天を廻りて戻り来よ
シャガルマガラとは、CAPCOM発売のゲーム『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
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初登場は『モンスターハンター4』。
狂竜の力を司る「天廻龍(てんかいりゅう)」。
オフラインモードのストーリーにおける実質的なラスボスモンスターであり、その正体は今まで何度も戦ってきた黒蝕竜ゴア・マガラの成体。
(つまりバサルモス→グラビモス、ウロコトル→アグナコトルなどと同じく成長段階で名称が変わるモンスターという事になる。)
なお、シャガルマガラの生態が解明されたことにより、古龍の未成熟体であると判明したゴア・マガラは後に古龍目 廻龍亜目 マガラ科の古龍種としてハンターズギルドに認定された。
黒一色だったゴア・マガラとは違って全身は白、あるいは黄金色の体表で覆われており、特に頭部には幼体時にはなかった目が現れ、さらに元は知覚用だった二本の触覚は固まって完全な角となっている。しかし、かつてのような感覚器官としての役割は失われ、狂竜の力のみを残している。
ゲームの後半で行ける天空山を出身地とし、未熟体時(ゴア・マガラ時代)は世界各地を放浪しているが、脱皮の時期が近づくと同山に向かうようになり、そしてシャガルマガラへと変態を遂げた後、山の奥地にある禁足地と呼ばれる場所に帰巣するという。かつて天空山で発生したモンスターの凶暴化事件の元凶と恐れられており、変態後も狂竜ウイルスと同じ性質を持つ粒子をまき散らして周辺にいる全てのモンスターを凶暴化させると言われている。
ちなみにゲーム冒頭でキャラバン団長が見せてくれたモンスターの鱗らしきものはこのシャガルマガラのものであり、オフラインのクエスト「天を廻りて戻り来よ」をクリアしエンディングを迎えると、団長がこの鱗をプレイヤーに譲ってくれる。さらにこの鱗はただの鱗ではなく、「純白の龍鱗」というシャガルマガラの鱗の中でも混じりのない白鱗のみがこう呼ばれる貴重なものである(もっとも、いくら団長からの贈り物であろうと必要な人は容赦なく武具の素材にしてしまうが)。
行動パターンは狂竜形態時のゴア・マガラとさほど変化はないが、視力を得た分積極的にハンターを狙うようになる。
特にブレス攻撃のバリエーションが大幅に増えており、今までの横一列爆発ブレスの後に前方向に連鎖爆発するブレス攻撃を繋げるようになり、さらに時間差で炸裂して特定の方向に走る光球弾を地面に投射して来たりもする。
しかも怒り時には時限式地雷のような爆発ポイント(以下地雷と呼ぶ)をフィールド各所に発生させるようにもなるなど、ハンターの不意を突くような攻撃が多い。
ただし、幼体時の火に加え、龍属性も大きな弱点とするようになっている。
ちなみにタイトルバックのゴア・マガラを模したと思われる龍の紋章だが、実はよく見ると右側の物には眼らしきものが認められる。ストーリー中やEDで確認できる古代画風の絵や、ギルドカードの背景「光と影」でのゴア・マガラとシャガルマガラの位置関係と合致するので、この紋章はゴア・マガラとシャガルマガラの二体を表現していたと思われる。
結果的には発売後に分かった事であるものの、実は発売前からシャガルマガラの存在が暗示されていたという事になる。
オフラインのラスボス戦の舞台となる禁足地の他に、未知の樹海や砂漠(ニャンタークエストのみ)での出現も確認されている。
4のラスボスなので、当然MH4GにもG級、それも最高ランクのG3に登場。
・・・だが、その強化内容はかなり酷かった。
MH4Gシャガルマガラ戦での追加要素
まず1つ目の攻撃時に同時発生する地雷だが、明らかに前作で使われていた安置ポイントに発生している。
そのピンポイントさはニコニコ動画のソロ討伐動画を参考にしたとしか思えないレベル。
そしてさらに輪をかけて凶悪なのが2つ目のハンターサーチ地雷である。この地雷は完全にランダムかつ、ノーモーションで発生するのでシャガルマガラには安置というものが存在しない。距離制限もないため「薬を飲もうとしたら足元に発生」「隙を攻撃しようとしたら発生」というのはザラ。酷い時には2~3個連続して足元に発生したりしてガードした瞬間スタミナが0になったり、足元地雷に咄嗟に回避してしまいシャガル自身の攻撃に当たって乙なんていう事も・・・
もちろん地雷の威力もG級であり、ギルドクエスト最大レベルのシャガルマガラなら剣士防具でも体力を1/3ほど持って行かれる。
・・・さらに言うと、MH4Gでの追加はこれだけであり、追加モーションなどは何もない。
他のモンスター達にはだいたい新しいモーションが追加されているのに何故ラスボスであるシャガルマガラだけこの扱いなのか。
前作では人気ギルドクエストだったシャガルマガラも一転、今作では蛇蝎のごとく嫌われ「手抜き強化」「地雷が本体」「シャガルマガラはお供の白いトカゲは楽しいのに本体がクソ」など散々言われている。
そんなシャガルマガラの素材から作られる防具は、男性用はアーク、女性用はフィリア。上位版は語尾にSが付く。無印版は神官のような格好になり、上位版は男性は天使、女性は妖精のような格好となる。背中から羽が生えており、頭には月桂冠を模した飾りまで付いている。また光り輝くシャガルマガラの素材を用いていてるためか光を良く反射し、結構眩しい。
シャガルマガラの力と天の加護が秘められているらしく、一式を着込むと力の解放(上位版では+2)、無我の境地が発動する。無我の境地は狂竜ウイルスの進行を大幅に抑え、しかも克服するまでの必要攻撃回数を減らし、さらには克服後の会心率15%UPを30%に引き上げるという最高の対狂竜ウイルススキルである(ゴアSシリーズでも発動する)。しかし無我の境地があっても攻撃を受けまくれば直ぐに発症してしまうので被弾は極力避けたい。
代わりにマイナススキルとして火耐性弱化が発動する。元々シャガル防具は火に弱く、そこへ弱化が掛かると脅威の-40になってしまう。このままだとクック先生の火炎液ですら致命傷になりかねないので早々に打ち消すか、火属性を扱う敵には着ないと割り切るべきである。ちなみに龍にも弱い。逆に耐性があるのは水と氷である。
一応、オフラインのラスボス防具だけあって防御力はとても高い。ゴアやシャガル、狂竜化したモンスター、アマデュラと戦うときにシャガル防具は有用と言える。
製作にはシャガルマガラの素材を使うのだが、上位版は虹翼や甲殻など下位の素材も必要とされるため上位シャガルだけでなく村クエのシャガルも狩猟する必要がある。そしてレア素材「天廻龍の光玉」を1つ使うため製作難易度が非常に高い。ちなみに上位シャガルのクエストは角の破壊がサブターゲットになっている。そのため角だけ破壊して帰れば報酬に光玉が混ざる場合も。超低確率ではあるが。
シャガルマガラの素材から作られる武器も存在し、どれも龍属性を帯びる。しかし何故かヘビィボウガンだけ無い。
ちなみにシャガルマガラの武器はゴア・マガラの武器を強化していく事で製作でき、完成するとゴア武器の不気味で禍々しいイメージから一転して神々しい豪華なデザインへと生まれ変わる。
武器名はというと『◯◯of◯◯』から『THE◯◯◯』になるなど前作のミラオス武器並みに厨二ぶりが加速する。
先述の通り、ニャンタークエストにも登場するという事で上手く倒せば天廻龍の端材が手に入り、オトモ用の武器や防具が作れるが攻撃技を2種類も持っていて非常に強い。ネコのレベルが低いと、たとえ相性の良い技を何度も繰り出せても負けるほど。その代わりシャガルの武器・防具はとても強力なので一式を作れれば心強い。ただシャガルマガラの出現率は低く、しかも強いので一式を揃えるには時間が必要。
かつて天空山一帯を襲った大災害の原因であり、「山の神が懲らしめた」「黒き風が山を蝕んだ」などと、数々の伝承の中で神としてその名を残すシャガルマガラ。
シナト村にはかの有名な黒龍伝説を彷彿とさせるわらしべ唄が残されている。
闇がその目を覚ますなら 彼方に光が生まれ来て
大地に若芽が伸びるなら 彼方に影が生まれ来る
すべてを照らすは光なれ あまたの影は地に還り
いずこに光が帰る時 新たな影が生まれけん
やがては影が地に還り 新たな命の息吹待つ
共に回れや 光と影よ
常世に廻れや 光と影よ
そしてひとつの唄となれ
天を廻りて戻り来よ
時を廻りて戻り来よ
また、とあるクエストをクリアすることでこの唄の続きが発見される※ネタバレに付き反転
御魂がその目を覚ますなら 彼方に命が生まれ来て
心がその目を醒ますなら 此方に想いが生まれくる
すべてを包むは御魂なれ あまたの想いは力に変わり
命が御魂に帰る時 新たな想いが生まれけん
消えぬ想いは御魂に帰り 新たな命の息吹待つ
共に回れや 命と心
常世に回れや 命と心
そしてひとつの唄となれ
共に歩みて戻り来よ
共に歌いて戻り来よ
共に生きるは
魂と想い
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最終更新:2025/12/13(土) 18:00
最終更新:2025/12/13(土) 17:00
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