スズノネセブン!とは (スズノネセブンとは) [単語記事]

**スズノネセブン!**
発売日	2009年1月30日（PC） 2010年5月27日（PS2） 2014年1月30日(PSP)
対応機種	Windows 2000/XP/Vista プレイステーション2 プレイステーションポータブル
メディア	DVD-ROM UMD
原画	御敷仁
シナリオ	秋史恭姫ノ木あく冬雀若瀬諒
発売元	クロシェット
レイティング	ソフ倫：18歳未満購入禁止（PC） CERO：B（PS2&PSP）
価格（税込）	9,240円（PC） 7,140円（PS2） 6,090円(税込・UMD) 4,800円(税込・DL版)

スズノネセブン!とは、クロシェットから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームである。

概要

2009年1月30日発売。

ジャンルとしては、いわゆる「萌えゲー」「キャラゲー」が当てはまる。

ともすれば紙芝居的動きの無い画面になってしまいがちな18禁ADVであるが、この作品は立ち絵の表情差分が多かったり会話に合わせて漫符を出したりするなど丁寧な作り方をされており、プレイヤーの評価も概して高い。

エロゲ初心者の入門作としてもオススメな、馴染みやすく安定した作品である。

2009年11月27日には、続編である『スズノネセブン! -Sweet Lover's Concerto-』が発売された。

またコンシューマ移植され、2010年5月27日にはアルケミストより、PS2用ゲームソフト『スズノネセブン！～Rebirth knot～』が発売された。

移植にあたって、新規ヒロイン2名が追加された。

さらに2014年1月30日にはPSP版が発売された(内容はPS2)

ストーリー

魔法が発見されてからまだ間もない、もう一つの現代。

魔法理論が文字通り日進月歩で進化している中、スズノネ魔法学園は毎年優秀な人材を各界に送り出していることで有名な二年制の学園である。

そんな名門校でも問題児というのはいるもので、毎年さまざまな問題を抱えた7人の生徒が選ばれ「スズノネトライアル」という合宿に強制参加させられる。

スズノネトライアルでは各々の問題点に合わせた課題がひとつ与えられ、それを一ヶ月という期間内にクリアできなかった場合進級もしくは卒業が認められず、退学処分になってしまうのだ。

魔力工学科の一年生である主人公はある日担任の先生に呼び出され、幼馴染の兄妹共々トライアルのメンバーに選ばれてしまったということを告げられる・・・

登場人物

声優はPC版 / PS2版。

主人公

城戸幸村（きどゆきむら）: 魔法工学科一年生。幼いころから独自の感覚で魔法工学を扱っているため、教科書に乗った安全な理論に沿う考え方というのがなかなか出来ない。; 教師たちも腕は認めており、おそらく彼をトライアルメンバーにしたのは苦渋の決断であったと思われる; 仁乃ルートでは未完成であった魔導ドライブを完成に導く、柚子里ルートでは回数限定だが魔法を無効化する道具作り出したり、コンシュマーで追加されたルートでは他人の魔法を転写出来るアイテムを作り出したり(実際に使用するのは真夜ルートでトアルートでは作り出すが課題に沿うものではないので破棄している)と腕の良さは遺憾なく発揮している。; トライアル課題は『魔法を使い、誰かの願いを叶える』というものだが、彼自身に魔力は無いがルートによっては魔力を持ったり他人の魔法を使ったりする(ただしいずれも単発だったり期間限定だったりする); すみれの父親に酷似しているらしい。

ヒロイン

野々村仁乃（ののむら　にの）: CV：ヒマリ / 朋永真季; 魔法科一年生。明るく元気な天然娘。感情が高ぶると魔力の制御ができなくなり、魔力暴走を引き起こしてしまうという困った体質。魔力量それ自体は少ないどころかむしろ多いため、それが問題に拍車をかけている。; トライアル課題は『魔力の制御』
鷹取柚子里（たかとり　ゆずり）: CV：夏野こおり / 田口宏子; 魔法科二年生。真面目で正義感が強く、行動的。でも極度の方向音痴。魔法産業で有名な鷹取グループの令嬢であり、幼少のころから英才教育を受けているため学業の成績的には全く問題ないどころか学年でも上位の順位なのだが・・・
三峰美奈都（みつみね　みなと）: CV：桜川未央 / 小林眞紀; 魔法工学科一年生。主人公の幼馴染で、底なしに明るく優しい愛すべきバカ。とある過去の出来事から魔法に強い憧れを抱いており、魔法を直接扱うことは出来なくても魔法工学を修めることによって世の中に貢献したいと思っている。志は高いが、いかんせんバカなため学業の成績が足りずトライアルメンバーへ。; トライアル課題は『過去3年間における発生した魔法事件とそれによる自分なりの考察』
代官山すみれ（だいかんやま　すみれ）: CV：佐々留美子 / あおきさやか; 魔法科一年生。血筋による天才的才能と代官山流の英才教育によってかなり高い魔法の実力を持つが、授業にあまり参加しようとしていない。何かにつけて、自身が発行している学内新聞「スズスポ！」に有る事無い事書こうとする。時にはスズスポへの掲載をするかしないか、それ自体が交渉材料になったりもする。; 初対面時の「……っ……」のところでは『おと』と発言しているがかなり聞き取りづらいため音量を上げまくるかイヤホンを使おう; トライアル課題は『代官山守路の残した(故人なので遺したが適切？)言葉を解き、それを手に入れること』だが自身のルートでのみ明かされる。そこ言葉は『スズノネに行きなさい。そして僕にかけがえのない大切なものをすみれに見つけてほしい』

追加ヒロイン

先生からの頼まれごとを引き受けるとこのルートに進む

トア・マリア・マトス(toa maria matos): CV:阿澄佳奈; プエルト・リコ出身の留学生。得意魔法は風系; 幸村らと同年齢だが飛び級で魔法学の修士を取得している天才である。; 故郷を代官山の一族(すみれの母親)に救われて以降代官山一族を尊敬している。; 当初はショートステイだったが、後に入学するためにトライアルに参加する。; 実家が貧乏の為、要と結構分かり合える; 課題は『魔法で鍵されている箱を自分の手で開ける』というものだが、実際には自分の手のみで開けるのは不可能である(そこにエロジジイ…もとい学園長の狙いがある)。
生野真夜(しょうのまよ): CV:寿美菜子; 長身に豊満なプロポーションでオッドアイ属性持ちの美人でトアの指導員でもある。; 要とは元同級生である。; 得意魔法は回復系である。; 大食いであるがそれは、オッドアイに関係しているとある事が関わっている。; 再生魔法の研究を行っていたが、とある理由で中断している。; 魔法一筋であった為に恋愛事に弱く自身のルートでは自身の気持ちに意味が分からず要に相談するシーンもある。; ちなみに「この怪我は治したくない」とか「歩き辛い」とかある事を匂わせている。

サブキャラクター

志麻莉里（しま　りり）: CV：新堂真弓; 魔法科二年生。かつて孤児だったところを鷹取家に引き取られた。鷹取家の使用人であるが、柚子里が望むため学内では一人の友人として接している。柚子里と同様トライアルのメンバー。
九条要（くじょう　かなめ）: CV：風音; スズノネ魔法学園の教師で、主人公たちの担任。スズノネトライアル経験者だが、現在では合宿の監督を任せられるほどの魔法の実力の持ち主。しかし、学園長やすみれに様々な弱味を握られてしまっており右往左往する様は色々な意味で不憫。
島村静穂（しまむら　しずほ）: CV：水純なな歩; スズノネ魔法学園の研究員で、要は学園生時代の恩師。院生だが新技術の開発をしている。ただでさえ忙しいはずなのだが、喫茶アルバトロスの店員をしていたり、要の授業を手伝っていたり、時々合宿に差し入れを作って持ってくるなどいつ休んでいるのかわからないスゴい人。
代官山桃子（だいかんやま　ももこ）: CV：まきいづみ; 学園長の孫で、すみれの姉。既に学園は卒業しており現在は図書館の管理人兼司書。一癖も二癖もある代官山一族の例に漏れず、脈絡もなく動物と戯れていたり、授業を受けていたり、シャッターチャンス（主にパンチラなどそっち方面）があるとどこからともなく一眼レフのデジカメを握り締めて現れたり、とにかく神出鬼没。
三峰真（みつみね　しん）: CV：ルネッサンス山田; 魔法工学科の二年生で、美奈都の兄。主人公とは年が一つ違うが、年の差を気にしない悪友のような関係。兄妹そろって愛すべきバカであり、二人そろうと主人公にしかバカなノリにブレーキをかけられないほど。二年連続でトライアルのメンバーに選ばれているある意味伝説的な男。
代官山十四郎（だいかんやま　じゅうしろう）: CV：永倉仁八; スズノネ魔法学園の学園長。結構な高齢だが、チンピラのような服装をしているその風体はかなり異様。日本の魔法学界設立メンバー「七賢人」の一人らしいが、普段はどっからどう見てもただのエロジジイ。; ただし教育者としての志は高く、生徒に対する愛情は本物で手腕も確かなことから、本質的な部分においてはその性格を知る人達も含め誰もが(幸村やすみれさえも)信頼している。
代官山守路(だいかんやまもりじ): すみれと桃子の父親で既に故人。; かなり茶目っ気のある性格で至る所に連鎖するように仕掛けを施してある; 一つ目は魔力工学科; 二つ目は魔法実験ドーム; 三つ目はアルバトロス; 四つ目は中庭; 五つ目は食堂; 六つ目は資料室; 七つ目は箱船; 八つ目は鈴音ヶ丘駅; 最後は公園; 全てのミッションは二人で行う必要がある