ジャスレイ・ドノミコルスとは、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場するケツアゴである。
CVは竹内良太。
大企業テイワズの専務取締役で、同組織の実質ナンバー2。
ヤクザ幹部の風格を現したような、大柄な体格と低く重厚な声色が特徴。
組織の幹部たちの中でも特に、保守的な考えを持つ。
それゆえか、テイワズの下部組織として躍進している鉄華団と、その兄貴分であるタービンズ(名瀬・タービン)を疎ましく思っていて、彼らの排除を目論んでいる。特に名瀬に関しては、タービンズが担当している輸送部門を過去に担当していた事があった為か、女性に関する価値観の違いもあって名瀬とは相容れない性格。
また鉄華団に対しても「親父のお情けで飼ってやってる弱小組織」「宇宙ネズミ」と卑下しており、当初は直接的な行動こそなかなか起こさなかったが嫌悪感を露わにしていた。
やがて話が進むにつれ、鉄華団とマクギリスとの密談によってギャラルホルン火星支部の全権を将来的に確約されるなど鉄華団が急成長を遂げていく事態に危機感を持ったジャスレイは、ギャラルホルンのイオク・クジャンにその動向をリークさせ暗躍するが、結果としてそれが厄祭戦時代のモビルアーマー・ハシュマルを目覚めさせるきっかけを作った。
言い換えれば、ジャスレイが何も動かなければイオク様もハシュマルも目覚めなかったのである。
さらにギャラルホルンと鉄華団の共同戦線でこの事態が収束した後、ハシュマル覚醒の一件を糾弾されたことでギャラルホルン組織内で立場を失いつつあるイオクはジャスレイへ連絡、ジャスレイもタービンズを陥れるためイオクを言葉巧みに言いくるめた。
その結果イオクを口先三寸で手駒にしたジャスレイは自らの手を直接汚すことなくタービンズを罠に嵌め、名瀬とアミダは戦死してしまう。更に残った鉄華団を排除するべく名瀬の葬式で彼や鉄華団への悪口を発したり、単独行動していたラフタを部下に銃撃させるなど、様々な手段で彼らを挑発していく。
作中登場する敵役の中でも、第2期放送が始まった当初から裏切りの相が見え始めたりと「獅子身中の虫」として解りやすい悪役だったが、話を通じてどうも影が薄かった。が、名瀬が戦死してしまった翌週の41話にて、
など、41話時点だけでイオク様に並んで鉄華団と視聴者達のヘイトと関心を一気に集める事となった。
ちなみに同放送回では42話の次回予告も担当しており、ドスが効いたナレーションも披露。存在感を存分に知らしめた。しかし直前二話の予告担当者が相次いで翌週に死亡したため42話がジャスレイの命日と期待……もとい予測する視聴者は多い。そもそも次回予告のタイトルが「落とし前」なのと、新型バルバトスがガンプラの宣伝もかねて、出撃の時点で彼のこの後はお察しなのだが。
しかし名前が長い為かジャスレイという名前が視聴者になかなか定着せず専ら「ケツアゴ」「割れ顎」などのあだ名でしか呼ばれない事も少なくないのがどこか不憫。
41話が放映された後、ジャスレイに対する視聴者の怒り恨みの声が高まり、やがてそれはジャスレイを演じた竹内良太氏本人にまで降りかかっていった。
竹内氏は同日に自身のtwitterで「突然『バーカ!』と言われて「何かしちまったか?」と驚いたけど、ごっちゃになるくらい心を動かせて頂いたのならこれ幸い。こういう役は一度やってみたかった!」と、ジャスレイのような悪役を演じてみたかった事を語っており、そして同時にジャスレイを魅力的に演じられた事を誇りにしている。
(同じような現象はイオクへの批判がある意味ではジャスレイ以上に猛烈に高まった40話の時点でも、イオク役を演じた島崎信長氏にも起こっていた。)
アニメに限らず、映画ドラマなどで「演じた役と演者がごっちゃになるくらい見事な役作りを成し遂げた故に役者が災難に遭う」というのは昔から見られた現象で、悪役やいじめっ子などを演じた俳優がカミソリ入りの手紙を送られたり道で石を投げられたり、など挙げれば様々にエピソードが出てくるが、竹内氏の場合は後述するように共演者たちからも収録中に大変な目に遭ったらしい。
最低な悪役を魅力的に、視聴者の心に怒りの火を点ける程に演じきるのはそれだけでも大変な技術や苦労を必要とする立派な仕事なのである。
こういう…救いようのない悪い奴っていつかやれたらってほんまに思ってたので。嬉しいのよ、ウンウン(´∀`)1番は脚本のお陰ですが、心動かして頂けてほんま良かった!感想は自由に選択してゆけ…
何せ収録でも同業者から罵詈雑言の嵐でしたからねぇ(笑)何故か髭に(笑)髭はちゃうよ!(笑)
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最終更新:2025/12/14(日) 00:00
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