| 回避 | D |
| 丈夫さ | C |
| ヨイワル度 | 激ヨイ(90) |
| 寿命 | 250週(普通) |
ガリ様のスペックはご覧の通り。ちなみにガッツ回復速度は17、移動速度はCである。
成長適性は攻撃面が伸びやすく、防御面が伸び悩む傾向にある。かろうじて丈夫さのみCであるものの、プールバグ(重トレーニング「プール」において、丈夫さとライフの適性が入れ替わってしまう仕様)を考慮すると実質的にはDといえる。無計画な育成をしていると攻撃偏重の紙装甲、神様ならぬ紙様になりかねないので、ピークに合わせて苦手な防御面を伸ばしてあげるといいだろう。
そして最大の特徴は250週という寿命の短さである。これは一部の寿命が特別に短く設定された種を除けば全種族中最も短命である(なお、ガリ様以外にもドラゴンなどが同値で最短)。ちなみに他モンスターの平均的な寿命は300~350週程度。最長のものはなんと500週と、ガリ様の倍の寿命をもつ。寿命が短い、ということは当然育成にかけられる時間が短くなるということであり、またモンスターの能力の上がりが最も良くなるピーク期間は寿命に比例して増減するため、250週という短い寿命しかもたないガリ様はどうしても能力を伸ばしにくい。
更に追い打ちをかける要因として、ガリ様の技数の多さがある。MF2ではモンスターを「修行」に出して新たな技を修得させるのだが、この修行はモンスターの寿命を大きく削ってしまう。ガリ様は技数が多く、かつ上位技(下位の技を特定数使用しないと修得できない技)ばかりであるため技の使い込みにも追われ、ただでさえ短い寿命を余計に消費してしまうのである。
おまけに要求無しおねだり種族でもある。本来おねだりとは、モンスターが「トレーニングをさせる代わりに、○○をよこせ」とアイテム等を文字通りおねだりしてくるもので、断るとストレスが増えてしまう。ストレスの増加は寿命の余分な消費に繋がるため通常であればブリーダーは渋々要求を飲むことになるのだが、一部のモンスターは具体的な要求をせず、「要求を断られた」という結果のみが発生するおねだりをする。これが要求無しおねだりであり、知らずに育成していると寿命がどんどん減っていく。要求無しおねだりの発生を見極めるには画面を注視していなければならず、また発生時にはロードを強いられる(育成法や発生タイミングにもよるが)ため、根気が必要な気の抜けない育成になることが多い。
上記の欠点以外にも「純血のちから適性はBなのに、派生種は適性Cで計算されている」「命中重視技の『魔人ナックル』が修行では覚えられず、修得には『Wしっぽキック』を修得済みのワームをツチノコボクサーに羽化させる必要がある(羽化ツチノコボクサーを合体素材にすることで、他種への継承は可能)」といったバグまで抱えている。神なのにいまいち恵まれていない。
足りない寿命、多すぎる技、(寿命のわりには)特別高いとは言えない適性など、全体的に育成難度が高く、上級者向けのモンスターとされている。ガリ様を育てる場合はなるべく寿命が伸ばせる派生種を選び、能力や技を取捨選択して計画的に育成していこう。その育成難度から敬遠されることもあるガリ様だが、技には強力なものが多く、育てきればかなりの強モンスターとなる。特にALL999のモンスター(通称フルモン)を用いた対戦では、比較的上位に食い込むだけのポテンシャルを持つ。そういう意味では、育てがいのあるモンスターだといえよう。
余談だが、初代MFでのとあるイベントから「近しい存在」として認知されることがあるモノリスもほぼ同様の欠点を抱えており、やはり上級者向けとされている。神々は地上には長く留まれないというのか……。
| シオンカメン | ガリ×ナーガ |
| ライフ | D |
| ちから | C |
| かしこさ | C |
| 命中 | C |
| 回避 | D |
| 丈夫さ | C |
| ヨイワル度 | ワル(-35) |
| 寿命 | 250週(早熟) |
「最弱候補」と名高いモンスター。
適性だけならもっと酷いモンスターはいるものの、それらは総じて寿命が長い部類であり、寿命に比例するピークの期間もまた違ってくる。また、早熟は最もピークが短い。つまり、寿命と適性のバランスを考えるとかなりダメな部類に入るモンスター、それがシオンカメンである。数値で分からなくても「シオンカメンを育てることがもう縛りプレイの一つとなっている」と言えば、どれくらいどうしようもないかがわかるだろうか。
が、ポケモンのエンテイやブースターのように使いにくいキャラというものは有名になるもので、シオンカメンもまた「唯一神」として崇められている(元々神なんだけど)。
完全に余談だが、2chでは同じぐらい適性が酷いジャアクソウとアスファールも神扱いされている。
そして、それら2匹もナーガ派生。ナーガ派生だらしねぇな。
(とはいえ、シオンカメンとアスファールに比べれば、ジャアクソウはまだマシな部類であるとも言われている)
| アキレール(レクサス) | ガリ× ロードランナー |
| ライフ | 855 |
| ちから | 839 |
| かしこさ | 827 |
| 命中 | 731 |
| 回避 | 940 |
| 丈夫さ | 822 |
| ヨイワル度 | ヨイ(50) |
| ランク |
二大陸対抗戦Sランク |
二大陸対抗戦Sランクに登場。
ここには他の大会に出場するモンスターとは桁違いの高ステータスを持つ敵が4匹いるが、その中でも最強の、MF2の敵モンスターの中で最も高いステータス合計値を誇るモンスター。種族はレクサスだが、ガッツ回復速度は13に、移動速度はBに変更されているため、実質的にはガリ×ピクシーのピクセルだったりする(本来のレクサスはG15、移動C)。
最上位技を切り捨てているため技の威力に乏しいという欠点があるものの、ガリ種の技の優秀さとアキレール自身の高ステータスにより、下位技でも十分脅威となる。また、大技でガッツを無駄に消費しない分むしろ長所となることもある。
基本的に安全な間合いは存在しないが、特に距離1~2には各種命中重視技や消費ガッツの少なめな大ダメージ技が多く配置されているため危険。逆に距離3~4にはバランス技やガッツダウン技などといった比較的被害の少ない技が配置されているが、距離3には威力Aを誇る「魔人プレス」と「ゴッドストライク」も紛れこんでおり、油断できない。
対策としては、距離3~4で基本技を撃たせてガッツ差がついたところを命中率の高い技で攻撃していくというのが比較的安全。命中が低いことにつけこんであえて大技を撃たせガッツ差で優位に立つという戦法もあるが、低いといっても命中は700あり、また命中率1%でも当たるときは当たるのがこのゲームの常なので、いささか博打のような戦法でもある。穴と呼べるほどの弱点が無いため、アキレールと真っ向から勝負ができるほどの高いステータスとブリーダーの技量、そして少しの運が必要となる強敵である。
その強さから、いつしか「MF2のラスボス」というポジションに収まり、
そのカリスマからか、いつのまにか「神」と呼ばれるようになった。
彼に勝利して育成の締めとするブリーダーも少なくない。
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最終更新:2025/12/06(土) 23:00
最終更新:2025/12/06(土) 23:00
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