日本人ならばこの作品を知らない人はいないと言っても過言ではない、国民的作品である。
原作の漫画は新聞に掲載されていた4コマ漫画で、フジテレビ系にて現在も放送されているテレビアニメ版以前にもラジオ東京テレビ(現:TBSテレビ)にてテレビ漫画版(静止画にセリフや音楽をつけたもの)や実写ドラマ版が、ニッポン放送でラジオドラマ版が放送され、また東宝他で何度も実写映画化もされている。
1993年までサザエさんの版権を長谷川町子の親族によって経営されていた出版社の「姉妹社」が保有していた。しかし同社の廃業にともない、原作者の生前より存在していた「長谷川町子美術館」へと版権が移動。現在に至っている。
なお、長谷川町子美術館(東急田園都市線桜新町駅から徒歩7分)は、サザエさん関連の作品を展示の他、長谷川町子が生前に収集した美術品の展示も行っている。
元々は福岡の新聞で描いていたものだが、色々とあって設定を一部変えて朝日新聞で描くこととなる。1974年に本人の病気もあって、打ち切りになるものの朝日新聞に新作を出していたりもしていた。朝日新聞で描いていたこともあって、土曜版の「be」でも「サザエさんをさがして」という記事が連載されている。打ち切りなのでサザエさんの最終回はもちろん存在しない。(厳密に言うと福岡のフクニチ版で最終回としてサザエの結婚で締めくくっている。連載再開した際に単行本には収録されなかった。)
という具合に違う。なお、アニメ版のサザエは原作の性格が大きく反映され、カツオは初期のアニメ放送時期に原作もアニメ版に似た性格になる。
作風も大きく変わっており、「ニセ本(海賊版)だと思ったら、初期の作品だった」という逸話が残るほど違う。初期はそこまで殺伐しておらず、落語的なオチやダジャレオチが多く、時には当時の政権を風刺する回も多々あった。ただし、長谷川が福岡時代の同窓会に行こうとした矢先に掲載先の朝日新聞から国鉄ストの影響もあって「四コマを書き溜めて欲しい」と言われ、書き溜め分のネタ作りに悩んだことをきっかけに(私情ではあるが)国鉄ストに関しては反対派になっている。
サザエさんを描いていくうちに「ヒューマニズムは飽きた」といって作風の変更をした。ちなみにこの時期に生まれたのが「いじわるばあさん」である。
原作の海賊版やサザエさんバス事件の影響で版権が厳しくなった。どれくらい厳しいかというと
ただし、東芝はほぼ規制がなく、単独スポンサー時代はCMはもちろん、専門の電気屋にはグッズなども用意されており、東芝には比較的に優遇していたと思われる。
版権が厳しいと言われていたが、2000年以降は緩くなり始め、以前よりサザエさんを取り扱ったCMを出せるようになったり、フジテレビではグッズ販売が許されたり、JAではサザエさんを使ったキャッシュカードなどが存在する。
ちなみにCMでサザエさんを取り扱える企業のほとんどは作者の生前に契約した企業である。マイラインのCMはマイライン事業主がNTT(契約当時は前身の電電公社)だったため、25年後の磯野家で大きな話題となったグリコもスポンサーだったためである。沿線の桜新町駅付近に原作者の美術館を有する(作品の舞台のモデルとなった街でもある)東急電鉄との関係も比較的良好で、かつてのスタンプラリー帳のマナーページや、旅客案内パンフレットに原作ベースのイラストが掲載されていたことがある。
本編動画を使ったMADは直ちに削除されるが、手描きMADは大丈夫な様子。
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最終更新:2024/04/23(火) 21:00
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