グレートシング(GREAT THING)とは、ダライアスシリーズに登場するボスキャラクターである。
モチーフはマッコウクジラ。外見は生物らしい流線型ではなく、クジラの体のあらゆる部分に様々な大砲やミサイル砲を装備したゴツゴツしたもので、シリーズに登場する大型戦艦の中でもいかにも戦艦らしい。カラーは作品によって青か紫である。
名前の「グレートシング」とは、公式では「デカブツ」を意味する。「偉大なる者」とも言われるが、未知の敵に対する呼称や、THINGに「者」の意 味はないことから「デカブツ」の方が適当であるとのこと。しかし、水棲生物で最も巨大というクジラのイメージからか、「偉大なる者」と呼ばれることも少な くない。
ゲームでの主な特徴は、各作品における全ボス中トップクラスの耐久力で、長期戦になりやすい。攻撃面では、大量の小型追尾ミサイル、口から発射され るイルカ弾、頭部からのドリル弾で、これらの攻撃はシリーズの恒例となっている。特にドリル弾は1発3万点の高得点のため、スコアラーの稼ぎの対象になる ことで知られている。特出して強い性能を持つボス(外伝のストームコーザーなど)は他にもいるが、基本的に総合的な性能では最強のボスである。
上記のイメージや特徴のため、ラスボスの座に就くことが多い。演出やゲーム展開においても特に力を入れられやすく、事実上のシリーズのラスボスとして高い人気を誇る。STGの敵キャラクターとしても有名で、キングフォスルと共にシリーズを代表する恒例ボスとなっている。
Zゾーンのボスでラスボス。後の作品でもそうだが、物量で押してくる戦い方をする。
ベルサー軍全ての兵器、戦艦を操る中枢システムであり旗艦だったようで、グレートシング撃破により、敵軍の指揮系統が混乱し、その隙にプロコとティアット、さらには脱出の予定はなかった一部の輸送船団までもが脱出に成功する。ちなみに、この戦艦はG.T.を再構築したものだが、復元は不完全であるという設定。
登場せず。初代の他のラスボス達は中ボスとして再登場しているが、グレートシングのみなぜか登場していない。
「ハイパーグレートシング」の名で登場。Kゾーンのボス。攻撃方法は初代とほぼ同じだが、ドリル弾は破壊不能。
グレートシングの亜種(?)のグレートフォースが登場。Mゾーンのボス。こちらはマッコウクジラではなくザトウクジラ。
Z'ゾーンのボスでラスボス。地下から市街地を突き破って突然出現する。耐久力はノーマルショット3000発分もある。尾から連発される追尾レー ザー、耐久力低下時のミサイル乱射や電撃攻撃が脅威。特に追尾レーザーは避け方と避ける位置を考えないと簡単にアームを削られる。
彼を倒すことで、惑星ダライアスの真の姿を見ることができる。
「G.T.」の名で登場。οゾーンのボスでラスボス。ステージの途中で雷と共に背景に一瞬だけ姿を現すのがとても印象的。やはり耐久力は高く、2番目に高いジ・エンブリオンの2倍近くもある。
エンディングでは、破壊されたボディをベルサー星人によって回収、ベルサー軍のテクノロジーに利用され、今度はベルサー軍の旗艦として生まれ変わることになる。
最終ステージの中で最も難易度が高いKゾーンのボス。ベルサー軍母星に駐留し、全艦隊を指揮する旗艦となっている。
G.T.に比肩する巨体を持ち、巨大なドリルミサイルや複数搭載されたビーム砲、バースト砲など数々の兵装をもち、さらに射出されるイルカ型機についてもバースト砲などの強烈な装備を身にまとっている。
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最終更新:2025/12/13(土) 09:00
最終更新:2025/12/13(土) 09:00
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