グレカーレ(艦これ)とは (グレカーレとは) [単語記事]

「良い北東の風、吹いちゃったね！」

グレカーレ（Grecale）とは、ゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場するキャラクター（艦娘）である。
モデルはイタリア海軍のマエストラーレ級駆逐艦＜グレカーレ＞。

イラストレーター.じじ、CV.未発表。

概要、大事じゃない？

2019年8月30日開始のイベント「欧州方面反撃作戦発動！「シングル作戦」」第2海域ドロップ艦として実装された艦娘。2015年夏のリベッチオ、2018年初秋のマエストラーレに続く、海外艦では初となる同型艦三隻目の実装となった。

基本的な能力では一般的な駆逐艦とさほど変わらない程度ながら、対潜能力が駆逐艦中トップクラスで対潜先制爆雷攻撃が容易いという特徴を持つのは姉妹と同様。ただし、グレカーレのみは改で最大120（初期40）にもなる、恐るべき「運」を誇る超幸運艦となっている。初期装備の点でも姉妹おそろいで、命中と火力に優れたイタリア製の艦砲「120mm連装砲」を改までで3個持ってくる。

あー、何、経歴とか見たいの？

イタリア王立海軍の建造したマエストラーレ級駆逐艦4隻の二番艦で、艦名略称は「GR」。全長107m、基準排水量1615t、主砲120mm連装砲2基4門を持つ標準的な駆逐艦であり、その艦名は「北東の風（ギリシャからの風）」を意味する。1934年就役。

第二次世界大戦では姉妹とともに第10駆逐隊を構成し、北アフリカへの輸送船団護衛に従事。1940年のカラブリア沖海戦では第2艦隊麾下にあった。翌年11月のデュースブルク船団の戦いでは被弾して行動不能となり、姉妹艦＜リベッチオ＞を被雷で喪うなか駆逐艦＜アルフレード・オリアーニ＞に牽引され帰投、タラントで修理に入る。戦列に復帰した1942年3月、第二次シルテ湾海戦に参加するが、荒天により四番艦＜シロッコ＞が喪失。翌年1月にはイギリスのチャリオット人間魚雷により爆弾を設置されるも、爆発前に発見し事なきを得た。しかし同月、水雷艇＜アルデンテ＞と衝突し、再びの修理を余儀なくされる。

修復完了から程なくしてイタリアは連合国に降伏。このとき＜マエストラーレ＞が自沈している。＜グレカーレ＞は他の艦艇とともにイタリア共同交戦海軍（連合国側におけるイタリア海軍）に編入されて再び戦いに加入し、1944年6月にはドイツに接収され係留されたままのイタリア重巡洋艦＜ボルツァーノ＞を撃沈したチャリオット人間魚雷の発進母艦を務めた。

戦後も最後のマエストラーレ級駆逐艦としてイタリア海軍に残り、1947年より主砲の交換、対空装備強化、新型レーダー設置などの近代化改装を実施。1953年にはNATO加盟に伴い、艦名略称に代えてペナントナンバーを「D552」とする。翌年、イタリア帰属となったトリエステ自由地域A地区への入港に＜ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ＞などとともに参加。

1958年、対潜フリゲートに再分類され、ペナントナンバーを「F556」とする。1960年頃には武装をほとんど外し、上部構造物を拡大した指揮艦となった^[1]。1964年退役、翌年解体。

あ、今、Ciao, Ciaaao？やだぁ、かぁわいい！

薄い金色の長髪をなびかせ、エメラルドグリーンの瞳を持つ顔に悪戯っぽい笑みを浮かべた少女。服装・兵装ともにマエストラーレ級でほぼ共通のもので、白地に赤と緑の線が入ったセーラー服風味なノースリーブのワンピースにイタリア艦定番の紅白模様のスカーフを付けた姿。ワンピースのスカートには「GR」の二文字が入れられ、艤装には主砲、魚雷、太もものパラベーンなどが揃っている。

性格は軽めの小悪魔ギャル風味ながら、同型艦唯一の生き残りということもあって、どこか落ち着いた様子を垣間見せることも。普段はしばしばロリらしからぬ色っぽい仕草で提督をからかったりしている。

姉妹とはマエストラーレ同様に”イタリア水雷魂”を見せようとするなど、案外に血気盛ん。なお四妹シロッコが不在で困惑。